【 rare metal 】

此処 【 rare metal 】の物語や私的お喋りの全部がね、作者の勝手な妄想ですよ。誤解が御座いませんように。

【哀歌】

2010年01月22日 01時59分00秒 | 無くした世界 



(写真は勝手イメージ 無関係)






【無理な怖さなもの】




アンな時にね。笑へるもんなんや。


なにぃがぁ?

近松のぉ。

ぁあ・・・・・・。歌舞伎ぃ。

ぅん。



キミは。物語ぉ。舞台のなかで観てると創り物なんだからと。



ボクはね。知ってるんだ。

ナニぉ?

キミの胸の傷。



咄嗟に横ぉ向いたけど、キミの顔色が蒼醒た。

隠しようがないほど。



ソレがどぉなの。



俯き加減の横顔ぉ。凄惨なほどの美しさだと。

其の顔を見詰めていたボクは美しさに圧倒され。

想はず息ぉ飲んでしまいました。



ぅん。なにもぉ。っと。ヤットぉ。



雑踏の中。周りに人など、いないみたいな感じで歩きました。

手ぉ握り合ってふたり。


ナニも話さずに。



キミの手。温もりのない手のひらだった。



ナニかぉ喋れば。キット壊れるものがあるから。

ナニかぉ聴けば。知り過ぎることもあるから。



駅までキミは。ナニも言わなかった。



電車の窓から、ボクぉ視てたけど。

ボクは。キミの視線がボクの躯を通り過ぎ。

遥かな遠い処ぉ観ているみたいだったと。




 

  (映像は文章の勝手イメージ)




ユックリト電車が動き出すと。

コッチぉ向いたキミの。濡れた瞳はボクを殺します。



ボクの心には。滅多と悔みなものが溢れました。



キミの唇が微かに。

ナニかぉ、微かに。


駅ぉ出て。信号待ちしながら想いました。

サッキ。ナニぉキミがいったのだろうと。




サヨナラ。


だったと気づいたのは。

キミの訃報ぉ受け取ったときでした。






オヤスミサナイ


  



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