時間のしずく time drops 

たいせつなもの。すきなこと。

誰もいない森

2021-10-31 | essay


時に呼ばれてしまう。
この森に。

大抵どんぐりの時期だ。
真夏のこの森をわたしは知らない。

今回、初めてこの小さな祠に気付いた。
なんと慎ましやかで厳かなのだろう。
石の祠
石の扉
いったいどんな神さまが
いったいいつからここに
鎮座していらっしゃるのだろう。


誰もいない森

マスクを外して深呼吸しながら歩く。

呼ばれるのではなく
私のココロが森を呼ぶんだろな。ほんとうはね。

本能に耳を澄まそう。
ココロが納得することをしよう。







地球人

2021-10-30 | essay

洗濯日和
洗濯物を干しながらふと見上げた先に
わぁ〜白いおつきさん

青い青い空に
白い月

ひと時、キモチを高く高く飛ばしてみる

白い月から眺める青い地球

今この瞬間も、宇宙から見る地球はきっと碧く美しく丸いんだ


赤いモデルさん

2021-10-26 | essay

アキアカネに遭遇!

「カワイイねーそのままねー」と囁きつつそっと近づく。
ぐっとレンズを近づけても飛び去ることなくポーズを決めてくれた。

ありがとね〜かわいいモデルさん。

元気に青い空を飛んで行きました。



ひとの文字の温度

2021-10-24 | essay


大抵いつも急を要する来阪。
今回も父の心臓手術の為の転院日に合わせて急遽行くことに。
まだコロナ禍の面会禁止が続いているため、転院手続きと手術説明のこの日が父に会える希少な機会。

信憑性100%とはいかないけれど、念の為薬局で抗原検査キットを買ってきてすぐ陰性を確認し、ワクチン接種証明用紙をカバンに、新幹線に飛び乗った。

果たして、手術無事成功!
またもや難を逃れることが出来た父の生命力は正に驚異的。
去年から日本でも認可されたらしい新しい方式の手術を受けることができ、体力を消耗し切ってしまうことなく無事に生還。
御尽力いただいた先生方にこころから感謝。。。

そして、大阪へ行くたびにいつも常宿にしている病院近くのビジネスホテル。

出張で使われるのがほとんどのようで、たいへんシンプルでお手頃価格。
小ざっぱりとした清潔感が気に入っている。
そして、いつ訪れても部屋のデスクの電話の横に
「この部屋の清掃を担当したのは○○です。ごゆっくりお寛ぎくださいませ。」と名前のところが直筆で書かれた小さなメモが置いてある。

いつでも父の病状に気を揉みながら辿り着くホテルの夜、このたった数文字の直筆サインの温かさに何度こころを持ち上げてもらったことか。

わたしはおセンチ過ぎるのかもしれないけれど、無機質なビジネスホテルの部屋が途端にほっとする空間に変るような気がするのだ。

そして翌朝、そのメモの端っこに
「ありがとうございました」とわたしも一言書いて、部屋を後にする。

たとえ一晩の仮の寝床でもたくさんの想いを抱えて過ごす場所。
わたしのように、人の字の温かさにひと時こころを緩めさせてもらったヒトは他にもたくさんいるはず。。。

ありがとうございます。
またお世話になりま〜す。

退院出来たら、父が夢に見るほど食べたがっている焼肉を食べに連れて行ってあげよう!

10月の黄色

2021-10-21 | essay

子どもの頃から馴染み深い「セイタカアワダチソウ」
キリンソウとも呼んでいたなぁ。

2年ぶりに乗る新幹線の車窓から外を眺める午後。
曇天の下、灰色のセカイの中一際目立つキイロ。
あれはお馴染み「セイタカアワダチソウ」

飛び乗った新幹線が東京駅を滑り出て街を抜け、多摩川を越える辺りから新大阪駅に到着するまでありとあらゆるところでほとんど途切れることなく彼らは明るく揺れていた。

田んぼの畦道
畑の周り
河川敷
山の裾野
道路の道端
線路の脇
広い荒地も

或るところでは列をなし、
或るところでは黄色の小山のように群生しその可愛い三角帽子を風に任せて揺れるキリンソウ。

車窓からずっと同じ花が見えるということは、
関東圏から関西圏までの太平洋側の気候はほぼ一緒ということか。
遠いようで近いってことかな。

心配事を胸に抱えて眺める窓の外、途切れては現われる揺れる黄色にエールを送られた気分になったのでした。



答えを待つ

2021-10-16 | essay

答えが降りてくるのを待つ。


時に判断が難しい出来事に出会う。
考えすぎると余計に迷宮に墜ちてゆく。
考えなさ過ぎるのはもっといけない。

そんな時はもう
本能に任せよう。

ココロをニュートラルにシフトして答えが降ってくるのを待つ。

わたしなりの
これまでの経験からの
出口を見つけるひとつの方法。


と、こうしてコトバに置き換えるのもまたひとつの方法なのであ〜る。



実はレトロな教文館ビル

2021-10-15 | 古い建物 のこと

先日、立ち寄った教文館にて
素晴らしい絵に出逢った。

「ユカワアツコ 草木鳥鳥文様展」


鳥たちの美しさ。。。
古い木の抽斗(かな?)に描くというセンス!
見惚れてしまいました。

そしてこの教文館ビル!
若い頃から目にはしていたものの中に入るのは初めてのこと。
エレベーターホール、階段などなどかなりの時を重ねていて思いがけない美しさ。

後で調べてみるとなんとこの教文館ビル、昭和8年竣工とのこと!
外観からはそんなに時代が経っているようには見えなかったなぁ。

なんとも不思議な教文館ビル。ギャラリーも書店も魅惑的だったし回転扉も気になる。
今度はもっとゆっくり訪れてみよう。


家路

2021-10-11 | essay

西陽の中を歩く楽しげな男の子たちの笑い声に思わずフレームイン!

いいねぇ
若者たちの明るい笑い声!

お家に帰ってお母さんのご飯をたくさんお食べ。

U25男子は皆、母目線で見てしまいます。笑。






青と碧

2021-10-10 | essay
Blue Blue Blue
この日の空は底抜けに青く
川面も碧く染めていた。




水のある場所がすきだ。
それはきっとココロが求めているから。

いつまで経っても今暮らす場所がホームに思えないのは、大きな川からも広い海からも離れているからなのかもしれない。

とは言え、日本は島国。
ま、俯瞰目線で見れば海は近いって思っておきましょか


ブラジル階段

2021-10-09 | 古い建物 のこと

なぜか知らねど、この階段を見上げる度にブラジルの光を連想してしまう。
ブラジルに行ったこともないのにね。笑。

先日TVCMでこの階段とよく似た踊り場を見かけた。
多分この場所だ。
違うとしても同年代の同じ設計ね。

隅田川沿いに建つこのビルはそんなに古くもないけれど新しくない、ちょいレトロビルという感じ。

何しろこの踊り場の透かしレンガには惚れてしまうのであった〜。

(ここの靴屋さんがすきなのです)








木の香りの展覧会

2021-10-07 | 展覧会・アート のこと


POLA MUSEUM ANNEX
中村萌さんの作品展
「私たちの行方」



かわいいだけじゃない深い深いなにかが視えるような。。。

楠の香りがマスク越しにもフワリ

本能的に「すき」なものに惹かれるままなわたし。

アートはいろんな分野のものがすきだけれど、思えば木を彫ってつくられた人形や置き物が小さい頃からとてもすきだったなぁと思い当たる。

緊急事態宣言下、いろんな展覧会を辛抱して見送ってきてすっかりアート欠乏症だ。

楽しみにしていた東京ステーションギャラリーでの熊の木彫作家藤戸竹喜さんの展覧会も、会期中東京都の感染者数が数千人単位だったので泣く泣く諦めることに。。。

解除はされたもののまだまだ予断を許さないウィルス…。
慎重に少しずつすきなものを吸収してココロを充電していきたいものです。



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