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時間のしずく time drops 

たいせつなもの。すきなこと。

雨上りのキミドリたち

2025-04-29 | essay

なぜか5時前にパッキリと目覚めた朝。
咲夜の雨はすっかり上がっているらしい。
よっしゃ!久しぶりの朝さんぽに行こう。

義父母に3食運ぶようになってから朝さんぽはとてもとてもムリ。
起床とともに朝ご飯を準備してからオムツ替え&お着替えに。
中庭を挟んですぐ裏なので朝から行ったり来たり。
こんな時、距離のある介護は大変なことだろう…。
すぐそばでも大変だけれど、お盆で食事を運べることをありがたく思う。

雨上りの晴れた朝はだいすきだ。
ナニモノカが、ご褒美にわたしを起こしてくれたのね。(と思いたい。笑)

雨に洗われた草花が朝の光を浴びてなんてきれいなんだろう!



モミジのプロペラもなんてかわいいの。


新緑の季節。
かわいいキミドリの若葉を見るといつも母を想う。
春、昔暮らした家の庭の柿の木の芽吹いた若葉にそれはそれは愛おしそうに触れていた母の横顔が今でも浮かぶ。

今も生きていたなら、義母と同じく米寿を迎えていた母。
長いこと苦労してきた母の面倒ならいくらでも看てあげたかったのに。。。と思う。
間もなく紫陽花の季節がやってくると母が天に昇ってから20年になる。

彼の世があるなら、きっと母はだいすきな花や植物をたくさんたくさん世話をしてきれいな庭を作っていることだろう。と勝手に夢想している。
いつかわたしがそっちへ行ったならその庭を一緒に歩くつもり!
あ、雨上りの若葉を見れるように起こしてくれたのは母だったのかもね?笑


願望をユメで映像化する

2025-04-27 | essay
ゆめをみた。

大阪のどこかの街の地下鉄の駅に直結している駅ビルにわたしは居る。
知らずに入ったここはなんとも魅惑的なビル。
本に纏わる店だけが集まっている雑居ビルだった。

図書館風な店。専門書の小さな本屋。アンティークな古本屋。ブックカフェもあれば、お酒も飲めるブックバーもある。
束の間立ち寄った店にはなんだかとても観たくなる画集が並んでいて立ち読みがやめられずにいる。

あちこちの本屋をのぞいてみたくてウズウズしているのだが、わたしは東京へ帰るため17時発の地下鉄に乗らなければならない。
あ、と気づくとあと一分で17時なのに地下鉄乗り場を探してビルの店内案内図を眺めている。

どうせ遅れるならいっそ泊まってあちこちの本屋を見ようか、とわたしのココロが誘惑する。

さあどうする?

というところで夢から浮上してしまった〜。
あゝもったいない。
あの本屋もその本屋も魅惑的だったなぁ。
もう一度行ってゆっくり歩き回ってみたいなぁ。

でも夢なんだなぁ。
儚いゆめなり。

「儚い」という文字は人の夢と書くんだよなぁとまたもや沁み沁み想う日曜の朝なのであった。

朝さんぽの公園の花壇。
お花がしきりにわたしの袖を引くのでありました。




すきな場所。ちひろ美術館

2025-04-26 | 展覧会・アート のこと


久しぶりに「ちひろ美術館」へ。
「ショーン・タン」の特別展以来だからコロナ禍前か。ついこの前のようだけれどもう6年前!?

西巻茅子さんの原画展も開催中。絵本「わたしのワンピース」懐かしい。
わたしは持っていなかったけれど、小学生の頃よく遊びに行っていた友だちの家にあって、友だちの妹によく読んであげていたなぁ。



「ちひろ美術館」
ここはとてもすきな場所。子どもたちが小さい頃はよく何時間もお邪魔していたものです。

このほど65年振りに見つかった原画が公開されていると知り小一時間、時間を絞り出して鑑賞してきました。
平日午後遅めの美術館は、ゆったりした気持ちで鑑賞できます。
ちひろさんの絵はいつ観てもこころも頬も緩んできてほっとします。

再現されている「ちひろのアトリエ」では、視えないけれどそのまんまちひろさんが座って描いていらっしゃるんじゃないかな…と空想しながらいつも見ています。末娘も子どもの頃ここを見るのが一番すきだったなぁと思い出しました。

掲げてあるちひろさんのエッセイの中の言葉
「大人というものは、どんなに苦労が多くても自分の方から人を愛していける人間になることなんだと思います」この一文に勝手ながらいつも叱咤激励されているようなキモチに…。
かく有りたいものです。




星野さんの本の中の空気

2025-04-26 | 本 のこと
先日立ち寄った教文館のナルニア国(絵本店)で
ふいに目に飛び込んできた星野道夫さんの名前。

「ゴンベの森へ」星野道夫著
ちくま文庫2025年発行

星野さんのアフリカ旅日記。
アラスカの星野さん、アフリカへも行ってらしたのね!知らなかった。

貴重な体験を綴ったフォトエッセイ。
星野さんの文章を読んでいるといつも文章の中の土地の空気感まで伝わってくるからフシギ。
今まで星野さんの様々な本を読みながら、アラスカの冷たいけれど清々しい空気を味わってきた。

今回はなんとアフリカの森の緑の濃度の高い空気を吸ったような気持ちに。

星野さんの文章、とてもとてもすきだ。そして写真も。

不慮の事故により43歳の若さで亡くなった星野道夫氏。

ひとの一生は
その長さでは決してなく
いかに生きたか、その濃さにある。と星野さんを通じていつも感じる。

「人と人が出合うということは、限りない不思議さを秘めている。あの時あの人に出合わなかったら、と人生をさかのぼってゆけば、合わせ鏡に映った自分の姿を見るように、限りなく無数の偶然が続いてゆくだけである。が、その偶然を一笑に付するか、何か意味を見出すかで、世界は大きく違って見えてくる。」

今回も本の中に、光を放つコトバに出会った。

この言葉は現在道に迷っている我がムスメに読ませたい。

何度も読み返したくなる星野さんの本の数々。

無人島に一冊だけ本を持っていくとしたら…というあるある話、これまでコロコロ変化してきたけれど、今のわたしは星野氏「長い旅の途上」に決まりだな。


教文館のエスカレータードアのぐりとぐらのプリントがかわいい。
レトロな文字もすてき。



咲いて初めて知る!

2025-04-24 | essay
まんまるのモッコウバラ!
これでもか!と咲いている。
キミはモッコウバラの木だったのか。驚いた。
近所のお寺の境内の目立つところにあるのに、わたしはモッコウバラの咲く時期にここに来たことがないらしい。

蓮の咲く頃は毎日のように立ち寄っているので、すぐ側のまあるい緑の木を目にしていないわけがない。

何十年も近所にいながら知らなかったなぁ。
そういうことってきっとたくさんあるんだろうなぁ。

花ってホントに華があるってことねえ。咲いて初めて気付く。。。
あっという間に藤まで咲き出した!

1月に初めて訪れた浜離宮の印象的な藤棚にももう花が揺れているだろうか。

花のある間に果たして行けるかな。行きたいなぁ。




侍タイをやっとスクリーンで!!

2025-04-20 | 映画 のこと
日本アカデミー賞受賞記念に
川越スカラ座にて再度公開されていることを友だちが教えてくれて
先日滑り込みで鑑賞!

すっかりハマり過ぎてる「侍タイムスリッパー」
アマプラで2回観たあとの念願の初スクリーン鑑賞。
やっぱり違う!
表情の迫力が全然違う。
隅々まで大きくよく視える!当たり前だけど。笑

そして観れば観るほど作品の深みが視えてくるフシギな映画だ。

お寺でおやつにケーキが出され、高坂さんが感動しながら食すシーンにじわじわ。。
「日の本はよき国になったのですね…」と涙を浮かべるお侍さん。

果たして本当にそうなのか。。。と
現在を生きる私たちに問いかけられてようで何だか身の置所のないような気持ちに。

高坂さんの真っ直ぐなココロ、現代の私たちも見習う所多し!!


川越スカラ座で観れて感謝です。平日の映画館の観客は少人数ではありましたが、皆でクスクスアハハと笑いラストには大きく拍手!!
川越スカラ座さん、ありがとう〜!

ところで。
撮影の舞台となった京都太秦撮影所。
昔々、夫がイベント企画会社に居た頃仕事で出入りしていた時期があり、私も一緒に彼の知人に案内してもらったことがあった。

懐かしくて写真を探してみたら…
ありました〜。
約30年前の太秦撮影所。

「警笛ならすな」の表示。
映画の中にも何度もでて来たなぁ。そのまんまなのね。

20代の自分たち、流石に若い。
このあと撮影の合間の休憩中だった里見浩太朗氏、北大路欣也氏がそれぞれ快く一緒に写真を撮ってくださったのでありました。(感謝申し上げます!)
たまたま行った日にこうして時代劇の大御所の大俳優さんにあちこちで出くわすとは。。
この頃確かにテレビでも毎日のように時代劇の番組があったっけなぁ。
あの頃は全然見ていなかったのだけれどね。

時代劇は日本の文化なんだなぁと改めて思う。
近年、黒澤映画にハマって以来サムライ映画の醍醐味が少し分かってきたところ。

日本文化として失ってはいけないものだと「侍タイムスリッパー」に改めて教えられました。

侍タイムスリッパー
「いやぁ〜映画って本当にいいもんですね」って水野晴郎さんばりに言いたくなっちゃう素晴らしい映画であります。書いていたらまた観たくなっちゃったな。
中毒性あり!?笑




葉っぱのラビリンス

2025-04-19 | essay

若葉のラビリンス

若葉のこの時期
木々を見上げると吸い込まれそうなほど美しい。
光の加減で葉が透けたり
重なって濃くなったり
刻一刻と変化するアートのよう。
町を歩けばそこここに咲き揃う花々。
ワサワサと賑やかなナガミヒナゲシの一団。
もう咲いているの?
と仰天するモッコウバラたち。
4月だというのに今日は日向は30℃を超えていたに違いない〜。

夏はいったいどうなることやら。







さくらとアゲハ蝶

2025-04-11 | essay

ゆめかと思うよな取り合わせ。

桜を見上げに仕事前のヨリミチ。
桜の花にアゲハ!
初めてみたわー!

ちょうちょの童謡、そのまんま。
「桜の花の花から花へ〜♪」

それにしても今年初アゲハに桜の上で会えるとは驚いたなぁ。

以前旅した奄美では蝶々はひとの魂だと云われていると聞いたことを思い出した。

桜がとてもすきだったヒトがお花見に降りてきたかな。






映画「マリア・モンテッソーリ」

2025-04-03 | 映画 のこと
先日、イベントの搬入前にヨリミチ。

とっても久しぶりの
シネスイッチ銀座にて
「マリア・モンテッソーリ」を観てきた。

2023年フランス/イタリア
監督レア・トドロフ

モンテッソーリ・メソッドが生まれた物語。
何処の国もいつの時代も女性が道を切り拓いていくことには命を削るような困難が伴う。。。
子どもの権利のために闘ったマリア・モンテッソーリ。

「最も大事なのは子どもを愛することです」というマリアの言葉。
これに尽きますね。

入口の階段は昔の面影のまま。
ここが銀座文化だった時代、
二十歳そこそこだったわたしは、ほぼご年配の方が占める観客席に混じって毎週のように古き良き名画を観に通ったものです。
懐かしいなぁ。







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