時間のしずく time drops 

たいせつなもの。すきなこと。

こどもとおとな

2019-03-24 | essay

預かり保育のお仕事。

普段は多人数だけれど、春休みともなるとぐんと減り、ほんの数人という日も。

先日、最後までひとり残ったAくんと一緒に、園庭でブランコを飛ばし、ジャングルジムに登り、吊り輪にぶら下がる。 

Aくんは、一緒に遊具で遊ぶわたしを見て、
「せんせい、ほんとうにおかあさんなの?」

「せんせいがこどもだったらよかったのに!」

と、くるくると面白そうに笑う。

そうだね。わたしはおとなだよね?
でも遊ぶのはたのしいもん、遊びにおとなもこどももないんだよ。

こういうおとなもいていいんだよ。

もちろん、怪我のないように視てるオトナのわたしも同時に共存しています。
一応せんせいなので(笑)

またブランコ飛ばして空まで行こうね、Aくん。


「バウムクーヘン」谷川俊太郎

2019-03-23 | 本 のこと


本屋さんがすきだ。

久しぶりに大きな本屋を時間をかけて歩きまわる。

本屋は宝物館だ。
宝がたくさん埋まってる。
 
キラリと
光って
わたしを呼ぶ本をゆっくり探す。。。
なんと豊潤な時間だろう。
すきなことがあるのは
しあわせなこと。

その日わたしを待っていてくれたのは

「バウムクーヘン」

だいすきな谷川さんのあたらしい詩集。

谷川さんのhpでみて、
よみたいなと思ってたんだったよ。

装画はなんとディック・ブルーナ氏。

わたしのタカラモノがまたひとつ増えました。



しあわせの照り返し

2019-03-21 | essay


親友のアノ子が亡くなって
今年で8年。。。

アノ子のふたりの子どもたち。気持ちの上では母代わり。距離感的にはなかよしの姪っ子、甥っ子というところ。

息子モドキYくんの就職のお祝いを兼ねて久しぶりに待ち合わせてランチ。
今回はカノジョも一緒。
前に一度ちょっとだけ会った時も今回も、とても感じのいいかわいい女性で、おばちゃんとしては大変悦ばしいばかりである。

ともに大学卒業、就職のふたり。これから新しい世界に飛び込む彼らに、
ささやかだけど実用的なハンカチと、わたしのおすすめ本「アルケミスト」と「長い旅の途上」をプレゼント。

カノジョは「アルケミスト」をしばらく前から気になっていたというから、やっぱりこの本は、ある日ぽとんと手の中にやってくる本なのね、とまたまた実感。

仲の良い若いカップルと一緒にいると、こちらまで一気に若返るわぁ。
しあわせの照り返し、存分に浴びてきました。


アノ子の子どもたちに会う時はいつも、
ココロの中でアノ子に話しかける。
「これから会うよ!何か伝えることある??」

返事はないのだけれどね。

それでも、知らぬ間にアノ子のメッセージをわたしの口が喋っていないとも限らない。かも?

ここに居なくても、幸せを祈ってることだけは確かだから、わたしも力一杯彼らの幸せを祈ります。






さんねんかん。

2019-03-16 | essay


子どもたちと過ごす仕事に就いてから三度目の卒園式。

卒園するこの子たちと共に三年間をここで過ごしたのだなぁ。。
沁々と、経った時間を想う。

大人にはほんのあっという間の時間だけれど、
3歳だった子どもたちの6歳までの三年間のなんという進歩!
からだもこころも手に取れるほど大きく成長している。

にんげん、万歳!といいたいくらい。

これから「学校」へと歩を進めるこのこたちをここで見送りながら、
ただただ、祈ります。

どうかどのこもすこやかに、
そしてココロに自由を許すことを忘れずにのびやかに生きていってください。

卒園おめでとうー!


君たちから、わたしもたくさん学びました。
たのしい時間をありがとう!


わたしの中のかみさま

2019-03-12 | essay
心配事があると
わたしが祈るのは
亡き伯母「ちゃこのおばちゃん」。

特別な存在だっただいすきな大事なひと、ちゃこのおばちゃんがわたしの前から消えてしまったのは、わたしが8才、小学三年生のとき。伯母はわずか49歳だった。

それ以来、わたしの中でずっと生きている伯母は
最早わたしの神さま的存在だ。

「テストの点が悪くありませんように!」

「お父ちゃんがお母ちゃんを怒りませんように。」

「あのひとがふりむいてくれますように」

「安産でうまれますように」

「子どもたちに怪我がありませんように」

これまでの人生、どんなことでも
気が付けばちゃこのおばちゃんにお願いしてきたわたし。。。

亡くなったひとはもうとっくに生まれかわっているのかもしれないけれど、
わたしが生きている限り、伯母は伯母のままでわたしの中で生きる。

誰かが言ってた。映画のセリフだったかもしれない。

「ひとは二度死ぬ。一度目は肉体の死。本当の死は、その人を知る人間が一人も居なくなった時である。。」

だからわたしは、今日もわたしの中の伯母に祈る。












ささやかなあたらしい扉

2019-03-11 | essay


友人と待ち合わせて
都電のホームに立つ。

かつて、都民の暮らしも長かったのに
都電に乗るのはなんと初めてのこと。

一両だけの車両はバスみたいね。
降りる人を待っていると、運転手さんが何やらマイクで早口に捲し立ててる。

おっと!乗車はドアが違ったみたい。慌てて前方のドアへ。ごめんなさい。

夕暮れの都電。
車窓を流れる見知らぬ風景。
何だか遠くに旅にきてるみたい。

駅に降り立って
住宅地の路地を抜ける。

こんなところに本当にお店が??

果たして。。
ありましたありました。

この日の目的地は人生初の本格スリランカ料理。こじんまりとした個人店。

辛いものに苦手意識があり、アジアンフードを避けて生きてきたわたし。。

つい最近、はたと気づいた。
ニガテって思ってるだけで、実は単に食べず嫌いなのではなかろうか??

というわけで、先月は仕事のイベントの打ち上げでタイ料理を食し、
案外大丈夫で美味しかったことに気を良くして、
この度はスリランカ料理にトライとなったわけでありました。

初めてのスリランカ料理。
辛いけれど美味しい。辛くないものもあるのね。
ココナッツ味の利いたカレーは辛いなりにマイルドな味わい。

ちなみに、この店を選んだトモダチはスリランカカレー大好物。

いやはや、あたらしいことを学んで、もうひとつおとなになりました。

53歳0ヶ月。
人生まだまだ未知なことだらけ!

自分の持ち時間を大事に、
これからもいろんなささやかな初めての扉を開けつつ
進んでまいるといたしましょう。


カワイイ木彫り

2019-03-10 | essay


 









トモダチと待ち合わせの前に
代官山蔦屋書店へ。

店内に展示されている「田島享央己木彫展」に立ち寄る。

少し前に日本橋での展覧会を見そびれたので、ぜひとも観てみたかったのであーる。

オモシロイ。
そしてカッコイイ。

3月22日まで開催中です!

都会の河津桜は満開をすぎたようですね。

一年の始動

2019-03-09 | essay


梅の花。
かわいいピンクのグラデーション。

いろんな春。

一年は既に1月から始まっているけれど、自分的には2月の誕生日をすぎ3月に入った辺りがいよいよ始動!と感じる。

スロースターターなわたしにはそのくらいが丁度いいかな。

さあ、今日も「今日しかない今日」

こころの端っこでそれを忘れないように、時間を大事にしよう。

だいすきな沈丁花も香りMAXです!


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