時間のしずく time drops 

たいせつなもの。すきなこと。

引き寄せられる場所

2024-06-17 | 展覧会・アート のこと

またまた都会のジャングルに吸い込まれて来ました。
ここは近年とてもお気に入りの場所、南青山にある「岡本太郎記念館」

先日乃木坂駅近くのギャラリーに行った後、あまりの良い天気青い空にわたしの脳裏に浮かんできたのは緑の大きな葉の繁る南国のようなあの庭。

歩こうと思えば歩けそうな距離ではあるけれど方向音痴のわたしには辿り着けそうにないので潔く一駅電車に乗っていつもの表参道下車。

思えば初めて訪れたのも丁度この時期。バショウのバナナみたいな実の成る季節に久しぶりに会ったトモダチと訪れたのでした。
この庭には太郎氏の立体作品が所狭しと置かれていて、時間とともに草に覆われているのがまたいい感じなのだ。

太陽の塔に親しんで育った大阪のコドモだったわたし。
太郎さんの作品は平面より立体やタイルの作品が好み。
油絵はちょっと強すぎるものが多く怖いんだな〜。
(時々かわいい)
そして、作家のアトリエってのはなんとも興味深くてすきだ。
もっと近寄ってじっくり見たいくらい。

今回気づいたのだけれど
アトリエの中二階みたいなところに本棚がずらり。
太郎氏はどんな本を読んでいらしたのだろう。
太郎氏の愛読書を読んでみたい。

食べたものでカラダが作られるように
読んだものでココロも彩られるように思うから。

岡本太郎記念館。
きっとまたエネルギーをもらいに訪れたくなることだろう。

惹かれるものには素直に吸い込まれてしまおう。





MICHAEL KENNA氏の写真

2024-06-08 | 展覧会・アート のこと
マイケル・ケンナ氏の写真展へ
数年前、写真美術館での展覧会を拝見してからすっかりファンに。
少し前の代官山で展示は行けなかったので、今回こそは!と滑り込み。
乃木坂のGallery Art Unlimitedさんへ。



以前とても惹かれたこの1枚。
(この木はもう伐採されてしまっているのね…。)
この写真がまた観れてうれしい。

すぅーとココロに入ってくるマイケル・ケンナ氏の写真の数々。

スキに理由はないんだなぁ。

MICHAEL KENNA
50YEARS & JAPAN

ありがとうございました












アートの泉

2024-06-04 | 展覧会・アート のこと


先日池袋の東京芸術劇場のギャラリーへ。
Instagramで知り合った知人のアートを観に。

公募入選のいろんな作家さんの現代アート展。
つくづくアートって幅広いなぁと感心しつつ眺める。

アートってなんだろね。
自分がアートと思えばヒトが何と言おうとそれはアート。

なあんて考えていたら
奄美の孤高の画家
田中一村の言葉を思い出した。
「自分のこころを納得させるために描く」
奄美旅行で訪れた田中一村記念美術館。
静かな時間の流れる広々としたとても素敵な佇まいだったな。
丁度ツバメが建物のそばを舞っていて、絵の中から出てきたような…フシギな錯覚を今でも覚えている。
あの濃厚な奄美旅行、ついこの前のように思い出せるのに考えてみればもう12年も前の4月。。。

月日の流れる早さと言ったら!!

奄美の空気を吸いにまた行きたいものだなぁ。




「都市と廃墟の写真展」へ

2024-04-20 | 展覧会・アート のこと

2週間参加していた丸の内でのイベントの最終日、搬出までのスキマ時間に
あ!間に合う!と思い付いて
山手線で二駅、秋葉原へ。
「都市と廃墟の写真展」
秋葉原 書泉ブックタワー9Fにて

以前からインスタで拝見していた写真家さんの展示へ。
Instagram @toshibo さん

時間の止まったような廃墟で
植物だけが時を刻んでいる…朽ちゆく建築物と今を生きる緑のフシギなハーモニー。

こんな場所に身を置いて、朝のヒカリから夕暮れの茜までをみていたい…
と、想いながら写真を眺める。

束の間、旅してきたような気持ちになる写真展でありました。


(会期終了しています)



ムットーニワールド

2024-03-28 | 展覧会・アート のこと
先日八王子市夢美術館にて
「ムットーニワールド」を鑑賞。
ムットーニさんのからくりシアターはとてもふしぎな夢の世界。

いつだったか世田谷文学館の常設展示(?)でたまたま観たことがあり、前情報なしに観るムットーニさんのからくりシアターには度肝を抜かれたのでありました。
小さな箱の中に繰り広げられる物語は途轍もなく美しく情緒あふれる夢の世界。

またいつか観たいと思っていたのでありました。

丁度ムットーニさんご本人の生語りを拝聴できました。

しかし、ぎゅうぎゅうの聴衆、小さなボックスシアターの前で皆で床に座ったり立ったり移動したりの見学。
密集の人混みの中、床に靴のまま体育座り…なんてちょっと前のコロナ禍の頃は100%有り得ないことですねぇ。
そんなこんなの臨場感あふれるムットーニさんのストーリーテリングと音楽にすっかり引き込まれてしまったのでありました。

世田谷文学館で観たものはもっと文学的な香りの静謐な作品だったような…。
願わくばうつくしい作品を静かに間近で独り占めして観てみたいものです。

ムットーニさんのからくりは電機仕掛けとのこと。
昔モンテカルロの美術館ですっかり魅せられたオートマタは機械仕掛け。

動いているオートマタもまた観たいなぁ。









吉祥寺美術館「出久根育展」と「わたしたちの帽子」と奥野ビル

2024-03-03 | 展覧会・アート のこと

かわいいなあ〜

買ってきた図録を眺めて
またまたかわいいなあ〜とひとりごと。
先日吉祥寺美術館で「出久根育展」を観てきた。
出久根育さんの絵には『カワイイ』と『ちょっとブキミ』が混在してる。

出久根育氏を知ったのは
児童書「わたしたちの帽子」の挿絵から。
そしてこの本を知ったのはほんの一年ほど前にひょんなきっかけで知りあった妙齢の女性との会話の中でのこと。
なんの話からこの本に行き着いたのかは覚えていないのだけれど、多分わたしが古いビルの話をしたのだと思われる。
すると、子どもの頃に何度も読み返した好きな本に古いビルが出てくるのです、と彼女。
聞けば聞くほどそのお話の舞台はわたしのすきなレトロビル「奥野ビル」ではないかと。。。
彼女はその本を
わたしは奥野ビルを
ふたりの間の空中に思い浮かべながら話を擦り合わせていくと
まるでパズルが嵌まるみたいな感覚に。

どうしても読んでみたくなりその晩ネットで古本を入手。

果してその結果たるや…
ドンピシャ!奥野ビルが物語の舞台になっていてそこから不思議なファンタジーが繰り広げられるのであった。
これは児童書のくくりにしておくのはもったいない!

ストーリーがとても魅惑的でミステリアス。面白くて一気読み。
その挿絵、装丁がまたとてもすてきでちょっとブキミ。
すっかり引き込まれてしまった。
それが出久根育氏の絵だったのだ。

本を読み終えてすぐにもちろんその彼女に「やっぱり奥野ビルでしたよー!」とご報告。

奥野ビルへは行ったことがなかった彼女。その後奥野ビル探検へ行ってきたと連絡あり。
本の中で何度も入っていた建物に現実に入ることになるというのはこれまたフシギな感覚だったに違いない。

オモシロイなあ
つながるフシギ。

吉祥寺美術館にて「出久根育展」ゆっくりじっくり鑑賞してきた。
かわいい絵本の絵もすてき。
初期の頃のシュールな絵も好み。
そして「わたしたちの帽子」の原画も展示されていた。
そしてもちろん彼女にも開催を知らせ、その後無事観に行けたそうだ。

なんだかふしぎだなぁ。
わたしは彼女のお陰でつい最近読んだわけだけれど「わたしたちの帽子」は2005年発行のもの。

本の中に流れる空気はまだ静謐感のあった奥野ビルを想い出させてくれる。
わたしが初めて奥野ビルを訪れたのはその数年後くらいか。
現在の奥野ビルはギャラリーも増えて人気が出過ぎたのか少しざわざわと賑やかすぎる感がある。
あのし〜んとした空気、積もった時間の視えるような静謐感に浸ることはなかなかできなくなってしまった。

それでもやはりあのビルには特別な時空が浮かんでいる。
あの魅惑的な階段をゆっくり昇りたくなってしまい、銀座へ用事で行くたびついつい引き寄せられてしまうのだった。

「わたしたちの帽子」もう一度じっくり読もう。









『みちのく いとしい仏たち』東京ステーションギャラリー

2024-01-20 | 展覧会・アート のこと
如来立像(青森市)
ポストカードより

一見、無表情に見えても
近づいてよく見ると小さいお目と無造作にひと彫りしたお口が!

なんとも味のある仏さまや山神様の並ぶ展覧会。
『みちのく いとしい仏たち』東京ステーションギャラリーにて。

写真不可だったので、こちらを。
たくさんの仏さまを拝見しつつ、何だかだんだん観るだけで拝みもせず歩みを進めるのが申し訳なくなってきて、こころのなかで合掌。

くすっとこちらも笑顔になっちゃうにっこり微笑む仏さま。
強がってるのに全然怖くない鬼の表情。
どの仏さまも地元の方々にたいせつにたいせつに祀られてきたお方たち。

じっくり拝見しつつも、出品リストを何度も確認。

これまでたくさん展覧会を観てきたけれど、こんなにもどこの所蔵なのかが気になって手元の出品リストを覗き込むのはわたし史上初のこと。

あぁこの方は八幡平市の神社から、この方は青森市のお寺から、こちらは秋田市の寺院から!
美術館の光の下、澄まして並んでいらっしゃるけれど、普段は奥まった所に鎮座されて祀られ江戸の時代からずっと庶民の祈りや願いをそれぞれに受け止めていらしたのだなぁ…と思うと感慨深い。
たいへんお疲れさまでございます。

それぞれのお家へ早く帰りたいのではないかなぁと少し心配になりつつも
ニンゲンが皆帰って静まりかえった夜の館内では、もしかしたら夜な夜な仏さまたちの宴会が繰り広げられているかもしれない?などと想像してみる。
だって、十王像さんたちはともかくほとんどの仏さまが長い年月ぽつんと独りでお堂や祠に祀られてきたわけだもの。
今回の展覧会で初めて他人ならぬ他仏と相まみえた方々も多いのではないかしら。

「うちとこは山ん中ですねん。海はみたことあらしません。」
「わたしは漁村で漁師らを護ってますのや」
「震災のときはたいへんでしたなぁ…」

などなどと話は尽きないかもしれない?(あ、関西弁はイメージです笑。東北弁はわからないので。)

仏師ではなく地元の大工などの手によって彫られたとされるこれらユニークな出で立ちの仏さまたち。
個性派約130体が一同に介するとても貴重な機会に立ち会えたこと、有り難く思います。

『みちのく いとしい仏たち』は東京ステーションギャラリーにて2024年2月12日まで!




「湖畔」に佇む

2024-01-07 | 展覧会・アート のこと
息子夫婦のお宅訪問のあと、上野駅の線路をひと跨ぎ!

両大師橋を渡ると左手に国立科学博物館、右手に東京国立博物館。
この道を真っ直ぐ行くと
間もなくだいすきな建物、黒田記念館が見えてくる。
新年早々の黒田記念館!
うれしいなあ。
(黒田記念館は黒田清輝の遺志により創設された無料公開の建物です)

しかも新年で特別室が公開されており、とても久しぶりに「湖畔」を観ることができた。


この舟の絵は初めて。すてき。




いつ見てもここの階段はうつくしい。
数え切れないほど訪れているこの黒田記念館。
なんと夫は初めて来たらしい。

ふと思う。
わたしがこの世からいなくなったとして、数あるわたしがすきなものを彼はひとつでも挙げることができるだろうか。
否。まあそれはいい。
興味のないことはまるで目に入らない彼の習性をわたしはよく知っている。

それにしても息子夫婦の住まいの立地が羨ましいぞ!
徒歩で黒田記念館へも奏楽堂へもこども国際図書館も美術館も動物園も行けるなんて!
わたしも引っ越そうかな。笑。
上野動物園の年間パスポートは即買いだ。
毎日のさんぽルートにしちゃうんだけどな〜
夢みておきましょか。












アイリスとひまわり ゴッホの筆跡

2023-12-26 | 展覧会・アート のこと
先週、渋谷での忘年会の前に新宿へ。

Zちゃんとゴッホ展。
アイリスの美しいコントラストに溜息。

ゴッホの絵は、すきとかキライとかじゃなく圧倒的な存在そのものに惹かれる感じ。

小林秀雄の「ゴッホの手紙」に出会って以来、ゴッホやその弟テオに特別な想い入れを感じるようになり、最近ハマった原田マハ氏の本のお陰でより彼らに親近感を持つようになった。
ひまわりは何度観ても明るく光に満ちているけれど、何だか物悲しい。
今回一番よかったのはこの絵。壁紙の色合いがとてもいい。

以前観てとても印象深かった一枚、「レモンマルメロ梨葡萄」が来ていなかったのは残念。

SOMPO美術館、新しくなってからは初めて。
以前はすご〜く高層階にあったはず。
眺めが見れないのは少し残念。

平日の遅めの午後だったからか、思ったより空いていてゆっくり観れたのはよかった。

こうして本物を眼にする機会を持てることに感謝!


そして忘年会。
お喋りの止まぬ夜は更けて行ったのでありました。



「いのちをうつす」「動物園にて」東京都美術館

2023-12-09 | 展覧会・アート のこと
東京都美術館
展覧会「いのちをうつす」と
「動物園にて」を観てきた。

すきってスゴイ。
「すき」は膨大なエネルギーを生み出す。

ウシに魅せられてウシの木版画を作り続ける冨田美穂氏


ウシのマナザシの中に作者の愛情がちゃんと表れている。
愛情をもって接していなければこんなマナザシは生まれないもの。
ずっと眺めていたいくらい心地よさを感じる作品たち。

対談イベントがあったようで、参加したかったなぁ。
いつかこの作家さんの話を聞いてみたい。

ゴリラがすきでゴリラばかりを何十年も描き続けているという阿部知暁氏。


なんという慈愛溢れるゴリラの絵の数々!

ゴリラの絵、ジブンはどこから観ているか分析してみた。

まずは眼。眼は口ほどに物を言うって動物でもホントそう。
その次は繊細に一本一本描かれた毛並み。
そして手と足の表情。
ゴリラはわたしもすき。動物園ではサル山を端折ってもゴリラ舎は外せない。
ミュージアムショップで阿部知暁氏のこどものとも「ゴリラ」ゲットです。



ウマづくしの写真家今井壽惠氏
馬はいい。だいすき。
はだかの馬はとくにいい。

キノコづくしの小林路子氏。
ずっと見ていると森の匂いがしてきそう。
いつだったか吉祥寺美術館で拝見してから忘れられずにいるキノコの一枚の絵があるのだが、今回の展示にはなくて残念。もう一度観たいのだけれど、キノコの名前は覚えていないんだなぁ。
(小林路子氏の作品は撮影不可)


観覧無料の展示「動物園にて」
動物園の歴史的資料や味わい深い昔のポスターや入場券などなど
どれもこれも興味深くとても面白い。
撮影不可だったのが残念。
図録があれば絶対買う!と思いつつ観覧。
出口で聞いてみたら、図録はないとのこと。。。
後からまたじっくり見返したい細やかな動物の絵がたくさんあったのだがなぁ。

東京都美術館「いのちをうつす」「動物園にて」は
いずれも2024年1月8日までです!



超絶技巧にうっとり。

2023-11-25 | 展覧会・アート のこと

三井記念美術館
特別展「超絶技巧、未来へ!」



これもあれも元は木!!
素晴らしい木彫の世界。
人の手からうまれるものの素晴らしさに只々溜め息です。

この月下美人の花弁は一枚一枚鹿の角を削って作られており、なんと水を注ぐことによりゆっくり花が開く仕掛けに!
正に超絶技巧であります。
このカラスのうつくしさにもうっとり。。。
先に骨格と筋肉を作り、鉄を叩いて羽を一枚一枚打出したものを重ね付けてあります。

それもこれも館内上映の映像で観れます。これがまた素晴らしい!必見です。

明治工芸から現代アートへ!
たくさんの若い作家さんの活躍が頼もしいです。
日本の工芸も安泰ですね!

この特別展は
2023年11月26日までです。

休日の日本橋界隈って
のんびりしていてスキ。








敬愛するブラック・ジャックさま

2023-10-19 | 展覧会・アート のこと

積年の推し!孤高の医者ブラック・ジャック。

六本木ヒルズTokyo City View「ブラック・ジャック展」へ。

初めて観る原画に感動!!
修正の跡や、吹き出しの切り貼りがとてもリアル。

今は静かにそこに並んでいるたくさんの原画たち。。。
こうして出来上がるまでには手塚治虫氏ご本人を始めたくさんのアシスタントの方々や編集者さんの汗と涙、締め切り前の焦りやら緊迫感やら怒号やらに包まれていたのだろうなぁと思うと
一枚一枚凄味が伝わってくる。

中学生の頃ブラックジャックに夢中になり、お小遣いで一冊一冊買い揃えた単行本全巻は今もわたしの愛読書であり宝物。
(長男も一時期ハマっていた。)
何度も読んでいても、読むたびココロに深く刺さる名言は数知れず。

「ブラック・ジャック」
間黒男(はざまくろお)
彼に憧れた思春期真っ只中の中学生のわたし。
今ではすっかり彼の年齢を追い越してしまったけれど、今も変わらず敬愛している。

彼の人柄は一言では言い表せられない。
そしてブラック・ジャック全話が、哲学であり倫理学であり、深く濃い人間ドラマだ。
何十年経とうとストーリーは全く色褪せることがない。

ぜひ現代の子どもたちにも読んでもらいたいものだなぁ。
ブラックジャックと東京タワー。
急遽誘ってみた旧友Zちゃんとブラック・ジャック展堪能後にヒルズ地下のカフェでランチ&お喋り。
ここのラザニアとパスタとプリン最高に美味しかったなぁ。
食べ物は、美味しそうですぐぱくついちゃうので写真を撮る習慣はないのだけれど、健忘録として撮ればよかった〜

「ブラック・ジャック展」は2023年11月6日まで開催中です





「暮しの手帖」第一号の表紙原画

2023-10-05 | 展覧会・アート のこと
ここで花森安治さんの原画まで観れるとは!
先日、「土方久功と柚木沙弥郎」展へ出掛けて行った際、同時展示の「雑誌にみるカットの世界」展へも何の前情報もなしに立ち入ってみたら…!
これはこれはこれは!
雑誌「世界」と「暮しの手帖」の貴重なカット原画や表紙絵の原画などがズラリ。
いい感じのレトロな色合いの絵や素朴なのに何とも洗練されたカットの数々にうなります。
お腹がすいてたけどスルーしなくてよかった!

さて、ここ世田谷美術館への道中、散歩道になっている「いらか道」を初めて通ったのですがなんとも文化的ですてきな通り!
地面に百人一首が刻まれているのです。
詠みながら毎日歩いたら、すっかり文化人の仲間入りになれちゃうかも。
すきな一首をパチリ。
「瀬をはやみ 岩にせかるる滝川の われても末に逢わんとぞ思ふ」崇徳院


「雑誌にみるカットの世界」
世田谷美術館にて2023年11月19日まで開催中です








世田谷美術館「土方久功と柚木沙弥郎」展へ

2023-09-30 | 展覧会・アート のこと
(ポストカードより)
土方久功氏の立体作品「猫犬」
なんて自由な可愛さ。
だいすきな絵本「ぶたぶたくんのおかいもの」の作者、土方久功氏。
絵本の作者紹介を読んで以来とても興味を引かれて早数十年!?

ここにこうして導かれました〜。
世田谷美術館「土方久功と柚木沙弥郎」展

土方久功氏。戦前、パラオ更に離島サトワヌ島で原住民と生活を共にしながら制作、そして民俗学を研究されていたという。
その作品は素朴で力強く、温かでとても自由です。

ぶたぶたくんシリーズの原画も初めて目にすることができ、感無量であります。

柚木沙弥郎氏の作品はつい先日日本橋高島屋での展覧会でも拝見したばかり。
シンプルで自由なデザインにとても惹かれています。

(パンフレットより)

館内での柚木沙弥郎さんのインタビュー映像に釘付け。
100歳を超えて尚、表現をし続けるエネルギーとその制作への直向きな姿勢に胸を打たれます。

こころにズキューンと入ってくるお言葉を忘れないように急いでメモを!
ありがたくしっかり受け留めました。

「作りたいものを作るそれが一番いい」


「何が仕事でなにが楽しみか 続いてるんだよ」


「材料と会話しながらつくるんだよ」


「工藝、美術、アート、分類せずに作ればいいんだ」



「土方久功と柚木沙弥郎」展

世田谷美術館で2023年11月5日まで開催中です。(撮影不可)




アートハシゴの一日

2023-09-10 | 展覧会・アート のこと

日本橋高島屋で開催中の
「柚木沙弥郎と仲間たち」展へ。
すてきだなぁ〜〜〜
日本の民藝のすばらしさを再認識です。

そのあと、アートハシゴ。






9月に入って
すきな作家さんの個展が目白押し。

日本橋と銀座に絞ってハシゴしてきました。

アートはココロの栄養です。

さあ、わたしも一歩一歩がんばろう。











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