【 rare metal 】

此処 【 rare metal 】の物語や私的お喋りの全部がね、作者の勝手な妄想ですよ。誤解が御座いませんように。

 ボクのこころ

2006年07月21日 02時58分15秒 | メタルのお話し 
  
    
ボクは なまえは きんたろお て いいます
ボクの おとおさんは やさしいです
ボクの おかあさんも やさしいです

ボクは おとおさんを とおちゃんって いいます
おかあさんを呼ぶときは かあちゃんって いいます
どおしてかとゆうと とおちゃんが ボクにいいます

 ほれぇ金ぅ、かぁちゃんとこに いきぃ~ って

そしてかあちゃんも いいます

 きぃん、とぉちゃんが呼んでるよぉ~ って

さいしょはナンのことか わかりませんでした
だってね ことばのいみが わからなかったから


ボクおさいしょに とぉちゃんがみつけたのわ 
ボクが生まれたおうちの近くでね 
とぉちゃんが おしごとをしていたからだそおだよ
そおだよっていったのは そのときは ボクはまだ小さくって
犬ごも はなせなかったからだよ

とぉちゃんがよく ボクが生まれたおうちに つれていっくてれるよ
そのときは かぁちゃんも いっしょだよ

 きぃん、さとがえりだねぇ よかったねぇ~! 

って いくときにじどうしゃのなかで
かぁちゃんが いつもこおいいます 
だから かぁちゃんの お口をなめます 
そおしたら 

 もぉ~うれしいか ねぇきんぅ うれしいかぁ

っと、かぁちゃんは ボクをもちあげてゆすりながら うれしそおにいうの
ボクは くびをのばして かぁちゃんのお口をなめます
かぁちゃんが よろこんでくれるから

ボクが生まれたおうちはね せんろのふみきりの そばだったんだ
だからいまでもね とぉちゃんかぁちゃんと じどうしゃにのってると
ふみきりがカンカンなってると みみがかってにうごくんだ
かぁちゃんのひざにのってね どあにてをかけてせのびをしながら
ハナをガラスにくっつけて まどから音のするほうを さがすんだ

 カンカンの音 なんだかうれしくなる音なんだ


ボクね 生まれたおうちがちかずくと わかるんだよ
なんでかなあ?

ボクがいえについたら おおよろこびしてくれるよ
うまれたおうちの おとおさんもおかあさんも
ボクも ふたりにあえてうれしいです 
それとね ボクの兄弟にもあえるから うれしいです

モチロン ぼくを生んでくれたかあさんにもね 
 あえるからだよ


 どおしてなの? 

たのしいことってね すぐにすぎるのかなあ?
うまれたおうちにいるときって すぐにおわるよお
 なんでかなあ?
でもね はじめのころよりも いまのほおが ガマンできるんだ
またいつでもこれるから とぉちゃんとかぁちゃんとでね


このあいだね ボク すこし弱ってたんだ
そしたらそのとき とぉちゃんがボクを おいしゃにつれていったんだ
ボクそこのおいしゃさん すきだよ せんせいもほかの人も やさしいから
いくとね だいのうえで いろんなことをしてくれるんだよ

おとといわまえの日にボク すこしはいたんだ
そしたらとぉちゃんがね しんぱいしてた

「これ、あした先生ぇにみせるから あらわんといてなぁ」
「ぅん、みせてぇ どぉして緑色してるんかなぁ、おとぉさん」
「ぅん、たぶん いえきが出てるんと ちがうんかなぁ」
「・・・・かあいそうやねぇ きぃんぅ~」

 ていいながら かぁちゃんが
 だっこしてくれて ギュゥってするんだ

ボクは じぶんのハウスをね 緑色にしてしまいました
かぁちゃんがみつけてとぉちゃんに なんだかこわそうにはなしてた

「だいじょうぶかなぁ おとぉさん」
「だいじょうぶやでぇ せんせぇも もどすかもしれへん ゆうてたさかいになぁ」
「そぉ そぉやろかぁ・・・」

ボクね とぉちゃんとかぁちゃんがはなしてるの わかるんだ
ほかの人のわ わかんないよ
あ、じーちゃんと ばーちゃんのわ わかるよ
それと、ヒデにぃちゃんのもね
ボク しゃべれないけどね

ボクがしゃべると ほかのともだちとおなじことばでしか 
しゃべれないんだ わんわん って
でも とぉちゃんもかぁちゃんも ボクのしゃべるの わかるよ
だからボクも とぉちゃんかぁちゃんがしゃべるの わかるんだ
だけど しらない人のことばは わかんないよ

とぉちゃんが せんせぇがもどすかもって かぁちゃんにいったけど
せんせぇわ そんなこといってないよ
とぉちゃんが かぁちゃんおしんぱいさせないように いったんだ
ボクね、しゃべれないけど とぉちゃんとかぁちゃんのこころ 見えるんだよ
こころわね、ほかの人のこころも 見える

 いっぱい 見えるんだ

ボクお すきな人のこころ 
ボクが すきな人のこころ 
ボクね わかるんだ

ぼくね 人がすきなんだ
だから 人がかなしむのキライだよ 
人がなくのも キライだよ
こころがわかると ボク くるしくなろこともある
だけどいっしょに ボクとおなじこころに 
とぉちゃんかぁちゃんの こころなってる

ふたりがよろこぶとね ボクね うれしい
ふたりがわらうとね すごくね うれしい
 ボクね うれしい

 ふたりが ボクね うれしい

ふたりが ぼくおしんぱいするこころ ボクねかなしい 
だからね はやくよくなりたい

 ふたりがうれしいこころに なってほしい


いまね とぉちゃんのさぎょうぎの フトコロにはいってるんだ
あったかくてきもちいいから ねるんだ
きもちいいから ねるんだよ



とぉちゃん ぼくがねるとね
よろこぶんだよ


 ボクね うれしい