横浜スローライフ -- My slow life in Yokohama

位置情報、地理情報に関するサービス、その他日常生活から思ったことを気ままに記す不定期のんびり日記

FOSS4G2010 3日目(最終日)

2010年09月12日 13時31分55秒 | OSGeo/FOSS4G
 FOSS4G2010の3日目は最終日。朝9時から夕方ギリギリまでセッションが続く。
オークニーからのプレゼン

 今回、オークニーからは、あたらしいプロジェクトであるPostLBSの紹介を行う。これは、Geospatial Webサービスを実現させるRESTfulなWebAPI。オープンソースとしての公開は、来月を目標にしている。ちなみに写真の左側はOSGeoのプレジデントArnulfさん。それぞれのセッションにはモデレータがボランティアで付き、講演者紹介、タイムキーピング、質疑応答の司会などを行う。ちなみに、この時間帯は講演者が一人ドタキャンしてしまうというアクシデントがあった。

 ポスター

 ポスターは、1Fのロビーの壁をぐるりと取り囲んで貼られている。初日は人もまばらだったが、徐々に増えてきた。ただ、セッションに参加するのに忙しく、また昼食も「並ぶ」のに時間を取られてしまったため、私にはじっくり見る時間がなかった。とても残念。もう主催者側が時間配分で配慮してもらえればと思った。

 OSGeo4Wの国際化プロジェクト

 大阪市大他によるOSGeo4Wの国際化プロジェクトの発表。30分間の持ち時間のうち、最初の10分をJeffも交えた英語の「漫才」でつかみを取るあたりは、さすが関西のカルチャーか?! つかみが終わると、突如真剣な表情になってJeffから中身を説明。彼もすっかり関西のやり方を身につけたと思われ。Jeffの言葉で、「日本でこのプロジェクトを手伝って初めて、今までのOSGeo4WだけでなくOSGeoが”英語以外”の人達にとっていかに困難であったかを知った」というのは重みがある。Jeffという、我々は強力な理解者を得た。

 セッションが終了して、最後のクロージング。
 ここで、OSGeoのTyler Mitchellから、昨年同様にOSGeoのアクティビティについて報告がある。

 以下は、横軸が2008,2009,2010年(2010年はカンファレンス時点まで)。
メーリングリストの購読者数
 オレンジがユニーク購読者、緑が合計購読者、青はメーリングリストの数

Webサイト訪問
 オレンジがヒット、緑がページ、青はユニーク訪問者

地域支部
 ちょうど40になっている。

開発者のコミット
 青がコミット数、緑がコミッター(コミットする人)数

FOSS4G参加者
 一昨年(ケープタウン)、昨年(シドニー)は、景気と地理的な理由で低迷したが、今年は急増。右端は2010年の予想!?

Sol Katzアワード

 FOSS4Gに対する貢献を表彰するSol Katzアワード。今年はノースカロライナ州立大学のHelena Mitasova先生が受賞した。Helena先生は、あのGRASS本をMarkus Netelerと共著したことでも知られているが、10年以上にわたってFOSS4Gツールを教育現場で採用してきている。その実績が評価された。女性では初めての受賞である。


来年はコロラド州デンバーで開催

 FOSS4Gとしては初のアメリカ合衆国での開催。デンバーはUSGSがあるなど、GeoSpatial分野での拠点。日本からもアプローチしやすいので、参加者も多くなるだろう。

今回の運営者達

 今回のFOSS4Gを成功させた地元のメンバー(全員ではないが)に皆がエールを送る。中央がLorenzo。皆さんお疲れ様。

最終的には869名参加登録

 当日申込者を含めると、最終的な参加者数は過去最高の869名に。欧州だから1000人位行くのかな、と私は思っていたのだが、参加費用が実質5万円位かかることを考えると、最後で躊躇する人も多かったのかもしれない。

会場出口で

 カンファレンス終了後、参加者達が名残惜しそうに出口付近で話している。ワークショップを含めて4日間、セッションだけだと2日半ではまだまだ足りないと思う。

日本支部の会議

 このあと、会場そばの公園で日本支部の運営メンバーが集まって、FOSS4G2010 Tokyo/Osakaなど、秋の活動について会議。こういう機会でもないと、ボン在住の岩崎さんとも会えない。ちなみに、現時時刻の午後7時を回った頃。夏時間のために、まだこんなにも明るい(逆に朝は暗い)。

乾杯
 
 今回は、オークニーからは5名が参加し、無事目的とする成果を上げることができた。ということで、最後はホテルのそばのレストランで打ち上げ。今回の参加では、良い刺激をそれぞれが受けたようだ。

生ハムはおいしかった!

 バルセロナでは、生ハムが本当においしかった。打ち上げでも生ハムを注文。だが時差ボケもあって、さすがに疲れがたまっているので、軽く食事をして皆部屋に戻る。

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