【 rare metal 】

此処 【 rare metal 】の物語や私的お喋りの全部がね、作者の勝手な妄想ですよ。誤解が御座いませんように。

「縁切寺」

2009年07月23日 03時47分48秒 | 異次元世界 

(イロイロ弄った掲載画像は 某氏)




「モォゥなぁ。柵(シガラミ)がなぁ。ワイ。窮屈やねん。」

「・・・・・ホンナラ御前なぁ、どないしたいんや?」



「・・・・・ソッソラァ・・・ドナイモコナイモないがな。」



「御前なぁ。イッペン死んだらドナイやねん。ナァ?」

「シッ!・・ッテぇ・・・ゴメンナサイ。」

 



 (映像はぁ。上記文章の勝手なイメージ 無関係)




「素直に生きたらえぇねん。ダボっ!がぁ。」


「ゥン。」



気がつけば人生の後半もトックニ過ぎてますがな。

トックニなぁ。手遅れ。



バイバイ




 


【夢の途中】MoviePhoto ウツツ(現) の彼方。  

2009年07月20日 01時45分48秒 | 大人の寓話


 (写真はイメージ・想い人サン)



「Tサン。ナンかぁなぁ。 えぇことないやろかぁ?」

「カッキャン。 ぇえことぉってなんやねん?」


「昔ぃみたいななぁ、気持ちがなぁ。 奮う(フルウ)よぉなことやがな。」

「・・・・・・・ナニぃ考えてるんや。」



「ドッカで弾きぃ、手にはいらへんかなぁ・・・・・・・・ ナァ?」



「そんなんやったら、ワイが先ぃやで。」

「ゥン。判ってるがな。いつでもなぁ、付き合うで。」



「・・・・・・ぉおきにな。」



Tサンの店で出してくれて、啜る麺(ラーメン)。自分の一番の好みの味ぃですねん。




  (映像は文章のイメージ 無関係)




「ドッカでなぁ。」

「ぅん。ドッカでやで。ホンマニぃ。」


友は。限りにと想いが通じる者ですねん。

他人(人サン)にゃぁ、夢物語やろぉけどなぁ。



 ウソなもんかっ! 



現(ウツツ)で巡り会う者どぉしのなぁ、物語ぉ語り合いますねん。



そぉやぁ~!

「無限」ッテなぁ、名前のぉスナックぅあったなぁ・・・・・・マスター。お元気やろかぁ?



自分。コノゴロ。酔えば懐かしさぉ求めます。

ソロソロなんやろかぁ?



おやすみなさい。



ホナ、バイバイ



   


   


お盆に。【赤色エレジー】 

2009年07月18日 01時36分37秒 | 無くした世界 
   
 (写真は 妄想感覚のイメージ)




盆踊りの晩に。


夜店見物にと兄嫁と、幼い甥っ子の手をひき、賑わう八幡様の境内を歩いてた。

広場の真ん中、盆踊りの櫓を中心に灯された、豆電球提灯の明かりだけの暗さな夜でした。


遠くの人の顔がヤット判るくらいな暗さの奥から声かけられた。


声は何処からと辺りを見まわし、踊りの騒音の中耳をそばだてる。

歩きながら耳を澄まし、なんとかもう一度と。

だけど、乱打する太鼓の音と炭坑節が邪魔をする。


立ち止り、足元を見る。

薄明かりの中、甥っ子が不思議そうに見上げてくる。

ボクの真似をし、イガグリ頭の横に小さな手を添え小首を傾げた。



雑多な夜店の、客を拐(カドワカス)かとな威勢のいいテキヤの大声。

櫓の上の拡声器からは、ガ鳴るような踊り歌が降ってくる。


集う人の群れからの、多くの喋り声などの騒音の中では、

人を呼ぶ声なんてかき消され、何処から聴こえてきたのか判りづらかった。

気のせいだったのかと、幼子の手を引きよせ歩きかけた。

微かにボクの名前が盆踊りの曲の中から聴こえた。


今度はサッキよりハッキリと聴こえた。

ボクの背中の向こう。大鳥居の方角からだった。


人混みの中。人影の隙間から遠くを覗くように闇を透かし観る。

だけど、観えない暗さは、モシかしたらとのボクの想いを複雑にする。


提灯の明かりだけの闇の中。

盆踊り見物客の浴衣姿が、黒き影で群れ蠢めく。

その中から、聞き覚えな声で呼びかけてきた。


「〇〇クンぅ?・・・・・チガウ?」


声とともに境内を取り巻く連なった、燈籠の黄色い灯りを背にしながらだった。

白っぽい浴衣姿の人の影が近寄ってきていた。



女下駄が軽やかに敷石を踏み打つ音がついてきた。

揺れながら近づく仄か灯りの提灯に描かれた、赤い金魚が浮かび上った。

ボクの顔の傍まで。


「やっぱりそぉだよぉぅ」


提灯が下され影がちかづき言いました。成熟した大人の声でした。

マサカとな、懐かしさの声聴けば、モシかとの自分のうわずった気持ちが声に出た。


「キぃッ。君かぁ!」


「本当にお久しぶりです。」

「ソォッそぉです・・・・・お元気してましたかぁ。」

「あたもぅ・・・・・」


声に大人の艶がありました。昔の、あの頃の若い澄んだ声じゃぁなかった。


「いつ帰ってきたのぉ?」

「昨日かな。ぅん、きのうだよ、昼に。」


汗ばむ肌に、お盆の蒸せるような暑さは感じなくて。

戸惑う意識が覆はれるは、身体の芯奥からの熱さでした。

知らずに胸の奥深さな処で騒ぐもの。煩いまでも激しくと。でした。


「キクぼう。おじさんご用事だから先にいっとこぉ」


ネェさんが気を効かせ、甥っ子をつれていく。


「ボウ、あとでなぁ! キンギョ掬うからな。」

「オジサン約束だよぉ!」



遠のくふたりの影が人ゴミに飲まれると 「〇〇クンのお子さんかと想ったぁ。」

「兄(ニィ)さんの児だよ。」 ボクはブッキラぼうに言います。



それからしばらくは、後ろを振り返り盆踊りをながめてた。

人混みに佇むふたりの間には、何も会話はなかった。

話すことは山ほどあったのに。


ボクは聞きたかった。あれからどうしていたのかと。



あがた森魚-赤色エレジー




(映像は、文章のイメージ)




あの女(ヒト)は、この場から立ち去ろうとはしない。


ボクは情けなくも、意識に沁み込んでくる、昔の物事(モノゴト)で参りそうになってきた。

忘れることもできずに今までボクが、ボクの人生で引きずっていた物事。


黒さでナニもかも包み込んで消し去る暗闇でも、

忘れさせることもなく止めることができない、若き日々の出来事。



打ち上げ花火が、頭上で瞬く星の影の中で破裂した。

境内を埋め尽くす人々から、どよめく様な歓声が。


彼女が何かをいってきた。ヒトの歓声が煩くてボクは聞き取れなかった。


「なんだよ?」

「あのころって寒かったよね。」


聴けばボクの心は包まれます。儚さを純情だと勘違いしていた時代の憶え感覚に。


「ぅん、貧乏してたもんなぁ・・・・・・・」

「そぉだよぉぅ」


久し振りに聞く彼女の男ことばが、滅多とボクの気持ちをやっつける。

記憶が深まるようにボクを昔に戻し、ナニもかもと還します。


「〇〇クン。最後に言ったよね。」

「ナニ?」


「いつかは何処かで逢えるかも。ッテ 」



見上げる夜空の花火。

想いでの深さが滲ませる、泪の幕で揺れ輝きぉしてました。





おやすみなさい。



バイバイ




     

BUZZ「わかれ-詠訣」

2009年07月14日 03時10分37秒 | 無くした世界 

(写真は出鱈目なイメージ:無関係)





【自作自演の想いこみ】


「コナイナコトぉ・・・・ナンやけどぉ。アノ児ぉなぁ。アンひとの子ぉとぉ・・・・。」

「ナンでワイにぃゆうてますん?」


「ナンでぇッテ。ドッカで云わんかったらぁ・・・・ウチぃ狂うはぁ。」



別の日にぃ、将棋ぉ挿しながらぁ。連れ合いハンからぁ。


「ボクなぁ、アン児がなぁ、モノゴッツかぁいぃてなぁ。」

「・・・・・・そぉなん・・・」


物も言えずになぁ、差し手ぉ考えるフリしてましたは。自分。


「アンタにしかぁ・・・・ 」

「ナンぉやねん?」


「キットぉ、駄目なんやと想いますねん。」



其れから暫くしてぇ、旦サン。

襤褸アパート裏のぉ、汚い臭いのする三ダン濠にい下向きに為って浮かんでましたは。



奥サン。蒼白な顔でワイに言うねん。

「ウチが殺しましたんやはぁ」


  ッテ


「ソナイナン、どないでもえぇねん。」

「ナンでぇ・・・・?ですぅ」


「死にヒトさんはぁ、タダの抜け殻ですがな。アカチャンはぁ生きてますやろぉ。」



奥サン。しゃがみ込んでぇ大泣きぃ、しました。



 

コンときの情景ぉなぁ、夏の前の蒸せる夜更けた晩にぃなぁ。

イッツモ想い出しますなぁ。





眠れんけどぉ。


バイバイ




  


オヤスミナハイ

  


世情

2009年07月11日 10時42分43秒 | 無くした世界 

 

(写真はイメージ:無関係)




【戻り時間ゴッコ遊び】


時々。昔の出来事ほ想い出しては暇ぉ潰し、空想遊びに耽っています。



自分が若いころ、独りモンの時に棲んでいましたのは、ボロ丸出しなアパート。

戦後の焼け跡原ッパに、今なら廃材モンの材料ぉカキ集めて建てられていました。

シッカリ継ぎ接ぎ(ツギハギ)ダレケな、観てくれもキッチリ安普請な外観でした。


タダ寝起きできれば、それでいぃだけのボロな造りの安普請アパート。


住人はですね、タイガイが分け判らんお人サンばかり。

まぁ。マトモナ職業にぃ就いてるとはぁ想ぇへんお方さんバッカシ。


廊下に私物を置き忘れると、直ぐに無くなってしまいます。

消火器なんかぉ設置しても、同じでした。

ドアの施錠は絶対ぃ忘れたらぁアカンかった。

チョットの留守で、ギョウサンの物がドッカニ逝ってしまう。



ある日。隣の部屋に引っ越してきた人サンが。

(その部屋の元々の住人、警察に身柄を持って逝かれたまゝ。ツイに還らぬモンにと。)



背中丸めて旦サンが引くリヤカーを、赤児を背負った奥さんが後ろから押してました。

アパートの階段下に着くと、ァッ!と言う間もない引っ越しの終わり。

夫婦の家財道具が、リヤカー一台分しかなかったもんやからぁ。



引っ越しの御挨拶にと、新聞紙に包まれたモンを手渡しに夫婦がきた。

受け取りながら、狭い玄関に立つ旦サンの肩越しに、俯いた奥サンを。


「イチオウゆうときますけど、壁が薄いさかい気ぃつけや」


此処らの住人には似合はん、白チャケた顔の旦サンが。

「夜中にぃコドモがぁ泣くかもしれんけど、カンニンしてやぁ」 っと。


「ソンナンはえぇねん。アカチャンは泣くんが仕事やからな。」

「はぁ・・・?」

「ソレヨカな、睦み事ぉ聴かされたら独りモンには毒なんよ。」

「ムッ!ムツミゴトぉっ・・・・・」


奥サン。後ろで躯を震わせながら、笑い声を堪えてましたは。


「アッチのほぉさえ気ぃつけてクレはったら、ワイはえぇわいな。」

「わかりました。気ぃつけますは。」

「ホンデナ、戸締りはキッチリするんやで、忘れたらアカンデ。今ぁ鍵ぃ掛けてきましたんか?」

「ぉい、どないなんや?」


奥さん確かめに慌てゝ出て行った。


「コレ。持って帰ってくれんやろか?」

突き出した新聞紙包みを眺めながら 「はぁ?」 っと色白旦サンが。


「ワイにな、コナイナことせんでもえぇねん。気ぃ使わんといてんか。」

「ぁっ、挨拶ですさかいにぃ・・・・・」

「挨拶は道で会ったらしよ。ナッ。」


何度か新聞包みを押し合いこしてたら、新聞紙が破れてしまった。

包まれていたものが土間に落ちた。泥がついている薩摩芋だった。


「ワイ、独りモンやし料理はせぇへんのんや。ソヤさかいコナイにギョウサン要らんねんっ!」


玄関のドアが開き奥サンが言いました。

「ウチが蒸しますから、後で持ってきますからぁ!」


芋を拾う奥さんの手ぇ、元々は綺麗な指やったんが分かる細さでした。


「奥サン、気ぃ使わせてカンニンやで。」

「後からでヨロシイやろかぁ?」


奥サンの目ぇ、薄暗い裸電灯に照らされていました。

目ん玉ぁ覆う涙がぁ、黄色っぽい灯りでキラキラ輝いてました。



ワイ。心で想いました。この二人ぃキット訳ありモンやなぁ・・・・・っと。

タブン、引っ越し荷物の少なさから、夜逃げモンやろぉッテ。



「ゴメンやで、あとで頂かせてもらいますは、ぉおきにな!」







あの時代ぃ、大概の人サン。一生懸命にぃ生きてましたよぉ!



アカン。チョットなんとなくぅ・・・・・・・ッチ!

昼間っから一杯、ヒッカケタイ気分ですがな。



バイバイ





  


甲斐よしひろ 「バス通り 」

2009年07月11日 02時49分46秒 | 無くした世界 

(絵はイメージ)




「チョット驚いたはぁ」

「ソォナン・・・・・未だぁ拘ってるんかぁ?」


「ぅん。」



退院して初めて町にでたら、往きなれた街角で昔の女と出逢った。

綺麗になっていた。


大人の女の雰囲気が、アイツの周りに漂っていた。

以前はつけていなかった香水の匂いがした。



「いつ出てきたん?」

「一昨日や」

「色が白ぉなってモタやんかぁ・・・・・・」



陽にあたることなんかなかったからなぁ。

ット、言いかけたけどやめた。



「・・・・・アンタぁ、ウチなぁ、身ぃ固めたん知っとんかぁ」

「聴いとるで、よかったなぁ」



「ありがとぉ」



横目でアイツの顔ぉ覗いたら、目に涙がぁ・・・・・ッチ!。



「どないしたんや?」 少し言葉加減が強かった。


自分。持ってた珈琲カップぉ皿に叩きつけたかったけど、止めた。




薄暗ぃ茶店の奥のボックス席。 

古い型のクーラーが、今にも壊れそうな唸りで、温い(ヌルイ)空気を掻きまわしてた。



「ゴメンなぁ、ウチがアナイなコトぉせんかったらムショに行かんでもよかったのにぃ」

「もぉぅ、えぇがな。終わったコトや。」


「ゴメンなぁ。ホンマニごめんなぁ!」



ほかの客がボックス席を囲む仕切りから首をのばしてコッチぉ覗いてた。



「ウマイ事いってるんか?」

「ナニぃ?」

「アイツとや。仲よぉいってますんか?」


「・・・・・・ぉおきにぃ」


「ナンがおおきにヤネン?」

「ゴメンなぁ・・・・・・」



吹き上げた煙草の煙。天井付近で舞っていた。



「ウチなぁ、クニ(故郷)に帰ろうぉ想うてる」

「ナンでや?」



訊いて、訊くんじゃぁなかったと。

自分。バスの時間が迫っていた。



「ワイ。ソロソロ行かんとアカンねん。スマンけどな。」

「ェッ!」



店の外は、眩しい陽の輝きに満ちていた。


背中の向こう側で、女のヒールが舗道ぉ駆けてくる音が近づいてくる。

音が前に来る前に云いました。


「もぉ!えぇやろもっ!」



俯き歩いてゝも、過ぎゆく人が道を開けてくれているのが判った。

早くバスに乗り、コナイナ町から出て往きたかった。



【音】甲斐よしひろ「バス通り」SINGER 21st





おやすみなさい。



バイバイ




    

本牧メルヘン

2009年07月09日 02時51分38秒 | 無くした世界 

(写真はイメージ:無関係)




【ヤッツケ仕事】



「オマエラ。アン時ぃドナイやったんや?」

「どないッテ?・・・・・ニィ(兄)サン?」


「・・・ッチ!(クソダボがツ!)・ワイが訊いてるんやで。」 
 


振り返れば。自分の足跡(軌跡)なんかぁ・・・・・

トックに霞んでますがな。



トックニ












チョット気になる記事がぁ。

吉田拓郎ハン。御身体の具合がぁチョット・・・・・ッテ


ドォカ。負けんといてくださいな。




オヤスミナサイ




  

追記。

今から寝ても。キット。ドォシヨウモナク眠れないと想います。 
イロイロなもんがぁ・・・・・・心ぉ責めてきますしなぁ・・・・・・

焼酎ぅぉ、イッパイ呑んでもぉ、酔わん。


ケド。寝なアカンしなぁ。



バイバイ



  

モシカシテ

2009年07月07日 03時52分38秒 | 大人の寓話


 (写真は作者のぉ勝手なイメージ。メンゴね。)




「手ぇツカマエテくれんへかったらぁ・・・・・ 」

「なんやねん?・・・・ドナイやちゅうねん?」


「・・・・・もぉぅええっ! ナンもない。」



ワイ。判ってましたは。

そやさかい訊かれたときなぁ、もっぉ心が萎へそぉやった。


どぉなるかってなぁワイ、判ってたで。キッチリ



アンタ。恋人の心の中ぁキッチリ覗かなアキマヘンでぇ・・・・・・絶対っ!




バイバイ




  

復讐心:イツカァヤッテヤル

2009年07月02日 04時06分32秒 | 幻想世界(お伽噺) 

(写真は、ボクの勝手な脳内イメージ)




「ウチがナンで求めたらアキマセンの?」

「アカンってユウデせんがな。ショォモナイからやねん」



勝手な男の想い込みなんかで、蔑まされて堪るかいなっ!

ッテなぁ。アンときぃ。ツクヅク想いましたはぁ・・・・・・・ァホッぉ!

 





オヤスミナハイ




バイバイ