【 rare metal 】

此処 【 rare metal 】の物語や私的お喋りの全部がね、作者の勝手な妄想ですよ。誤解が御座いませんように。

【 おとなの七夕 秘話 】 ≪ 其の壱 ≫

2007年07月10日 11時25分41秒 | 大人の寓話
  



サテ先日の七月七日は、七夕さんでしたよねぇ

ェットォウですねぇ去年か一昨年、七夕で記事ぉチョット

 ッデ今回も、チョット



【 おとなの七夕 秘話 】
  ≪ 其の壱 ≫


≪彦さん:牽牛星≫ と ≪姫さん:織女星≫の

見上げる夜空の、遥か彼方の壮大な宇宙をですね
忙しく駆け巡る、語るも≪卑猥≫な≪逢引≫のお話しですよ。

ぁッ! ごめんなさい。 言い間違いですよ。

語るも≪猥雑≫なお話しでした。ごめんなさい。


まぁあるていど自称≪助平ぇ≫だよ、っと自認しているわたくしには

トッテモ理解不能?なんですよ。

一年に、タッタ一回ッ!・だ・け・のッ 待ちに待った逢瀬。

わたしなんかね、一年の十二ヶ月のデッセ 三百六十五日にッテですよぅ・・・・

タッタ一度のッテあんさん・・・・・マッタク想像すらぁ・・・・ミガモタンッ!


ッデ、暗くて広い宇宙の真ん中を、銀色に輝きながら流れる天の川。
その天の川の真ん中辺りに架かる、トッテモ太くて長い、ぁッ!・・・・チャイマッ!
トッテモ長くって大きな橋が架かっています。
その≪逢瀬橋≫ッテ 名前の橋の真ん中辺りで、彦さんがね歩いています。

≪牽牛黒助≫ッテお名前のですよ、牛といっしゃにね。

可愛さよりも憎たらしげな顔した熟年牛の、真っ黒な鼻先にぶら下っている
ピカピカッテきれいに磨かれてる、真鍮の輪ッ架に通した手綱を引いてます。


彦さん、引っ張ってるデッカイベコを振り返って、懇願致します。


「なぁクロ、すまんけどもぉチョット早ぁにお歩きできへんかぁ?」

「旦那、ワテになに言うてまンの?」

「ナニッてそないに歩くん遅かったらなぁ、夜が明けてまうやんけッ!」

「ハァ?・・・・旦サンそないに秘めごとしたいんかッ?」

「ぇ!・・・・・そらぁお前(ァホッ!ワテにナに言わすねんッ!)したいがな 」

「よッ!コのドスケベッ!エロゴトシッ!」

「ェッエロゴトシってッ!・・・お前なぁ・・・・」


「ヨッ! コラ海老蔵ッ! 金玉屋!」


【注:≪金玉屋≫の≪金玉≫はね
地球で言われているような≪○ン○マ≫じゃないんです
天界での読みはね≪コンギョク≫ッテ言うねん
皆様誤解なされませんよぅにお願いネッ】


彦さん(イッペン川に沈めたろかッ!あ・ぁ~んワレェ!)っと
思いましたが、コイツにナニ言うテモって、直ぐにお諦め。

仕方がないから、再び橋の遥か向こう側目指し、トボトボと牛歩な歩みで進んでゆきます。

(クッソォぅ!いつか喰ってやるッ!)ッテね、思いながらですよ。


まッ コのワン仔。ぁ!チャウチャウ・・・・マタヤッ!

コの牛の ≪クロ≫。 普段から、ケッコウ彦さんのゆうことチットモ聞こうとはいたしません。

まったく手に負えん、厚顔無恥なギュウ野郎です。ハイ


ッデ、逢瀬のお相手方の≪姫ハン≫。
恋焦がれるオットコ前の彦さんが、いつ来るかもぉ来るかッ!
ッテ、お待ち焦がれ状態。

可哀想になぁ・・・・・チカカッタラワテガお相手イタシマスノニナァ・・・ェロッ!ぁ!チャウ、ウフッ!


「彦様、ソロソロお見えに為りはりますえ、ソヤカラ姫様、暫くシバラクのお待ちをぅ 」

ッテね、チュウネン塾女のじっ・・・・・、チャイマッ!侍女の≪艶然奴:エンゼンヤッコ≫
って源氏名の女が、≪逢瀬橋≫の反対側の橋の袂。天突くような高さの欄干近くで
ソワソワして彦さん待ってはります姫ハンに、声掛けハッタ。

っんですけどなぁ、姫ハンの耳にはマッタク入りません。
そりゃぁそうやろなぁ!スキヤンのこしか、頭にはナイナイやからなぁ!


「エンゼンヤッコ、使者はっどうしたのじゃ?」

「ぇ!姫様、死者ってッ!」

「・・・・エンゼンヤッコ、使者よ 」

「シシャ・・・ぁ~!使者ねッ、ハイ姫様。サキほど爺めが、まだ戻ってはこぬゆえ
   新たな使者をたてましょうかと、そのように申しておりましたが 」

「エンゼンヤッコ、使者はまだ戻ってはきませんとは、なにゆえじゃ?」

「ぅ・・・・・っんとぉ姫様、チョット申し上げにくう御座います 」

「エンゼンヤッコ、ソチとわらわの仲じゃ、良い遠慮は要らぬ、もうしてみよ 」


(エンゼンヤッコ、エンゼンヤッコって毎回毎回ジャマクサイッ!今から省くッ!丁寧語も省くッ!)


「ホナ姫さま、遠慮せんと言いますね 」

「いぃよ、言ってごらん 」

「実は、今まで出した使者ども、いまだにどの使者も戻って来てへんねん」

「ぇ!そぉなん?」

「ぅん、どうしてかは存じまへんけどなぁ、誰一人として戻ってきぃひんねん 」

「どっかで遭難でもしたんやろかぁ?」

「さぁ・・・・途中まで見送らせた者の船も帰ってこんしぃ解らんよぉ 」

「爺はナンって?」

「ぇっとぅジジィが言うんには、いくら韋駄天の船でも、チョットぐらい速くってもアカンかもぅって 」

「へぇ~!アンタそら股どないしてなん?」

「じっチャン呼んできますね、ウチぃあんましカラクリゴトはよぉぅ解らんさかいにぃ」


ッデ、急いで橋の袂まで呼び出された、腰が曲がってゝ長い白髪で頬と顎には豊かな白髭蓄えた
ドナイ視ても博識さが窺われる、恩年ぅん千年は生きてきたやろうッテ感じの爺様。

流石に歳のせいか足元は、少しぃフラついてますッ!

でもね、中年塾女の艶然奴は、別の醒めた見方をいたしております。

【おそらく先ほどまで酒精度数トッテモ高純度な、
  天界名物≪天の白酒:アマノシラサケ≫
  なんかぉ一杯、引っ掛けてハッタッ!】ット。


「姫さま、こたびの使者のこと、如何も出来かねましょうかと 」

「ぇッ!できかねましょうかッテ、どうしてですか?≪天然惚け太郎≫
   ぁッ、イャ!ッ≪千年老け太郎:センネンフケタロウ≫ッ! 」

「ははぁ! 申し上げにくいことなれど実は、我が国の天駆ける船の悉くが残念ながら
  既に旧式に為っておりまする故に、以前のような速さが出来かねておりまする 」

「ぇッ!旧式ぃ? 」

「はッ!残念ながら、申し訳御座いませぬッ!」

「ベッ別にお前が謝らぬともぅよい・・ぃ・・・・」


ッテな遣り取りが、彦さん、今自分が歩いている橋の向こう側の袂で
おこなわれているとも、マッタク露知らずなんですょ。

 まッ、知りえようもないんですよ。

ダッテ、幾ら橋の真ん中辺りって言ってもね、
恋しい姫ハンが、お待ちに為ってはる橋の向こう側の袂までの距離。

≪十数光年ッ!≫なんだもの。

随分と、現実感のない数字ですけども、例えば。

今彦さんが例えばね、Puぅ~ッ!ッテね、屁をこきハッタってデッセ、例えばでっせタトエバッ!
その妙なる音がね、タトエバですよ、もしも向こう側の橋の袂で待ってはる、姫ハンに

届いたとしたらですよ、そのころには姫ハン、もぉぅケッコウナ塾女ハンッ!

やろなぁ・・・・?



「旦サン、休もうなぁ 」 っと、後ろからの声を聞く前に

彦さんが引張っている手綱、ぴーんッテ伸びきってました。
彦さん、なんやろかぁ?っと振り返ると、牛のクロ
橋の上で腹這いになって、ぐったりしています。

「クロ、休むってなぁ、サッキ休んだバッカシとちゃうんかッ!」(ボケッ!)って

続けて口から出そうなのを、グット喉元で堪えてます。彦さん。

「そないにゆうけどスキ者旦さん、あんたは目的があるさかいえぇけどな、ワイはないもんッ 」

「目的ってなんやねん? 」

「助平やんかッ!とぼけはってからに、モォ~!」

「ススッスケベエぇ、ナンヤッテェ!おッおまッお前ぇ・・・・プチッ!」 ット、彦さん頭の線が切れハッタッ!

ほんまにコイツのドタマ、一発喰らわしたろッ!っと、腰の職人帆布袋から
手に馴染んだ木槌を取り出し、クロに近づこうとしましたら
突然ッ! 背後でデッカイ爆発がッ!

何事かと振り替える間もなく、背中を強烈な爆風が襲ったッ!

彦さん頭から吹っ飛ばされ、眼の前のクロとゴッツンコッ! 

「グッ!ギャッ!ぎゃあ~!」

クロ、爆発の閃光をまともに眼に受け、眩しいッ! ッテ想う間もなく
襲ってきた彦さんの石頭で、角と角の間の額を、超激ッ!頭突きッ!
され、爆発の閃光眩しさ以上の、眼の前真っ赤ッカッ!

「モォ~! 」 

まッ、平和なドコゾの牧場で、ノンビリのどかに鳴くような

「モォ~」 ッテなぁ、鳴き声やなかったなッ!


っで、二人とも、ぁ、チャウッ!一頭とお一人はッ!
今まで苦労して歩いてきた方に、橋の上を吹っ飛んでゆきますねん。
彦さん飛ばされながらも大爆破があった方角、見れました。

幅広い≪逢瀬橋≫の真ん中辺りで、キノコ雲型の爆煙モクモクッテ吹き上げかけてたッ!


ッデ、可也な距離を吹っ飛んだ二つの生の物体、橋の渡り板に強烈に叩きつけられたッ!

「ぎゃッ!:もグワッ!おッ^!」 っと重なる悲鳴ッ!


サキに転がるのが止まったのは、流石に重量の重いクロやった。
彦さん、まぁアンガイ小柄な方やったんやけども、爆発の衝撃爆風ッテ恐ろしいもんで
スッゴイッ!速さでクロの中年太りな腹に頭から、ズッコンッ!って大当たりッ!

クロ、今度は「モギュッ!」ヤッタ。



「ダッ・・・ダッ旦さんぅ・・・・ドド退(ド)いたって・・ぇなぁ 」

お見事にも橋の真ん中で、大の字になっているクロ。言いました。

自分の腹の上で、コレもお見事にもクロと同じように
大の字になって完全な気絶状態ッ!の彦さんの背中を
右腕の、ぁ!・・・・・チャイマ、右前脚なんやッ!
その脚の蹄で彦さんの背中を軽く叩きハッタ。

「ぅぅ・・・クロ、今のんなんやぁ!」

「知りませんがな旦はん、それよりワイの腹から降りてもらえんかぁ!」



っで、二人(?)で、なにが起きたんかなぁっと、チョット尻込み気味に為りながら
爆発現場にと、確かめに戻っていきます。
彦さん、なるべくクロの背中に隠れようとします。
ですがクロ、デッカイ図ぅ体ぃしてますけど、これがアンガイ臆病。

「ぁ!旦サン、オッ押さんといてくださいッ!」

「ぁほっ!お前が先に行かんでどないするんやッ!」

「あほッってなんやねん、旦サンの方がヨッポドアホとチャウんかッ!」

「ナンヤッテェッ!もぉぅ切れるデッ! 」

ッデ彦さん、オモイッ糞クロのデッカイケツ、蹴りいれたッ!



【天界用語注訳】

上記の、「彦さん、オモイッ糞クロのデッカイケツ、蹴りいれたッ!」ッテのはね

天界関西方面での、可也な丁寧語ですからね、一般の方々にはチョット訛りがきつくって
理解できかねましょうかと。だからね、下記に翻訳しておきますね。

【訳文;彦様、オモイっきり牽牛黒助の、とっても大きなお尻を蹴られたんですよ。】


ほかにもなんかぁ、関西風の喋り方が多々ありましょうけども
お解りに為らないのならば、御遠慮なく筆者に御一報くださったらね
説明仕らせていただきますからね、何卒宜しゅうお願い致しますよ。



前編、此処まで。

≪其の二≫にへと、つづく。


     

梅雨の晴れまの晩に 独酌酔い

2007年07月10日 00時11分56秒 | 異次元世界 
  



独り孤独な手酌の宵 忘れな遠くを心隠し望むれば

夜が黒くと流るゝ星々の庭に浮かびし 月を頂く影の如くナ黒き山々

静かすぎる侭 何も語らず蹲るが如くナ嶽の山


何処かの 頑なゝ人の心中 おなじ寂しき想いかな

狭き隘路から訪われずとも 願望淵より溢れて来ましょうか  


時折 影山の方角より流れ聴こえし 殷々と夜の中で呼び交わす

逸れ狼どもの群れし遠吠え 微か聴こえてきましょうかと


胸奥 魂魄抜けきりし空なり

心 聴こえを憶えていましょうか


即ち届かぬもの 頼りなきは背に負うことも叶わぬ


生きるに値せぬと多しもの 諦めなと責めな出来事

数々の 胸を焦がしての揉め事

忘れがたき懐かしさ 悲しみと在るから


酌み交わすは 暗きナ夜と 夏の走りな雨音


深間ナ酒の酔い 手より徳利離させました

落下する酒器 堕ちずにと願えば叶うはず

忘却せずにと抱く幻想酔い 幻覚を誘いますから


ただ 空中にとどまること叶わず


酒濡れ畳み 乾けば酒精は匂わずか

この晩の涙乾かぬとも 眠りし観る夢に

飲めば辛きと 白く渦巻く 青きな潮なり



朝に目覚めること 我 願わず