【 rare metal 】

此処 【 rare metal 】の物語や私的お喋りの全部がね、作者の勝手な妄想ですよ。誤解が御座いませんように。

虚実の日々

2005年07月19日 23時10分53秒 | 無くした世界 



過去の出来事を 否定する気持以上に
無くした未来 っをです

おそらくです おそらく
あの時に何も起こらなければと

きっとです

あの儘なら どんな風な未来になってただろうなと
振り返るとき 無駄足なのかと 女々しさが募りました

白状しました 弱気心に
そうすれば 刹那でも 楽さが訪れましょうからと
だけど暗さは着ても 安らかさ 訪れませんでした
そんなものは 初めから幻覚想像
事の初めから 生き方が勘違い


知れずに眼の前
涙模様ナ濡れたる世界
眺められしは 此の弱虫者

情けなさ濃いく黒く 襤褸な胸の中に広がりました
胸奥の真ッ暗な 果て無い底深くまで



夜毎にです

酒精に弄ばれ 万年床に倒れ込むほど泥酔しても 
脳内世界の何処かが 覚醒し続け 寝付かれず
暗闇を ジット見続けて空想し 確かめようとする世界

幻が 救いかと勘違いの 想像世界 
酒精が催す酩酊と 嘘が紡ぎだした
虚実の日々の始まりでした

眩暈が始まりました



経験は 無いもの強請りの現実化
無聊と書いて 同じ事
忸怩たる気持ち 何時までも
諦めきれずに 追憶へと
何処までも 限りなく 遠のく我が心

自分でも呆れ果て 如何ともし難く
振り返り視れば 現実逃避の幻想世界


無くて元々 だから要らぬ体験 重ねました
そして悔やむ心 辛く 辛く
モット辛く モット ・・・・・ そして モット辛く

苛め抜く情けなさ 快く為るまで


反省なき浅はか者 無理にと我が身 亡き者に
あの世へと望みしも 意気地無く 叶へられず
駄目ならば 此の身 幻世界に閉じ込めました

其処は 思いの儘の 独り善がり世界



眠らなければと 

追い詰める感覚 眠らなければと
睡眠はと 脅迫紛いに 覚醒され続けます
やがてな時 夜が白々と明けるから

眠らなければと 

脳の中 熱く圧力懸かっていました
眠らなければと 覚醒させます
憶えなくとも 憶えたくても



あの時の狭き部屋

独り寝哀しみ芝居見物 桟敷席かと
独り寝は 安らぎからも見放され
追憶浸り 寂しき想いから逃げられません

嫉妬 妬み 悔やみ心
何処までもと 奔りました

包まれました 何もかも
狂う物に 覆い尽くされました
一分の隙も無く 悉くに
身の置き所が 判りません

忘れし出来事 忘却出来なくても



吐く息 凍える部屋で
視えぬ天井にと 昇っているはず
観得ぬけど 想いと共に 暗さナ天井にと

其れ 仮想昇天 

出きる事ならばと 望めぬから
叶えられずに 吐く息だけでも
溜め息 何度も

見つめるは 冷え冷えな 暗さな世界
きっと 向こう側には 煉獄
手招きしてます 辿り着けましょうかと
望みし幻想世界


堕ちれゝば 逝けれゝと

何度も何度も 逝きたい
幾たびも そぅ願いました


冬の 深まる晩は 冷酒
独酌 傾けるは心の世界


酩酊 脳が呟きます

 儘よと



終わりました