さくらさんぽ

スマホの画面ばっかり見てるムスメを引っ張り出して

近所をさくらさんぽ。

お寺も神社も公園も桜色。

空はブルー、新芽はきみどり。

風もなく、なんて爽やかな気候。

さくらさんぽ日和でありました。

ムスメと近所を散歩するのは、とても久しぶりだ。

どんなときも

きれいなものはきれいだと

すきなものはすきだと

素直にココロを動かせるヒトであってほしいな。

４月から新しい世界。

本来ならワクワクしているはずの３月。。。

入学式も中止になり、気持ちを何処に置いていいのかわからない様子だ。

今までにないこの状況。。

先行きが見通せないけれど

希望を胸にしっかり抱いて

夢に向かって歩いていってほしい。。。

母は、桜を見上げる君の後ろ姿に

そっと祈るばかりです。

おみくじ、大吉！

良かったね！

ゆうやけ桜

夕方の寄り道さんぽ。

もしかして。

とお寺に立ち寄ってみると、やはり枝下桜も今年は例年より早く咲き誇っておりました。

お掃除をしておられたお爺さんにご挨拶して言葉を交わします。

夕陽を透かせた花びらがなんとも美しいですね。

と揺れる桜を仰ぎながら言うと、

「桜はうつくしい。。。朝陽に照らされる時間もまた素晴らしいんですよ。草に夜露が残る頃、ごらんなさい。」とお爺さん。

「自然はいろんなことを教えてくれます。何にもいわないけれどね。」

箒で掃きながらぽつんとおっしゃるそのお言葉に、大共感です！

「今度は早起きして朝陽の桜を見に参りますね！」

お礼を言って立ち去りました。

お爺さんは徳のある和尚さんだったのかもしれません。

閉塞感の漂う昨今。。。

何だか、ココロに爽やかな一陣の風がすっと通って行ったような、有意義な寄り道さんぽの夕暮れでありました。

朝陽の桜、早起きがんばろう。

フリージアの香り

黄色のフリージア。

母が一番すきだった香り。

母の誕生日には必ず買ってくる。

黄色いフリージアとモンブランを買って、母の住む家で一緒に食べた最後の春は

もう遠い昔になってしまったのね。。。

フリージアの黄色をみると、

母のかわいい笑顔をおもいだす。

フリージアのやわらかな香りに包まれると、母の慈愛に満ちた佇まいを想う。

黄色のフリージアに

面影を遺していってくれてありがとうね。おかあさん。

ふしぎな植物

植物は時々ケモノっぽい。

初めて見たふしぎな春の花。

世の中は知らないことで溢れてる。

このつぼみが、こんな風に手のひらを広げるみたいに花開くとは！

自然は思いがけない。

そして、うつくしい。

地球はニンゲンのためにあるんじゃない。ってことを

思い出させてくれる。

わたしを呼ぶもの

この日、春の午後の陽射しを浴びて

きらきらと揺れながらわたしを呼び止めたものは、

かわいい色した春の花ではなく、

カラカラに乾いた枯れススキの穂なのでありました。

春の枯れススキをこんなにも美しいと感じたのは初めてのことかも。

わたしも、ようやく侘びさびの分かるオトナになった？

あまりの美しさにすっかり見惚てしまいました。

春のなかの秋の忘れ物みたい。

なんでもない瞬間をだいじに

ココロにしまっておきたいな。

ミモザのきいろに教えられる

ミモザの黄色

惜し気もなくパワー全開☀️

植物たちは

まさに今を全力で生きる。

ニンゲンも出し惜しみすることなく「今」を精一杯生きているか。

と、自分に問うてみる。

不平不満、不安ばかりに気持ちを持っていかれてはいまいか。

目に映る春の陽射しや

流れる雲の白さにココロを預ける刹那。

掴む前に流れる「今」を

せめて

つかみたい、と手を伸ばす望みを

忘れないでいたいと思う。

シラサギ

今日から３月。

外の明るい陽射しに誘い出されて

昼下がりの腹ごなしさんぽ。

近所の小さな川を歩くシラサギにばったり！

街の中で大きな鳥に出逢うと

ものすごくテンションが上がる。

暫し見つめあって

こっちおいでーと

優しく言ってみたけれど

くるりと背を向けて

バッサバッサと大きな翼を拡げて飛び去りました。

うつくしい姿を見せてくれてありがとう。

この小さな川で、年に一回くらい遭遇するんだなぁ。

もしかしたら毎年同じこかなぁ。

元気でね。