3月23日〈月)
住宅地の四方家に囲まれたじゃがいもの会の小さな畑、「にこにこ畑」で鍋パーティをしました。
始めて来た人が来るなり、「えっ、都会のこんなところに畑があるの信じられないっ!」って、言ってくれました。
参加者は1歳から3歳までの子どもが5人、そのお母さんたち5人、そのほか地域の人も含めて13人、合わせて23人でした。
畑で摘んだり掘ったりした野菜を、来た人たちがその場で限られた調味料で、工夫して料理しました。
手作り一斗缶利用のロケットストーブも大活躍しました。
冬野菜はみな搭がたってつぼみや花になっている時期、根(大根、人参、蕪、日野菜)は色があせ、硬くなり、おいしい食べる時期はとうの昔にすぎていましたが、つぼみ(小松菜、紅菜苔、白菜、水菜)は春の味、そのほかわさび菜、ルッコラなど。それらを全部どこかに使って、鱈と一緒に鍋物、サラダ3種類、炒めもの、漬物、あとここで作った沢庵と勢ぞろいしました。
それにびっくりしことに、一品持ち寄りでもなんでもなかったのに、持ち寄りの料理もいっぱい集まりました。韓国料理チャプチェ、キクイモの味噌漬け、玉ねぎのピクルス、シューマイ、カレー味のコロッケ、ケーキ2種、真っ黒のごまのお饅頭など・・
買った人参と味が違う、おいしいおいしいと言い続けて食べ続けている人、1年分の野菜を食べだめした、ありがとうという一人暮らしの男性など、みんな野菜がおいしいと言ってくれてうれしかったです。
若いお母さんたちは日本在来の固定種の野菜の八百屋さん、レストラン経営、お料理・パン作りの先生、ケーキのお店を夫婦これから始める人、栄養士さんといった具合に食を仕事にしている人が多く、そうでない人も自分で生ごみ堆肥作りを始めるなどとても研究熱心な人たちです。子育てと仕事で忙しいので、畑にはたまにしか来られませんが、この日はプロとあってみんな腕を振るって大活躍でした。
卓上のコンロが調子悪く、買いに行ったりしていたら手間取って、お昼にありついたのが遅くなり、予定していたじゃがいもの植え付けと、その日集めた生ごみを土に入れるのは中止にしてしまいました。食べることとコミュニケーションをはかることに専念でした。知らない人とも知り合って、また畑に行きたいなって思ってくれることを願って!
普段静かな場所が、ちょっとにぎやかになり近所迷惑かしらなんてことをちょっと気にしながら、都会の真ん中の住宅地での鍋パーティでした。