時間のしずく time drops 

たいせつなもの。すきなこと。

物想う子どものこころ。もどかしい親ごころ。

2012-07-31 | 本 のこと



娘とそのともだちの夏休みの宿題のお供で図書館へ。
ついでに、わたしも書棚からあれこれ拾い読み。

難しい年頃の子を持つ親へ向けて書かれた、ある一冊の本を見つけた。 


 《 自分の子どもだからといっても、理解するのは難しい。
  自分自身すら理解できないのが人間。子どものことをよく理解できると言う親は
  自分の理解の枠に子どもを閉じ込めているだけかもしれない。》

ん~~~~。なるほどねえ。そうかもしれないねえ。

中2の我が次男坊。。。基本的にワケ分からん大変難しい時期。物想うお年頃。
そこでわたしも中学生の頃の自分に戻って、彼を横からの目線で見ると、ちょっと理解できる部分もある。

この本は、こう続く。

 《 理解したいという自分と、理解できないという自分。この二つの自分に対して
  片方を否定するのではなく、両方に折り合いをつけていくこと。
  そして、子どもにその気持ちが通じるまで待つ態度も重要。》

霧の中を浮遊する息子のココロと追いかけっこしているような、
日々模索中のわたしには、たいへんありがたい啓示的文章だ。


 《 理解できる、できないはさほど重要ではない。
   大事なことは、十分にはできないけれど、理解したいと願う態度。》

願い・・・かあ。
いつの時代でも、親は願って見守ることしか、結局はできないのかもしれないね。


本は、時に「答え」を広げて見せてくれる。
まんま、鵜呑みにするわけではないけれど、つい窮屈になる思考の幅をぐんと押し拡げてもくれるし、
自分の中にはなかったさまざまな思考方法の道を示してくれることもある。 

膨大な冊数の中で、出逢う本。出逢うコトバ。
こころがほんとうに必要とする部分を、うっかり取りこぼしてしまわないよう、アンテナを広げておこう。


        



 


わたしの中の知らないわたし。

2012-07-30 | essay



数か月に一度は集まる、高校時代からのともだち。

ああでもないこうでもないと いろんな、いろ~んな話に 時間を忘れる。
気の置けない旧友は、ありのままの「わたし」を映してくれる鏡だ。

  へえ~。わたしって そうなんだ?

って、いまさらの驚きの発見があったりもする。
人間、いくつになってもあたらしい自分って見つけられるものなんだなあ。

「ほんとうのともだち」って、いくらオトナになろうが、歳を取ろうが、ひとにとって なくてはならないたいせつなもの。


いろんなことに感謝の気持ちが涌いてくる・・・って おばあさんのようだけれど、ホントにそう感じるこの頃。

投げてしまいたいことも、しんどいことも、
いろいろあってもね、それでも全部、自分の持ち時間だもん。
せっかくの持ち時間を投げてしまうのはもったいないもんね。

話しているうちに、自分の気持ちに気づくってことも、結構あるもんだ。
ともだちの存在に、こころから感謝~!!

                





繋がる回線

2012-07-27 | essay





コトバにすると、胡散臭く聞こえるけれど・・・

ココロには、目にはみえない通信回線がある。と実感することが時にある。

祈りの回線。

許しの回線。

どこからともなく降りてくる答えの回線。

キリキリと軋むココロをふいに緩めてくれる回線。



本能が必要とする時には、ちゃんと繋がるんだよね。ココロの通信回線。

ありがたいことです。。。





ヘンリー・マンシーニ

2012-07-23 | MUSICのこと



ヘンリー・マンシーニ。
ムーン・リヴァーの作曲家、
といえば、あ~ あれねって誰もが思い出せる。

ヘップバーン主演の映画に多く使われているからか、ヘンリー・マンシーニの音楽には馴染みがあって結構すき。

ヘップバーン以外の映画でも、「ナタリーの朝」や「アラベスク」など、
古い映画を観ながら、音楽もいいなあって思うと、やっぱりヘンリー・マンシーニだったりするんだなあ。

でも、つい最近「ピーター・ガンのテーマ」もそうだったと知ってとっても意外で驚いた。
「ピーター・ガン」という1950年代のアメリカのTVドラマは観たことがないのだけれど、
この曲は80年代にブルースブラザーズが歌っているのを聴いてからとってもすきになった曲。

数年前に車のCMに起用されたサラ・ヴォーンのリミックス・バージョンもカッコいい。

ヘンリー・マンシーニの、独特な哀愁のある曲調とはまた全然異質なこの曲。
しかも、この曲のヒットが足掛かりになって映画音楽で名を上げたとは!!

知らずに聴いていたなんて、今更ながら、ふしぎ。

それに、ヘンリー・マンシーニは、グレン・ミラー楽団のピアノマン兼アレンジャーでもあったそうだ。
それも最近知ったこと。

グレン・ミラーといえば、子どものころからよく家でレコードが回っていた、母のお気に入りだった音楽家なんだなあ。

すきなものって、やはりツタのつるみたいに、知らぬ間に見えないどこかで絡まって繋がっているってことなのねえ。。。


(ピンク・パンサーのテーマもそうだった!)


                   

 


ココロに響く道。

2012-07-21 | 古い建物 のこと

 

サザエさんに出てくるような、商店の続く道。

ここは台東区の「おかず横丁」近辺。

 大通りから少し入っただけで、ほっとするような懐かしい商店街が。

先日、たまたまこちらのほうへ用事があって通り抜けただけだったのだけれど、ココロに響く道だったなあ。。。

建物をたいせつに、まちをたいせつに暮らしていることが歩くだけで伝わってくる。

  



  



昔ながらのお城みたいなかわいい銭湯みっけ。 つるの漆喰のデコレーションがいいね。



 このタイプの造り、すきだなあ。。。昭和初期ごろのものかな。

戦災や震災にも耐えてこうして現存している古い建物たち。
下町を歩いていると、ほんとうの東京がみえてくる。
いつまでもたいせつに暮らせるように、もっと東京都が助成して保存に尽力してくれたらいいのにな。

 

今日もあちこちで、ひとつひとつ昔のまちの面影が消えてゆく。


  


偶然のひやしあめ

2012-07-20 | essay



夏になると、時々とっても ひやしあめが飲みたくなるのだ。

大阪の子どもだったからかな。

小さい頃、母の買い物に付いて行っては、市場でひやしあめを一緒に飲むのが楽しみだった。
東京ではあまり見かけないよね、ひやしあめ。

先日、しょうがのはちみつ漬けを作り置きしてみた。
薄切りにしたしょうがを、はちみつに漬けて冷蔵庫に保存しておくだけの超カンタンレシピ。

しょうがを取り出して、千切りにして、しょうがと牛肉のしぐれ煮にしたり
シロップの方を、紅茶にひと匙入れてジンジャーティーにしたり。

このまえ、暑くて暑くて、なんだか甘いものが飲みたくて、
このシロップを水だけで溶いて氷を入れて飲んでみた。すると・・・!


うわあ、びっくり! これ、ひやしあめだ~~~。

ひやしあめのことなんて、その時はまったく考えていなかったから、この密やかな衝撃はパンチがあったなあ。
本当のひやしあめのレシピは別物でしょうが、わたしには十分「懐かしのひやしあめ」!

偶然の産物。予期せぬ収穫! そういうのって、めちゃシアワセな気持ちにしてくれるんだなあ。


かみさま、Thank you!! って言いたいくらい、わたしには嬉しい出来事でした~。我ながら単純だ。

この夏、しょうがとはちみつには たいへんお世話になりそうです。

               



ぐらぐらでぐつぐつ

2012-07-19 | essay



国民の反対の声をよそに、フル稼働を続ける大飯原発3号機。


その直下に活断層がある可能性が高いという疑いが浮上している。 という先日のニュースに、え~~今更いうか!!??

って思っていたら、調査も手つかずなままついに4号機も稼働を始めた。

  なんちゅうことをしてくれますねん。。。

建物がいくら耐震構造で出来ていても、それが立つ地盤が上下左右にずれてしまえば・・・、
のっぴきならない状況の破壊が起こるということは素人でも想像がつく。

誰だって、ぐらぐらのいつ倒れてもおかしくないテーブルの上に、ぐつぐつ煮えたぎった大鍋を置いたりはしないよねえ?

専門家の方の意見では、地盤に活断層があるかどうかの調査は、一日か二日あれば可能なのだそうだ。

せめて、せめて、
国民の信頼のおける機関の確かな人々に調査を依頼して、(保安院とかじゃなくね)
活断層の真上での再稼働ではないのかどうか、明確にしてくれる良心ってもんはないのだろうか。
そして、全国の原発の立つ地盤の再調査もねっ。

(今更ながら保安院が関電に大飯原発敷地内の再調査の指示をだしたそうだけれど・・・
そんな内々の調査、国民はもう信じられないよ。)



国に「良心」ってもんがなくなっちゃうって・・・・とんでもなく酷い話だよね。かなしいことです。

それでも、どうにもなりゃしないよ、と投げたりせず
せめて、ひとりひとりが諦めずに、ココロのなかに「良心」と「希望」の居場所を大事に確保しておきたいものですね。






あかい空

2012-07-18 | essay

 

店のシャッターを閉めながら、ふと西の空を見上げる。いい夕焼けの予感。
急いで閉めて、久しぶりに夕やけのためのさんぽに出る。








いい色だなあ。。。自然の作りだす大きな大きな芸術だよねえ。

あかい夏のゆうやけ。 暑かった一日を名残惜しむように燃えるそら。


  今日も いろいろありました。 明日も いろいろあるでせう。


一歩一歩、あわてずに。 自分なりの 自然な歩幅でいこう~。





17万人の[見える意志]

2012-07-16 | essay

 

[さようなら原発10万人集会]in 代々木公園 に行ってきました。すごいひとひとひと~。
目に見えるこんなにもたくさんの人々が、原発に反対しているんだ・・・と思うとほっとするね。
ほっとすると同時に、怒りを覚えずにいられないよね。民意を無視した国のやり方に。

主催者発表では今日の集会の人数は17万人!!
見て見ぬふりは出来ないほどのひとりひとりの意志の数。
政府には、しっかりココロの目を開いて見ていただきたいものです。

以前、TVで脱原発デモのシーンを見た娘が「こういうの行こうよ!子どももいける?」と言い出したのがきっかけ。

毎週金曜日の首相官邸前デモも気になりつつ、子連れで夜ってのはウチにはムリがあり、
昼間に行けるイベントはないかなと探していたところ、しばらく前にこの集会を知った。

もんじゅ君もライブでごあいさつ。娘、はりきって撮影!

 

警察の方々の警備もすこぶる穏やかで、協力的に見えたなあ。

主催者の方々の誘導や指示の呼びかけもたいへん気持ちの良いもので、

イベントの司会者が、車両通行のため道を空けるようにという時にも、
「警備をしてくださる警察車両が通りま~す!みんなで拍手で迎えましょう!」
といった感じで子連れでも安心。優しいココロが伝わります。

この集会に来てよかったな。
10歳の娘にもとてもいい刺激になったようだ。
(ウチの反抗期中2次男にもこういう世の中のウネリを感じさせたいところだが・・・。)

それにしても。 今日はたいへん暑く、朝から汗が止まらないような一日。
林間学校を控えている娘・・・熱中症で体調を崩したりしたら大変なので、ほどほどのところで引き上げ。

参加することに意義があるんだもんね。

娘もわたしもいい経験のできた、暑い、そして熱い一日でした。

気持ちを継続することが、たいせつですだよ。

 

(もんじゅくんの公式HPからプリントしたお手製うちわ持参!)




ふた月に一度のご縁

2012-07-14 | essay




うちは、街の時計店。

30日までしかない月の翌月初旬には、いつもご近所のある老夫婦がお店にみえる。

腕時計のカレンダーが31日をカウントしてしまうため、一日日付がずれてしまうのを、
 自分では直せなくてねえ。 
と、いつも仲良くおふたり連れ立ってお見えになる。

日付を一日戻して、すこしお話をしてお帰りになる。ふた月に一度のご縁。

近頃お会いするたび、ご主人は徐々に足元がおぼつかなくなっていたのだけれど・・・。

最後にいらしたのは、奥様おひとり。
ご主人は、入院されているということ。
それでも、「この時計だけは付けていないと落ち着かないのよ」と微笑んでいらした。

桜のころ、ご主人の訃報を耳にした。。。

あの時計の日付を調整しに、おふたりでドアを開けることはもう二度とない

きっとあの時計は息子さんに譲られて使い続けられていくことでしょうけれど。

ふた月に一度の、あの穏やかなご夫婦とのささやかな時間は
もうここに廻ってこないんだなあ・・・。

しみじみと思う 七月の暑い昼下がりなのでした。







おんがくのくすり。

2012-07-13 | MUSICのこと

                 

マイケル・ボルトンのJazzスタンダード・カヴァーアルバム 「Vintage」

夫の年長の友人が、「これ聴いてごらん、きっと気に入るよ」 と貸してくださった。

去年、トゥーツ・シールマンスが来日した時に、たまたまお互いに好きなことが判明し、音楽の趣味が似ていることが分かったばかり。
(わたしは日程的に行かれなかったのだけれど、その方はコンサート後に握手までしてきたそうだ!!)
ちなみに、夫とわたしは音楽の趣味も映画の好みもまったくの真逆だ。

このCD、いや、ほんと。いいわあ。気に入りました。

マイケル・ボルトンは、以前ヒットした曲しか知らなかったのだけれど、
このひとの唄声って、とても耳触りがよく印象的。

このカヴァー・アルバムでは、
「The very thought of you」 「Smile」などなど だいすきな ゆったりとしたスタンダード・ナンバーを
独特なかすれたスイートボイスで静かに唄ってくれている。

「Smile」は、わたしの母もだいすきだったナット・キング・コールのバージョンがとても有名だけれど、
これってなんとチャップリンが作詞・作曲してるんだよね~。

それにしても、「Smile」の歌詞・・・今とても沁みるなあ。


このアルバム、気持ちがザワザワしている時に聴くと・・・・・・・・ココロが凪いでくる。
そして、まったり解きほぐされまする~~。ありがたや~。

いいおんがくは、お薬です♪





14歳への道

2012-07-11 | essay


人生には いろんなことが起こる。

昨日 笑っていても、明日のことはわからない。
今日 この世の終わりみたいな気持ちになったとしても、あさってには笑い飛ばしているかもしれない。

足踏みしてみたり、突然駈け出してみたり。
行きつ戻りつ、この先もキミはキミの道を行く。

生きてさえいれば、引き返せない道なんてないし、
今いる道がどんなにいばら道に思えても、見えないあの曲がり角をまがれば
その先はもしかしたら楽園のような道が開けていないとも限らない。

立ち止まって考えたければ、すきなだけ道端に座り込んで考えていたっていいよ。
考える事がなくなって退屈になれば、その先の道がどうなっているか知りたくなってくるものだから。

ただ、ひとつ 忘れないでいてほしいことは

たとえどんなに空虚で孤独に思える時でも、キミは決してひとりきりじゃないんだ ってこと。

自分を取り巻くすべてのものは、たとえみえなくても、今はそう思えなくても、
他の誰かとも必ず繋がっているんだよ。。。


                                   13歳8カ月のキミへ。    キミより少し長く生きてるハハより。   


             





クラゲのきもち

2012-07-10 | essay




ほらね。

クラゲだって再稼働反対デモ。

大飯原発3号機がフル稼働になる直前8日昼頃から、どこからともなく取水口に向けてクラゲ達が集まりだした。

クラゲや他のイキモノだって反対する権利を持ってるよ。 同じ地球の住人だからね。








もうひとりのムスメのLIVE

2012-07-08 | MUSICのこと

             

わたしの、あたらしいもうひとりのムスメ。

前の夏に逝ってしまった親友の娘、Kちゃんの大学の軽音サークルのライブへ。
ボーカルの彼女はサークル内のいくつかのバンドを掛け持ちしていて、
今回のバンドは聴かせられるからきて! と誘ってくれたので行ってみた。

お昼前のライブハウス!
昔、アマチュアバンドブームの頃、ともだちのバンドを応援しに
こうしてライブハウスに昼間っから来てたっけなあ・・・と懐かしく思い出す。

学生だらけのライブだから、「参観日の保護者」みたいに浮いちゃわないように
思いっきりラフな服で行ったら、ライブハウスの受付の女の子に
「おつかれさまで~す」とか~るく言われた。
ちょっとコレって、うれしい。?

まさか学生にみえた?とまでは言わないけれど!
サークルのOGに見えたのかな。はたまた逆光のせいか~。

一応オトナなので、「Kの叔母のようなモンですが~」と名乗って、受付の子にドーナツの差し入れをしておいた。

初めて聴いた彼女のステージでの唄声は、ずっしりと重量感があり上手くて驚く!
物怖じもせずステージに立つ姿を見ていたら、なんだかとっても ほっとした・・・。
こうして全力で打ち込めることがあるから、この子は大丈夫だ。

逝ってしまったアノ子と、一緒に見に来るはずだったKちゃんのライブ。
ママの分も代わりにいつでも聴きにいくよ!

でも。 激しい曲なのに、そっと涙を拭くオバサンひとり。 これはいただけませんね! 以後気をつけよう~。


                 



 


あの少女に逢いに。

2012-07-07 | 展覧会・アート のこと

 東京都美術館 「マウリッツハイス美術館展」

いつかひと目観たいと思っていたこの「真珠の耳飾りの少女」。
恩師T先生と上野で待ち合わせて観てきました。

始まってまだ1週間なので、案の定混雑はしていたけれど
そんなこと気にならないくらい観るのが楽しみなこの一枚の絵。

フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」は、特別に広い一室が設けてあり
この部屋へ入るときに、二択を迫られる~。
ひとつは、ディズニーランドのアトラクションみたいにくねくねと並んで順々に最前列で観る。でも立ち止まれない。
もうひとつは、ひとの肩越しだけれどすきなだけ観ていられる。

迷うことなく先生とわたしは後者派。これ、意見が別れたら困るでしょうねえ。

この少女のまなざしには、誰もが射抜かれたようになって視線が外せなくなる。。。
折角長い時間並んでも、歩きながらしか観れないのはツライだろうなあ。
空いているなら、両方体験したいところだけれどね。

ひとの肩越しとは言っても、すきなように観ていられるので、
かなり、かな~り長い間観ていたような気がする。観客の誰もが同じ想い。右へ行って観てみたり左へ行って観てみたり。
こんなに一枚の絵の前から離れられない気持ちって・・・???

この絵は、それほどにひとを惹きつける凄い力があるんだね。

この絵については、いろんな謎が取り上げられて語られている。
じっくり観て、フシギに思ったことは、アップとルーズとでは、少女の年齢まで違って見えるというところ。
アップで観ると、あどけない年端の行かない少女に見えるのに
引きで観ると凛とした女性らしさのほうが際立つように思う。

絵の技法には全く詳しくないけれど、感覚的にすごくフシギな気持ちにさせられる絵です。


 

     (ショップで買った一筆箋とポストカードより)

以前観た、この絵をモチーフに作られたイギリス映画「真珠の耳飾りの少女」 もう一度観たくなっちゃったな。
フェルメールを演じるコリン・ファースがとても色っぽく、この少女を演じるスカーレット・ヨハンソンがめちゃくちゃキレイ。
ストーリーには、 ん?ってとこもあるけれど、細部の描写がとても美しい映画です。

この「マウリッツハイス美術館展」 もちろん他の作品も多数展示されているのですが、
この魅惑的な絵を観てしまってからは、申し訳ないけれど霞んでしまうのが正直なところ。。。

それでも、レンブラントの肖像画はやはり断然目を引くし、ルーベンスのあの有名なアントワープの大聖堂の下絵も素晴らしかった。
ライスダールというひとの、風景画の空もとてもよかったなあ。。。

すきな絵をゆったりと観る、という豊かな時間を持てるって・・・実にシアワセなことだなあ、とつくづく思う。
あれやこれやの難題はちょっと横に置いといて、ココロに栄養を注ぐ・・・。これって、とっても大事なことだよね。

尊敬するだいすきな先生とすきなものが共通しているってところも、しあわせなことです。 (わたしが似てきちゃったのか!?)
ご一緒出来て光栄です~。


           

ローソンチケットで前売りを買っておいたら、ピンズ付きと記してあり、どんなのかなと思っていたら・・・
入場口で手渡されたものは少女の絵のピンズでした~!わーいラッキー。 早速バッグに付けました。

「マウリッツハイス美術館展」は東京都美術館にて 2012年9月17日まで。その後は、神戸へ!
少女のまなざしに射抜かれてみたいひとはゼヒ行ってみてください。                



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