横浜スローライフ -- My slow life in Yokohama

位置情報、地理情報に関するサービス、その他日常生活から思ったことを気ままに記す不定期のんびり日記

マピオンにGoogleマップ「ストリートビュー」

2010年09月15日 00時31分05秒 | 地理情報関連
 マピオンにGoogleマップ「ストリートビュー」機能が実装されたというニュースは、私がフォローしているツイートだけでも結構賑わっていた。

 私は、最初のツイートを読み、すぐに「では、次は地図をGoogleマップにする番ですね」とコメントしようと思って、書いて実際に送信を仕掛かったところで、「待て待て、それでは品がないな」と思い直して取りやめた。

 ツイートをちらちら見ていたら、結構驚いているというリアクションがあったのだが、正直なところ、私には殆どそういう感情はなく、「あ、これでマピオンがまた使いやすくなったな」と。

 私は、マピオンがどのような事業モデルを意図しているのかについてはコメントする立場ではない。あくまでも一利用者としてのコメントである。

 地図のパワーユーザーとしては、同じエリアでも複数の地図が存在していて、それを用途に応じて使い分けるというのが最も贅沢である。今は、地図と言った際には、いわゆる昔ながらの「地図」だけではなくて、空中写真、ストリートビューなどもコンテンツも広義の地図なので、未だ地図しかないサイトは、とても物足りなかった。地図サイトとしてのマピオンは、地図に掲載されている地物情報を重視している点で高く評価をしているが、空中写真やさらにストリートビューが無いため、コンテンポラリーな需要を満たしてくれず、結局GoogleマップあるいはYahoo!マップを使うことが多くなっていた。これで、またマピオンを使うという選択肢が復活したので嬉しい。

 さて、こんな感じでいつの間にかGoogleが外堀ばかりか、内堀を埋め始め、天守閣に大手をかけている・・・と一抹の抵抗を感じないわけではないが、世界を席巻する圧倒的なジオクラウドの存在を否定して独自路線を突き進むことは、自動車の存在を否定して馬車で運送業を継続するようなものだ。自らがそのジオクラウドになることができないのであれば、そのジオクラウドを利用して別のアプローチを探す方が賢明である。

 でも、「瓢箪から駒」ではないが、地図そのものをGoogleマップに替えるのは当面は止めてほしい。いろいろ改善していると主張しているGoogleマップだが、正直とても不満だらけだからだ。縮尺に応じた適切な注記表示設計がなっていない。あ、これも一利用者としてのコメントである。