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はちきんizyのアメリカ丼

料理にすると丼カップル
はちきんイジーとアメリカンいごっそうバッキーの
山あり谷ありの国際結婚ブログです。

寂しさを考えなかった

2023-10-02 | アメリカの家族

今週末、

バッキーは裏庭にある花壇のレンガを整える作業に励んでいる。

 

作業中、レンガを打つ響きが部屋の中にも聞こえて来た。

 

なんでもないそんな時間に

満たされる自分が感じられて

記憶にしっかり残すため

何度もその想いを心のなかで繰り返した。

 

私も何か家のことをしよう。 と

私は表のドライブウェイに落ちているクルミ集めをはじめた。

 

バッキーが話していたように

陽にあて乾燥させ実をとってみようかと

今回 初挑戦することにしたのだ。




 

 

 

”今晩はクーポンを使ってDQのバーガーにするか?” と

バッキーに訊かれ 大喜びしてたら

 

 

亡くなった義理両親を思い出した。

 

 

 

 

年齢を重ねる毎に何をするにつけても、義父を思い出させるバッキーだけど

DQの夕飯に義母を誘う義父とそっくりだったんでね。

 

そうして義母の事も思った。

 

咽頭がんの手術後 

義父は56歳でリタイヤして障害者年金をもらい暮らすことにした。

 

それから約15年間、義父母は毎日一緒に行動をし

その間、義父はがんの手術を数回受け 義母が介護もしていた。

 

確か義母は青年期にキャンディー ストライパー をしていたとかで

バッキーの従兄弟が怪我をした時も

義母が彼らの怪我の処置をしていた事は多かったらしい。

 

キャンディーストライパー と言うのは

ボランティアで病院の手伝いをする人たち

 

そんな義母なので

放射線治療を受けた義父のただれた首の手入れも上手だった。

 

 

義父が亡くなる数日前?に

義母はホスピスサービスを利用することにした。

 

夫の死が近づいている事を感じていても

その日は突然来る。

 

 

夫を亡くし一人暮らしになってから

自分で出来ないことが増え

人に頼りたくなかった義母はシニアのアパートに引っ越す事にした。

 

そこで思い出のない家具に囲まれて義母の一人生活が始まった。

その時私は義母の寂しさを考えることもしなかった。

 

それが悔やまれる。

 

 

我慢したり 諦めたりした事は多かっただろうけど

天使に近い人になって義母はあの世に舞った。