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横浜スローライフ -- My slow life in Yokohama

位置情報、地理情報に関するサービス、その他日常生活から思ったことを気ままに記す不定期のんびり日記

みんなそのままだった

2011年10月09日 22時28分14秒 | スローライフ
 名古屋市内で開かれた高校の同窓会に参加した。卒業から30年も経っているので、皆どうしているのだろうかと思って出かけていったら、「みんなそのまま」だった。客観的に見れば、年相応の外見的な変化を遂げていることは間違いないのだが、あんまり姿格好は変わっていない。そして、元気だった奴は元気だし(結婚を4回目した奴には脱帽したが・・)、早口でしゃべる奴は相変わらずだし、笑顔が印象的だった人はやっぱりそうだった。何だかとてもホッとして、まるでタイムマシンで昔に戻れたようだった。

 私の卒業した高校は、市内南部の工業地帯にあった。当時は学校群制度があり、その結果地元のエリアだけではなく、比較的広範囲から生徒が通っていた。私もその中の1人で、市内東部丘陵の新興住宅地から80分ほどかけて通っていた。新興住宅地と工業地帯とは、同じ名古屋市でもかなり雰囲気が違う。例えば、同じ言葉遣いでも、転勤族の多い東部丘陵地帯では、かなり標準語に近く、一方、そうでない工業地帯では、”純粋”の名古屋弁で、入学当初、その余りの違いに面食らってしまった。また、おとなしい生徒が比較的多かった新興住宅地と、元気な生徒が多かった工業地帯とでは、学校自体の雰囲気も相当違う。進学校と言うほどでもなかったその高校は、実に様々な個性あふれる生徒が集まっていて、最初の一年くらいはその勢いについて行けず、「場違いな学校に入ってしまった」と後悔をしていたのを思い出す。

 3年間、何をやっていても特に制限されることのない、自由な校風だったので、ある人は部活に精を出し、ある人は友達づきあいに精を出していた。肝心の学習については「・・・」という人が多かったのも事実で、「人間力」の高さに比べて「学力」はふるわず、故に大学進学実績はサッパリの学校だった。

 私は、当時から”本流を歩まない”あまのじゃくな性格なので、何を思ったか最も少数派である「勉強」に精を出した(周りが進んで勉強するような学校に行っていたのなら、逆にしなくなっていただろう)。しかも、勉強をやっている少数の変わり者を排除するわけでもなく、やりたいことをそれぞれに尊重している雰囲気があった。ともあれ、不思議な魅力を持つ学校だった。

 450名の卒業生のうち120名ほどが参加したので、出席率は結構高い方だと思う。懐かしい仲間と話をしていて、みんながそれなりの職業や社会的な地位に就いていて、元気にやっていることがわかり、「ああ、人間力って大事だな」と思った。一方、同窓会に参加していない人はどうしているかな、出たくない事情があるのかな、健康に生きているのかな、と少し心配になった。恩師の中で既に亡くなった方がいるのは年齢からいって仕方がないが、私たちもこれからは健康で長生きをするために注意も努力も必要だ。私の3年生当時のクラスでも、悲しいことに既に男性が2名鬼籍に入っているし・・

 次に同窓会が開かれるのは5年後か10年後かわからないが、また元気に皆で会えたらと思う。

 ところで、今回の同窓会に先立って、何名かのクラスメートとfacebookで友達になることができた。facebookは、普段はなかなか会えない友人との絆を維持して、時には太くしていくのにとても便利だ。皆頑張っているんだなぁ、というのがわかり、私も元気をもらえる。まだまだfacebookは広まっていないけれども、この同窓会で「友達」がまた1人増えた。この先は、徐々に高校時代の級友とのfacebookのつながりが増えていくはず。とっても楽しみである。

One more thingはもう聞けない

2011年10月08日 10時29分37秒 | スローライフ
 先週は4日のiPhone4Sの発表、そして思いもよらないスティーブジョブスの死去、さらに7日のiPhone4Sの予約開始と、個人的に大変なインパクトを受けた。

 時系列で語ると、まずiPhone4S、斬新な「5」が出なかったのはガッカリと言うよりはホッとした。我がiPhone4は24ヶ月契約縛り、まだまだ半年以上は残っている。その中で5が出てしまったら、替えずにいられるだろうか?? なので、外見が同じであって良かった。しかし、中身は魅力的で、特に私のようにデジカメを持たなくなってしまって全部iPhoneに移行した者にとっては、レンズの改良を含むカメラ機能の向上は本当に嬉しい。次に、容量が64ギガまでになったこと。これは、2001年以降撮影した全写真約2万枚をiPhoneに入れて持ち歩いているので必須のスペックだ。なので、いずれは4Sに移行することになると思う。ここで大きなポイントは、ソフトバンクかKDDIのどちらにするかだが、これは後述する。

 そして、ジョブスの死去。リアルに会ったこともない人の死去なのだが、6日朝9時前に(ジョブスの作品である)iPhoneでそれを知り、以来、心から悲しく、何とも言えない喪失感に襲われてしまった。ここ数年は、彼の講演はすべてビデオで聞き込んでいたから、あの魅力的な語り方や、ほとばしる個性に、私はすっかり惚れ込んでしまっていた。私にとっての唯一のカリスマとも言える存在だった。今夏のiOSの発表の際の彼を見て、無惨にもやせ細ってしまった身体に、もう1年くらいしか持たないだろうと直感したが、それにしても早すぎる。演説の直後の妻からいたわりの言葉を受けるシーンが脳裏から離れない。

 もう、彼の新しい演説を聞くことができないかと思うと、とても残念であるが、次は我々が新しい時代を作っていかなければならないんだ、ということ。頑張るしかない。1956年生まれの彼は、私より7年年上だ。あと7年で私は何を達成することができるだろうか? 彼の訃報以来、私はこのことばかり考えている。

 そうは言いながら、昨日(7日)、KDDIとソフトバンクでの予約が始まった。それに先だって6日夜にKDDIから発表された料金であるが、「回線品質」を前面に出して強気の料金設定をしてきた。しかも、ソフトバンクよりも先に料金を発表した。おや??と思った。回線品質だけでどれだけの新規契約が取れるだろうか。発表されていないので推測であるが、KDDIはアップルから相当数の購入契約を結んでいるはず。その台数はアップル側の要求をほぼ丸呑みにせざるを得ない立場だから、KDDIの全販売数の何割も占める規模だと思う。そういうポジションを自覚しているのならば、フォロワーとしてソフトバンクに戦いを挑まなければならない。しかし、彼らはしない。KDDIは名目上は国内第二位のキャリアであるが、趨勢ではじり貧で、もう三位のキャリアと言っても良い。

 7日午後、孫正義の会見は、彼が商人としての優秀さを遺憾なく発揮させた。対KDDIという点で、絶対に勝てない回線品質は争点にせず、ライバルが持っていないiPadを武器に「実質タダでばらまく」戦法に打って出た。そして、旧式の3G、3GSからの移行には実質負担が不要という、既存顧客のつなぎとめの策も用意した。これらのニュースを知った昨日、私は(悲しいかな・・)「ソフトバンクから当面離れられんなぁ」と、あれほど”つながらない”ことにいらだっていた心境が大きく揺らいでしまった。いやぁ、彼は本当に商売上手だ(ジョブスも商売上手だがものすごいビジョンがある)。孫正義はそうしたビジョンはないけど、その分、攻め方も守り方も心得ている根っからの商売人だ。

 iPadは、高く評価されているものの、3Gモデルの売れ行きはwifiモデルに比べると今ひとつであるという話はあちこちで耳にしていた。おそらく、年末までの販売契約数を、ソフトバンクはこのままでは達成できないので、これを機に一気に掃いてしまおうという、したたかな計算もあろう。いったんばらまけば、ある一定の割合で利用料収入が入るので、結局は収益に結びつく、しかも、契約者はさらに24ヶ月縛れる・・・抜け出せない煉獄のような(笑)感じがしないでもないが。

 さて、私であるが、この先しばらくの間、少しずつ小遣いを貯めて、ジョブスの遺品とも言える、現行製品を購入していこうと思っている。さすがに全部買うことはできないので、まずは4Sからかな・・

台風一過、そして塩害・・・

2011年09月25日 22時47分04秒 | スローライフ
 先週の台風15号は、私が2001年にこの地に引っ越してきてから、最大級の規模となった。襲来当日はみなとみらいのオフィスにいたのだが、ものすごい風雨で、22階建てのビルの12階でも、そのビルが風で揺れるのがはっきりわかった。

 さて、台風一過の今週末、その被害の広がりに驚かされた。
 自宅ベランダの朝顔が・・
 嵐の翌日に気がついたのが、塩害だ。ベランダに育てた朝顔の葉も、このように枯れてしまった。今年は節電対策の日よけを目的に、2階のベランダまで高く伸ばしたのだが、台無しである。
 シソの葉も・・
 そうめんや冷や奴の薬味として珍重していたシソの葉も、見るも無惨である。あ~あ・・
 これほどまでの塩害を体験したことは、私の人生では初めてである。ここ、港南台が海に近いことを改めて実感した。

 いたち川の木も無残
 毎週立ち寄るいたち川。この木は息子がノコギリクワガタを発見したものなのだが、根元からひっくり返っている。

 これも無残
 これは、中州にあったコナラの木。ここでコクワガタを何匹か捕まえたのだが、ご覧の通り根元からボッキリ。樹齢は20年くらいはあったと思う。

 紅葉ではありません
 オイカワ釣りをしている場所から見渡すと、広葉樹が茶色く変色している。ぱっと見たところ紅葉に見えないこともないが、実際には塩害で葉が茶色に変色してしまっているのだ。特に、桜の被害が大きそうだ。

 魚は健在
 大雨でいたち川は大変な濁流になったはずだが、週末には水は澄み、魚はこの通り健在。今日もたくさん釣れた。いったいあの濁流の際はどこに隠れているのだろうか。

僕の夏休み(愛知県編)

2011年08月13日 21時18分57秒 | スローライフ
 今年の夏は、節電対応ということで会社の夏期休業を10連休に設定した。こんなことは、オークニーではもちろんのこと、私が社会人になって以来初めてでもあるので、家族の帰省も思い切って長く取って一週間とした。

 私の実家は、名古屋市名東区でも緑地公園に囲まれたエリアに位置し、また水田が広がる日進市にも隣接している。私も子供の頃には、虫を捕ったり、魚釣りをしたりして遊んだ記憶があるが、まさに私の息子の趣向である生き物採集には絶好のロケーションである。

 到着翌朝に、近所の公園に行くと、早速カブトムシがお出迎え、息子の興奮も一気に高まる。
 朝っぱらからカブトムシが蜜を吸っている

 周辺のクヌギやコナラの木にも多数の虫が集っている。全部は採らないで、格好の良さそうなものだけ採ってきた。
 名古屋市名東区産のカブトムシ・コクワガタ

 毎年この公園ではカブトムシ・コクワガタが採れるのだが、その中では今年は数が多そうで、大きさも大小様々である。ちなみに、私が子供の頃は、ここは単なる雑木林で、藪の中まで入っていくのは困難だった。それた、私が大学生頃になってようやく公園整備が進んで、近づけるようになった。息子は運がよいなぁ。

 翌日は、日進市を流れる天白川に繰り出した。
 人口8万人を超え、国勢調査の人口増加率でも全国トップランクに位置するこの市(実は私の家もここにある)は、周辺の丘陵地帯のみが名古屋市のベッドタウンとして開発されている。一方、中心部は天白川が流れ、市街化調整区域に指定されて、見事な水郷地帯が残されている。私の少年時代の釣りの思い出話をしたところ、息子が興味を持ったので35年ぶりくらいに行ってみた。

 何十年も変わらない風景
 この風景は当時と全く変わっていないのには驚きで、さらに驚いたのは、水がとてもきれいになっていたことだ。昔はこれほどの透明度はなく、しかも堰堤などの下では生活排水の影響で泡が大量に発生していた。川を覗くと、オイカワなどの魚の群れがはっきりわかる。

 田んぼの用水路で捕獲中
 私はてっきり息子が魚釣りをするものだと思っていたら、真っ先に目をつけたのは堤防脇の水田にある用水路。50センチの幅くらいしかないが、水源は天白川なので、小魚や小エビ、タニシなどが豊富にいる。下の息子だけでなく、インドア派の上の息子もかなり楽しんで採っていた。結局その後この地点に4回繰り出すことになった。

 用水路で獲れた生き物
 おそらく、私の少年時代には農薬を無頓着に使っていただろうから、こんな用水路で生き物を簡単に捕れることは無かっただろう。それを思うと、環境の改善によって自然を満喫できる息子の世代は幸せだと思う。

 それにしても、名古屋は毎日暑かった。昼間はもちろんであるが、夜中に虫取りをしても全然涼しくない。噴き出る汗がポタポタと垂れた。連日の屋外活動でかいた汗の量は、年間に出る汗の総量よりも多いのではないかと思えるほど。いつも空調の効いたオフィスで仕事をしている身には、この暑さは本当に堪えた。一方、「僕の夏休み@愛知県」を満喫した息子は、真っ黒に日焼けして、立派に野人化して横浜に戻ってきた。

親知らず抜歯、3週間目

2011年08月04日 18時32分53秒 | スローライフ
 今日で左下の親知らずを抜歯してから、ちょうど3週間となった。
痛みも時にしか感じなくなり、ようやく、普通の食生活に近づいてきた。一時的に3キロ近く痩せた体重も、微増に転じた。

 ただ、歯が埋まっていた跡の空洞が大きかっただけに、食事をするたびにそこに食べ物のカスがたまってしまう。口を濯いだくらいではあまり取れず、病院で紹介された道具を使ってジェット水流で洗って取っている。
 これが秘密兵器!

 購入価格130円のこの道具、こういうシチュエーションにはきわめて効果的で、あれほど詰まっていた食べ物のカスが、ジェット水流で見事に流れ出てくる。(ただ、それ以外の用途は無さそうで、1~2ヶ月経って空洞が埋まったら、お役ご免となる)

 振り返ってみると、最初の1週間は本当に痛みがひどく、仕事に集中できないくらいだったが、次の1週間は痛み止めさえ飲んでいれば何とかなった。そしてこの1週間は、食べかすの処理だけが気になるものの、出血も完全に止まって、痛みも大幅に減って薬が要らなくなった。あとは次第に何も気にならない状態になっていくのだろう。

 インターネットで親知らずの抜歯について検索すると、それはそれは多数の記事やコメントを見ることができる。それほど多くの人に問題が発生して、かつ結構しんどいが、それでも大多数はいずれ完治する「人生のミニイベント」のようだ。

 私に残る親知らずは、あと右上に1本だけ。上の親知らずは比較的容易に抜けるはずだが、もう1回ミニイベントが体験できそう(したくないけど)。


僕の夏休み・・

2011年07月31日 11時44分16秒 | スローライフ
 この夏は、我が家は「いたち川ブーム」である。受験勉強から解放された息子は、勉強を始める前の小学校三年生当時のままの勢いで、毎日生き物採集。私は週末付き合わされているのだが、私も子供の頃からそういうのは結構好きだったので、実は私も結構楽しい。

 そこで、私も子供の頃楽しんだオイカワ釣りを息子に伝授。近くの釣具屋で道具一式を購入。グラスロッドの釣り竿が当時に比べて格安になっているのに驚くが、そりゃ35年前はハイテクだったからな・・
 釣りにも挑戦

 息子は2度目の釣りでオスのオイカワを仕留めた。実は私は一度もオスには恵まれなかったので、自分のことのように嬉しい。
 婚姻色のオイカワ♂

 すっかりいたち川の魅力に取り憑かれた息子は、いたち川のそばに住んでいる学校の生物部の先輩を誘って、漁に出かけた。私はこの日ばかりは息子からフリーになったので、途中自転車で様子見に行く。息子によれば、さすが先輩だけあって、装備は本格派。知識も抜群で、捕れた生き物の名前を瞬時に判定するらしい。
 網でゴソゴソ漁ると獲れる

 それにしても、自宅から自転車で10分少々でこの景色、田舎だなぁ~
 この景色が「人造」だとはとても思えない

 オイカワ、アブラハヤ、タモロコ、ドジョウ、ヨシノボリ、ヌマエビなど、実に様々な生物が捕れる。さらに、シジミまでいた。
 この日の獲物

 いつの間にか、水槽の数が増えてしまった。大小全部で8つもあって、水替えが大変。
 水槽だらけ(大きいのは60センチ)


 それにしてもドジョウは愛嬌がある。砂の中に潜って、顔だけ水中に出したりしている。見ていてとても癒される。
 ドジョウが顔を出しているのがわかりますか?



親知らずの抜歯・・覚悟はしていたけど

2011年07月18日 11時28分44秒 | スローライフ
 先週の木曜日に左下の親知らずを抜歯した。

 私の親知らずは、下の歯は横向きに歯茎の中に埋まっていて、右側は10年ほど前に成長してきて隣の歯を圧迫するようになったため抜いたのだが、左側は当時は活動を潜めていたた。2年ほど前から歯肉炎になりやすくなり、時々膿が出ることがあったのだが、そのままにしておくといったんは収まっていた。そのたびに放置していたら、3週間ほど前からズキンズキンと痛みだし、いよいよ抜く決断を迫られた。

 かかりつけの歯医者から大きな病院を紹介してもらい、痛み止めを服用しながら抜歯の日を待った。
埋まっている親知らずの抜歯は、歯茎を切開して先端部を削って作業スペースを作り、道具で引き抜くために、しっかりとした設備と経験が必要らしい。私の場合、抜歯は麻酔開始から終了まで30分少々で済んだ。途中、「いっぱい膿が出てきた」という施術の先生のコメントを聞き、もっと早く抜く決断をすれば良かったのに、とちょっぴり後悔。

 これが抜いた歯

 抜けた歯であるが「お持ち帰りになりますか?」と聞かれ、「はい」と受け取ったのが、この歯。なにげに巨大だ。先端を数ミリ削ったため、複数に分割されているが、長さが2センチ、私の手の小指よりも太い。こんなものが埋まっていたのか(しかも周りは膿だらけ・・)と、驚いてしまった。この巨大な歯と、周りの膿を取り出したのだがから、歯茎には鼻の穴よりも巨大な空間ができたことになる。それが徐々に埋まって、元の歯茎に戻るまでには最低でも1~2ヶ月かかるらしい。

 以前の経験から、痛みは1~2週間は続くということを覚悟していたが、今回の場合は10歳年を取ったのが災いしたのか、痛みが強く、頬もひどく腫れてしまった。腫れはまるで口の中に大きなビー玉が入っているかのようである。抜歯後5日目の今日も、まだ引かない。そして、痛み止めの薬が切れるとズキンズキンと痛み出し、夜中でも目が覚めてしまう。結局、この三連休は、自宅の中で苦しみながら、しかも流動食しか食べられないという、かなり悲しい事態になっている。

 さすがにこれでは仕事にならないのだが、明日からの連休明け、どうしたものだろう。

今年のカブトムシ

2011年07月03日 17時10分02秒 | スローライフ
 このところずっと自宅で飼育しているカブトムシであるが、昨年の飼育失敗の結果、幼虫が3匹しか残っていないという事態になっていた。さすがに絶滅はさせたくないので、飼育ケース一つで丁寧に飼っていた。ただ、近親交配も数年目に入ると、何かと奇形が出やすくなるので、そこが懸念だった。そうしたら、今年のゴールデンウイークに、近所のダイエーで「先着100名にカブトムシ幼虫プレゼント」というイベントがあり、最近はこの手のイベントは人気がないのか?午後の時間になっても10匹ほど余っていて、一匹をいただき、「新しい血」を入れることが可能となった。

 さて、この夏、6月末から異常な暑さに見舞われたが、カブトムシ自体は春の訪れがやや遅かったこともあって、顔を出したのは6月30日の夜である。
 6月30日にようやく出てきた

 いきなり、メス2匹で、いずれも元気である。

 7月2日に立派なオスも

 その3日後の7月2日には、立派なオスも出てきた。全部で幼虫が4匹いたので、残るはあと1匹。ただ、4匹とも一緒に外に出てきている機会が高くはないだろうから、実際のところ残る1匹がどうなっているのかは、ちょっとわからない。

 いずれにしても、今年の幼虫飼育は、ギリギリのところで何とか種の数を維持できた。特に何かに気をつけた、というほどではなく、強いていえばあまり水をやりすぎない、何種類かの土を混ぜるとか、毎年行っていることくらいである。

 ついでにコクワガタについても報告。実は、毎年飼育していたが、こちらも昨年の夏を限りで「絶滅」してしまった。そうしたら、先月末に息子が学校の校庭で(!)つがいを捕まえてきた。息子の学校は、校庭に雑木林があって、日中でもカブトムシやクワガタムシが採集できるらしく、生物部員で雑木林に日中出かけて、そこで何匹ものコクワガタとカブトムシを見つけたらしい。本来ならその林に返してくるのが筋だが、「観察したい」ということなので、早速飼育ケースの環境を整えて飼育を開始した。

 ということで、我が家の夏も例年通り生き物だらけになっている。それにしても、毎日暑い!

久良岐公園で網ですくったブルーギル

2011年06月13日 08時08分30秒 | スローライフ
 日曜日は、先週に引き続き息子のお供で水棲動物探し。
 午前中はいたち川べりを2時間ほど散策したが、多数の鯉の群れ以外には特に目立った小魚の群れもなく、また大雨の後で、増水の余韻が残っていたので成果は特になかった。

 午後に入ってから、港南区の上大岡にある久良岐公園へと出直す。ここは山間のため池を中心に地形を活かした公園で、その池ではモツゴやザリガニ取りの子供達でいつも賑わっている。

 息子は、ザリガニ取りは卒業していて、今はもっぱら小魚目当てである。そうであれば、本格的に釣り道具を用意すべきところであるが、蝉取り少年出身のためか、いつも手網にこだわっている。

 ところで、こういう息子の姿を眺めるのも久しぶりである。というのは、春から秋まで暇さえあれば虫取り編みを持って近所の公園に出かけていた息子を、それを封印させて小学4年から塾に通わせていたこともあり、テストや授業で土日が埋まってしまっていた。中学に入って晴れて「元通り」になれたのだ。

 網を沈めて待機する
 長時間待っていると、小魚が網の上を通り始めるので、そこをすくい上げる。この方法は効率が悪く、1時間ほど粘った成果は2匹のみ。

 釣りのおじさんからのプレゼント
 釣りをしていたおじさんから、10匹以上のモツゴをプレゼントされる。息子は小柄なので小学生と間違われているみたいだ。現在、自宅の水槽は大小5つあるのだが、そこに分けて飼育することにした。
 
 何とブルーギルの稚魚
 すくい上げた2匹のうち、1匹は側面に縞模様が縦に走っていて、妙に立派な背びれがある。どうみてもモツゴではない。自宅に戻って調べてみると、何とそれはブルーギルの稚魚であった。この池は、大きくないにもかかわらず、不心得者がブラックバスやブルーギルを放流しており、またそれを釣ることを目当てにした人も結構いる。ブルーギルは肉食魚なので、モツゴなどの小魚にとっては天敵だし、この小さな池の生態系の破壊につながっている。とは言え、殺生するのもかわいそうなので、大きくなって小魚を食べるようになる前に、隔離して飼育することになった。ということで、また水槽が増えることになった・・・

いたち川を散策する

2011年06月05日 20時59分58秒 | スローライフ
 梅雨の晴れ間の日曜日、自宅から自転車で15分ほど行った場所にある、いたち川の川辺に息子と出かけた。いたち川は、横浜市栄区を流れる小河川で、JR本郷台駅を過ぎたあたりで柏尾川に合流している。いたち川の谷には、環状4号線が走っており、片側1車線のため常時渋滞している。そのため、よもやこのすぐ脇に、自然豊かないたち川の光景が広がっているとは想像できまい。タウン情報誌などで、いたち川の川辺がすばらしいことを私も知ってはいたが、買い物などでこの環状4号をよく利用することはあっても、その脇を流れているいたち川の川辺を散策することは、この土地に引っ越してきてから丸10年となる今まで無かった。

 今回の機会は、昨秋横浜の半端のない坂道を克服する電動アシスト自転車が手に入ったこと、そして、この春中学に入学し、晴れて受験勉強から解放された息子がいることによって実現された。ちなみに、私はもっぱらサイクリングと自然満喫が目的であるが、生き物オタクな息子は水棲動物採集が目的で、ちょっと違うが・・

 稲荷橋から下流を見る
 このあたりは山が迫っていてまるで渓谷美であるが、数十メートルほど脇は、環状4号で、山の上は桂台という広大な戸建て住宅地が広がっている。このため、空中写真で見ると、私が訪れている場所は川辺にわずかに残る緑地帯程度にしか見えない。

 ここに見える光景は”人造”である
 自然豊かな川辺の光景だが、これは、今から20年以上前に、“復元”工事が行われた結果、よみがえったというのがミソ。つまり、人が造った自然の光景である。大変できが良く、野鳥観察の宝庫でもある。近くでは、カワセミの撮影を狙ってアマチュアカメラマン達がシャッターチャンスを狙って待機していた。

 鯉の群れを見ることができる
 周辺の住宅造成地からの下水は流れ込まないため、水質はかなり良く、透明度も高い。鯉の群れの中に錦鯉も混じっている。今日は、息子の必死の捜索にもかかわらず、鯉以外のウグイやアブラハヤなどを見つけることはできなかった。

 せせらぎも「人工物」
 至る所にせせらぎやよどみなどの変化があるが、これらも皆復元工事によって作られている。石はよく見ると”規則的に不規則”に並べられ、一部はワイヤーで流されないように固定してある。上流から流れてきたものでは無さそうだ。

 こんな橋もある
 川辺は数キロにわたり遊歩道が整備されており、途中にはこのような橋も用意されている。

 住宅開発は、川辺、山の上いずれもギリギリまで迫っていて、通常ならばこの河川もコンクリートの擁壁で仕上げられた、誰も近づけない味気のない存在になっていたのだろう。このような復元工事を行うことで、洪水対策と合わせて、水辺の豊かな景観を市民にもたらしてくれる存在に生まれ変わっている。この川辺に建つ住宅やマンションに住む人たちがうらやましいと思っていたら、息子が「ここって高級住宅地なの?」と質問をしてきた。不動産会社的にはJRの駅からはバス便で、都内には1時間半はかかるという点ではアドバンテージはないが、このような光景を目の当たりにできる生活を考えると、住宅地としてははとても恵まれている。それを「高級」と感じるなら、確かにそうだ。