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時間のしずく time drops 

たいせつなもの。すきなこと。

映画「7th Heaven」サイレントライブ

2025-02-27 | 映画 のこと

だいすきな映画「7th Heaven」(邦題は第七天国)1927年アメリカ作

これを活動弁士、生伴奏付きで上映されるとあればそりゃあ行きますとも!
というわけで、すみだトリフォニーホールへ。
「ハルキと新垣隆のサイレントライブ」

7th Heaven 「第七天国」は約百年前の1927年(昭和2年!)に制作されたサイレント映画。第1回目のアカデミー賞受賞作品でもある。

わたしが初めてこの映画を知ったのは、十数年程前、図書館のビデオライブラリーにて。
いたく感動して以来、不意に観たくなって時々借りて鑑賞。

これを活動弁士ハルキさんと新垣隆さんの名コンビで、初めての大画面での鑑賞とあって期待大。

118分のも間、画面に合わせてよどみなく喋り続けるハルキさん。
画面を観ながら譜面無しで即興でピアノ演奏を続ける新垣隆さん。
なんて贅沢な時間でありましょう〜。

映画に没頭するあまり、生伴奏生語りだということを忘れてしまうほど。
時々ピアノを弾く新垣氏の後ろ姿と台本をめくるハルキさんを目にして、そうだった、生なんだったよ!とその偉業にも感動しつつこの濃厚な時間をしっかり味わってきました。

ハルキさん新垣隆さんコンビの上映はわたしは今回で2度目。
以前(多分10年程前)川越スカラ座にて小津安二郎監督の日本の無声映画での上演を映画好きな友人と鑑賞。
あの時も素晴らしい体験だったことをよく憶えている。(今回の上映を知ったのも川越スカラ座に置いてあったチラシから!)

今回は旧友Zちゃんと。
錦糸町で夕方からの上映なら、そう遠くない所に住む彼女と映画前に会えるかなと連絡してみたところ、
昔からフットワークの軽い彼女もぜひ体験してみたい!ということで急遽一緒に行くことに。
7th Heavenも活動弁士付き上映も初体験の彼女もいたく感動していて、声を掛けてみてよかった〜。

ハルキさんのこんこんと湧き出る泉のような声!
そして新垣隆さんの映画に寄り添う大河の流れのようなピアノ!

第七天国の映画の素晴らしさをより深く味わうことも出来て、本当に素晴らしいひと時でありました。

ありがとうございました!





鹿の木

2025-02-24 | essay
わたしのお気に入りの
鹿の木。
もう長いことそう呼んでいる。
この幹が鹿の背にみえるから。
影も鹿みたい!
と、今日初めて気付いた。
彼女の逞しく凛々しい姿にいつも惚れ惚れしちゃう。
影までうつくしい。

会うたび、木肌に手を当てて
元気でいてよと声を掛ける。
木は答えないけれど
きっと
わたしの手の温もりを覚えてくれている。ような気がしている。



うまれかわる

2025-02-22 | 古い建物 のこと
あれ?ここなんだったっけ。

更地になると何が建っていたのかすぐには思い出せないことがよくある。

ここはそうだ、メルサのあった場所だ。
以前、ここのショーウィンドウ結構すきだったんだけどな。。。

近代建築のヨネイビルが、今なら通りからもよーく見える。
メルサの前の地下鉄入口をよく使っていたのだけれどな。

同じくここ、銀座コアももう解体されるらしい。

ここは昔々、初めてのボーナスで母へのプレゼントのハンドバッグを一緒に選んだ思い出の場所。
小柄だった母にぴったりな小振りのハンドバッグ。
「いいのん買ってもらったわぁ」と後々何度も嬉しそうに言ってくれたっけな。

ノーブランドだけど、丈夫に出来ていたみたいであれから何十年も経つのにまだ綺麗。
母亡き後、今はわたしのところにある。

母とよく歩いた銀座。
あれから街は随分変わった。
母がすきだった喫茶店ももうとっくになくなってしまった。

街もひとも
消えてはうまれかわる。
ショーウィンドウの中でライブペインティングが行われていた。
後から撮った写真をみると
ショーウィンドウの中のマネキン人形さんみたい。
お疲れさまです!





不思議なリフレクション

2025-02-16 | essay
ふしぎなワンショット。

こんなん撮れてて
自分でもなんだこれ?
と思ったら…。

藤棚を真横から撮っていたわけです。
水上の藤、きっと素晴らしくうつくしいことでしょう。
暫し想像してみましょう。

藤が咲く頃にぜひまた行ってみたいものです。

浜離宮紀行
番外篇?でした〜!



江戸の時空の残るところ。

2025-02-15 | essay

江戸と東京の時空の交わるところ。
初めて足を踏み入れた浜離宮。
フシギなくらい、そこここに江戸の時空を感じて
うっかりタイムスリップしてしまうんじゃないかと。。
そんなふうに感じるのは、上野の不忍の池の畔辺り以来、2度目のこと。

知らず知らず江戸に想いを馳せてしまいます。


この水門で東京湾の海水を引入れているそうです。


なんとも気持ちの良い冬晴れの日だったので、
オオバンの潜りを眺めつつ
日向ぼっこをしながら
コンビニおにぎりをぱくぱくと。
遠くにフジテレビもみえますねぇ。

江戸の池に映り込む東京タワー。フシギな異空間。

浜離宮、素晴らしい日本庭園です。

僅か300円の楽園でありんすよ。





お花畑から。

2025-02-12 | essay

菜の花畑
こうして見ると、長閑な里山にいるよう。
でも、反対側から見ると!
大都会の花畑。

こちらの紅梅も、まるで地方に旅した気分の一枚。

振り返れば
ビル群と共に咲いている。

おもしろいなぁ。
万事、物事はみなそうなのかもしれないなぁ。

視る角度で見え方が変わる。
視点が変われば認識も変わる。
いろんな視点から視れるニンゲンでいたいものだな。

ちなみにこの素晴らしいお花畑は、東京都中央区浜離宮。
旧浜離宮恩賜庭園内。

先日の浜離宮朝日ホールでの五木寛之氏の講演のいいお話のあと、いい気分でいいお天気の浜離宮を散策。

気温はまだまだ低いのに、菜の花がもうこんなに咲いているとは驚き!
紅梅もほぼ満開。

この浜離宮、いつか行ってみようと思いつつ機会のなかった場所。
こんなに素晴らしいとは!!
長くなるので
とりあえず、お花編でありました。










五木寛之さんの講演会へ

2025-02-08 | essay

ほんの1週間ほど前、五木寛之さんの講演を聴きに行ってみたいなぁと漠然と検索したら…
やった!みっけ!

五木寛之講演会「人生の四季」
浜離宮朝日ホール

申込みに間に合い、初めて御本人の講演を生で拝聴して参りました。

杖をついて登壇されたのに、1時間立ったまま、時にホワイトボードをお使いになって講演され、今年秋には93歳になられるとはとても思えない!張りのあるお声でメモもご覧にならずにすらすらと!

時に笑いも巻き起こる
誠に素晴らしいお話でありました。

本もお人柄もだいすきです。

講演前、朝日ホールの周りをブラリとしていたら、広大な更地が!なんだろうとフシギに思って側を歩いていらした女性に尋ねてみたら、築地市場跡地とのこと!
そっかー!そういえば降りた駅は「築地市場駅」でありました。
でもまだこんな更地のまんまだとは驚きです。
そんなこんなをその方とお話していたら、やはり五木さんの講演前に同じように散策していらしたとわかり、
ハクモクレンがもう蕾をつけていましたよと教えてくださり、一緒に木を見上げ
この蕾が剥がれたものをうちの子どもたちは「オオカミの爪」と呼んでいたんですよ、なんて思い出話をしたり。
講演開場時間まで束の間のお喋りをたのしみました。
ふしぎな実もみっけ!
朝日新聞社のロビー。
初めての場所ってワクワクするなぁ。休日なのでとても静かです。


五木寛之氏がとても大切にされているという本の題名をしっかり覚えて帰り、ぜひ読んでみたくて古本をポチッ。
わたしもじっくり読んでみたいと思います。




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