「3.5島返還はダメです。」

2009年04月20日 | いつきの思い
元気に鯉のぼりが泳いでる季節ですが、私が子供の時代に比べると鯉のぼりを立てている家庭が多いような気がします。男の子が誕生したので、我が家にも鯉のぼりが元気に泳いでるのですが、幼少の時代から一度も鯉のぼりが自分の家にはなかったので、嬉しく感じます。

さて、週末は延岡のお大師さんや、自衛隊コンサート、難病連総会、そして地元・日南のフリーマーケット等に顔を出してきました。(写真は、週末の写真です)

本来は、週末もブログを更新したかったのですが、時間がなかったので書けませんでした。

先週の金曜日に新聞を読んでびっくりしたのは、北方領土を巡って政府代表である谷内正太郎前外務次官が、毎日新聞にインタビューに対して「個人的には(四島返還ではなく)3.5島返還でもいいのではないかと考えている。」とまるで売国奴のような発言を政府代表がしている事に驚いた。

後日の報道を見ると、政府は政府見解ではないとは否定しているが疑わしい。

北方領土の交渉が難しいのは私も理解は出来ますし、政府もこの問題を一歩でも前進させたいと思ってるのだろう。
しかしながら、我が国固有の領土である北方の四島を、「全て取り戻さなくてもいい」と思ってる方を政府代表として交渉にあたらせるのはどうかと思う。

私自身は、日露交渉の中で北方四島の帰属は我が国であると明確にし、「すぐに渡せ」と言っても相手も折れないだろうから、北方四島をロシアに一定期間租借させ、お互いの妥協できる期限を設定し、返還させる事が一番現実的な北方領土返還交渉だと考えます。

北方領土の日にも書きましたが、口では国防や領土問題を語りながら、実際には興味をあまり示さない方が多い、この北方領土問題。この問題に対する国会議員の意識が風化している現実が、「2島返還」や「3.5島返還」という空気を生んでるのかもしれません。