名古屋市内で開かれた高校の同窓会に参加した。卒業から30年も経っているので、皆どうしているのだろうかと思って出かけていったら、「みんなそのまま」だった。客観的に見れば、年相応の外見的な変化を遂げていることは間違いないのだが、あんまり姿格好は変わっていない。そして、元気だった奴は元気だし(結婚を4回目した奴には脱帽したが・・)、早口でしゃべる奴は相変わらずだし、笑顔が印象的だった人はやっぱりそうだった。何だかとてもホッとして、まるでタイムマシンで昔に戻れたようだった。
私の卒業した高校は、市内南部の工業地帯にあった。当時は学校群制度があり、その結果地元のエリアだけではなく、比較的広範囲から生徒が通っていた。私もその中の1人で、市内東部丘陵の新興住宅地から80分ほどかけて通っていた。新興住宅地と工業地帯とは、同じ名古屋市でもかなり雰囲気が違う。例えば、同じ言葉遣いでも、転勤族の多い東部丘陵地帯では、かなり標準語に近く、一方、そうでない工業地帯では、”純粋”の名古屋弁で、入学当初、その余りの違いに面食らってしまった。また、おとなしい生徒が比較的多かった新興住宅地と、元気な生徒が多かった工業地帯とでは、学校自体の雰囲気も相当違う。進学校と言うほどでもなかったその高校は、実に様々な個性あふれる生徒が集まっていて、最初の一年くらいはその勢いについて行けず、「場違いな学校に入ってしまった」と後悔をしていたのを思い出す。
3年間、何をやっていても特に制限されることのない、自由な校風だったので、ある人は部活に精を出し、ある人は友達づきあいに精を出していた。肝心の学習については「・・・」という人が多かったのも事実で、「人間力」の高さに比べて「学力」はふるわず、故に大学進学実績はサッパリの学校だった。
私は、当時から”本流を歩まない”あまのじゃくな性格なので、何を思ったか最も少数派である「勉強」に精を出した(周りが進んで勉強するような学校に行っていたのなら、逆にしなくなっていただろう)。しかも、勉強をやっている少数の変わり者を排除するわけでもなく、やりたいことをそれぞれに尊重している雰囲気があった。ともあれ、不思議な魅力を持つ学校だった。
450名の卒業生のうち120名ほどが参加したので、出席率は結構高い方だと思う。懐かしい仲間と話をしていて、みんながそれなりの職業や社会的な地位に就いていて、元気にやっていることがわかり、「ああ、人間力って大事だな」と思った。一方、同窓会に参加していない人はどうしているかな、出たくない事情があるのかな、健康に生きているのかな、と少し心配になった。恩師の中で既に亡くなった方がいるのは年齢からいって仕方がないが、私たちもこれからは健康で長生きをするために注意も努力も必要だ。私の3年生当時のクラスでも、悲しいことに既に男性が2名鬼籍に入っているし・・
次に同窓会が開かれるのは5年後か10年後かわからないが、また元気に皆で会えたらと思う。
ところで、今回の同窓会に先立って、何名かのクラスメートとfacebookで友達になることができた。facebookは、普段はなかなか会えない友人との絆を維持して、時には太くしていくのにとても便利だ。皆頑張っているんだなぁ、というのがわかり、私も元気をもらえる。まだまだfacebookは広まっていないけれども、この同窓会で「友達」がまた1人増えた。この先は、徐々に高校時代の級友とのfacebookのつながりが増えていくはず。とっても楽しみである。
私の卒業した高校は、市内南部の工業地帯にあった。当時は学校群制度があり、その結果地元のエリアだけではなく、比較的広範囲から生徒が通っていた。私もその中の1人で、市内東部丘陵の新興住宅地から80分ほどかけて通っていた。新興住宅地と工業地帯とは、同じ名古屋市でもかなり雰囲気が違う。例えば、同じ言葉遣いでも、転勤族の多い東部丘陵地帯では、かなり標準語に近く、一方、そうでない工業地帯では、”純粋”の名古屋弁で、入学当初、その余りの違いに面食らってしまった。また、おとなしい生徒が比較的多かった新興住宅地と、元気な生徒が多かった工業地帯とでは、学校自体の雰囲気も相当違う。進学校と言うほどでもなかったその高校は、実に様々な個性あふれる生徒が集まっていて、最初の一年くらいはその勢いについて行けず、「場違いな学校に入ってしまった」と後悔をしていたのを思い出す。
3年間、何をやっていても特に制限されることのない、自由な校風だったので、ある人は部活に精を出し、ある人は友達づきあいに精を出していた。肝心の学習については「・・・」という人が多かったのも事実で、「人間力」の高さに比べて「学力」はふるわず、故に大学進学実績はサッパリの学校だった。
私は、当時から”本流を歩まない”あまのじゃくな性格なので、何を思ったか最も少数派である「勉強」に精を出した(周りが進んで勉強するような学校に行っていたのなら、逆にしなくなっていただろう)。しかも、勉強をやっている少数の変わり者を排除するわけでもなく、やりたいことをそれぞれに尊重している雰囲気があった。ともあれ、不思議な魅力を持つ学校だった。
450名の卒業生のうち120名ほどが参加したので、出席率は結構高い方だと思う。懐かしい仲間と話をしていて、みんながそれなりの職業や社会的な地位に就いていて、元気にやっていることがわかり、「ああ、人間力って大事だな」と思った。一方、同窓会に参加していない人はどうしているかな、出たくない事情があるのかな、健康に生きているのかな、と少し心配になった。恩師の中で既に亡くなった方がいるのは年齢からいって仕方がないが、私たちもこれからは健康で長生きをするために注意も努力も必要だ。私の3年生当時のクラスでも、悲しいことに既に男性が2名鬼籍に入っているし・・
次に同窓会が開かれるのは5年後か10年後かわからないが、また元気に皆で会えたらと思う。
ところで、今回の同窓会に先立って、何名かのクラスメートとfacebookで友達になることができた。facebookは、普段はなかなか会えない友人との絆を維持して、時には太くしていくのにとても便利だ。皆頑張っているんだなぁ、というのがわかり、私も元気をもらえる。まだまだfacebookは広まっていないけれども、この同窓会で「友達」がまた1人増えた。この先は、徐々に高校時代の級友とのfacebookのつながりが増えていくはず。とっても楽しみである。