時間のしずく time drops 

たいせつなもの。すきなこと。

夕やけ

2011-09-30 | essay


「今日の夕焼け メチャキレイでさ~、写メ撮ろうと思ってチャリでずっと走ったんだけど
よく見えるいいスポットがなかった~」 中一次男坊が、家に帰るなり捲し立てる。

血は争えません。
今日の夕焼けなら お母ちゃん、ばっちり撮りました。

うちは、マンション群のふもとにあるので、見える空は コマ切れ。
それでも、最近とてもいい夕焼けスポットを見つけたのだ。
昨年出来たマンションの裏手、川沿いの遊歩道。ここに出ると、西側の空だけすっぽりと視界が開ける。


 これは 照り返した北東の空。


いい夕焼けに出逢うと どうしてだろうね、 とても気持ちが安らぐ。

大きな みえない なにものか の力に、フンワリと包まれているような。

ニンゲンの汚した空を こんなにもうつくしく彩ってくれて 「なにものか」にお礼を言いたくなるよ。。。



そんなこんなで、わたしのベストショット数枚を次男のケータイへ進呈。
「すきなもの」って、似てくる? 育つ環境の影響ってこうして出てくるのねぇ。

 

 

 


ジベタから。

2011-09-27 | essay




見上げた空に とてつもなく大きな ぞうさんの顔。


Life goes on !

いろんなことが起きてもね、なにはともあれ とりあえず 人生は続くのだ~。

視線をちょこっと上げて 楽しいことを見つけながら のんびり歩いていこう。 自分のペースでね。



 「・・・Life goes on.  Nothing lasts forever...」 

James Taylor and J.D.Souther 「Her Town Too」  の中のコトバ。 沁みますなあ。。。

  
                          




赤いヒガンバナ

2011-09-25 | essay


            

 彼岸のお参りに行ったら、お寺の庭にひっそりと。 でも、艶やかに。




むすめと ぶらぶら さんぽに出たら、線路脇のこんなところにも。

花は ちゃんと自分の出番を知っていて、つくづく偉いなあって思う。


いつの間にやら 涼しくなったと思ったら、もう どんぐりの季節だ。

植物の時間は きちんと巡ってる。 時間が止まったように思うのはニンゲンだけなんだよね。





さんぽしながら、拾って歩く。
ナラのどんぐり、クヌギのどんぐり、松ぼっく り。

公園の森でしばらく遊んだあと、自転車のカゴに秋の収穫の品々を乗せて帰る。


次の日には、ともだちと 庭でままごとのご馳走に早変わりしていたね。

あんなこと こんなこと。 
たいせつなたいせつな コドモ時間。

 



 


キツネの言うこと。

2011-09-23 | essay


  



失って ひどくこころが痛いのは それだけ深くかかわったということ。

たくさんの 時間と気持ちを共有したから そのぶん こころに空いた穴も深い。

ついこの前 読み返したばかりの 「星の王子様」。

その中で、キツネの言う理論と同じ。

・・・はじめは十万ものキツネと同じだけれど、ともだちになると この世でたったひとり、かけがえのないものになるんだよ・・・


プラスが大きければ マイナスだって大きい。

それでもいい。 それが こころをつなぐってことだと思うから。

上澄みだけの関わりでは得られない たいせつな時間と想い出。



なくしたひとには 「代わり」はいなくても
 

やさしい手を 差し延べてくれるひとがいる。

温度のあるコトバで 包んでくれるひとがいる。

そのひとの想い出を 共有できるひとがいる。


みえなくても 確かにここにある  しあわせを たいせつに。

今度 でも 後で でもなく、 今すぐに ね。



 

 


みえなくても。

2011-09-22 | essay




夏の終わり。


あの日 彼女が 上がっていった空。

どこまでも どこまでも 青い空。

こんな日に昇れて ほんとうによかったなあ。


          


空へ、見送る あの子の後ろ姿・・・。
みえなくても 最期のツーショットだから、思わずシャッターをきった。

あの子の佇まいが 出逢った頃のアンタにそっくりで 泣けちゃうよ。

何年前だったかな・・・ 冗談でわたしに言った 「あたしに何かあったら あの子らよろしくね~!」ってコトバを
わたし、ちゃんと守るから。

あの子らを これからも すぐ後ろで見守るからね。 アンタはちゃんと 上から見守って。



いつか わたしがソッチへいったら ちゃんと出迎えて案内してよね。


それにしても アンタってば、へらへら笑ってる顔しか思い出せない。可笑しいね。


    だいすきだったよ。  そんなこと 口に出して言ったことなかったけどネ。。。

     
 

 


ため息の行方

2011-09-20 | essay




ため息は、  はき出すためにある。

ため息をつくのは ヨクナイことだと言うひともいるけれど。

いいんだよ。 それは自然の作用だもん。

溜めっぱなしじゃ 行き場をなくしてしまう。

周りに申し訳ない気持ちがするなら、ひとりきりの場所で 存分にため息をつこう。

こころの中のグレーの雲も一緒に はあ~~ とはき出す。



もう  自分の力の及ばない どうにもしようのないことは

手の上で転がしてばかりいないで、

ため息に乗せて 空へ送ってあげよう。






 


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