パールライスのつれづれなるままに

日常のちょっと気になった事を気ままに書くブログ
最近は、美術鑑賞・ガジェット紹介が中心です。

橘小夢展 at 弥生美術館 in 根津

2015年05月23日 | アート・文化
この美術館は、画家ではなくて、イラストレーターの作品を主に展示する美術館です。印刷技術に依存しますから、明治~現代までが展示範囲となります。
従って、雑誌で良く見て親しみのある絵だけど、作者なんて気にした事が無い、と言う作者を展示します。

こぢんまりとした美術館ですが、夢二の作品も常設展示しています。
明治・大正・昭和レトロを存分に味わえます。
カフェも併設。今度試してみるかな?

今回の企画展示は、時代に埋もれて、忘れ去られてしまった人の展示です。
しかし、凄い画力です。ここまで怪しく、おどろおどろしく、妖艶です。
日本画家ですが、画壇を離れてしまったので(多分病弱だったせい?)、雑誌や本の挿絵を中心に活躍しました。
しかし、通常の文学ではないですね。ご覧の通り。探偵小説、今で言うホラー小説等。少女雑誌にも描いてます。まあ、文壇でも亜流の方と。

だから、忘れられてしまいましたが、画力は素晴らしい。通常の日本画でも引けを取りません。

今はどうだか分かりませんが、戦前までの日本人は、何とクリエイティブなことよ、と常々考えさせられます。

         
コメント
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