「たかが一票」

2007年01月08日 | 選挙
今朝の地元紙の特集を読んで愕然とした。

「たかが一票」。宮崎市内の美容室で働く男性(二十五)は自らの選挙権をこう表現する。さらに「政治や選挙に全く興味がない」と言い切る。
 
一昨年の衆院選挙では、ある候補者に投票するよう知人から懇願された。しかし、どんな人物なのかを知らなかったため、結局、投票には行かなかった。それだけではない。実は、これまで一度も投票所へ足を運んだことがないのだ。その理由を「誰に入れても結局は一緒だから」と話す。
 
男性は「政治に対する失望感がる」とも主張する。「投票した候補者が当選しても、前知事のように県民を裏切ることがあるのでは」
 時には選挙に行かないのは悪いことなのかと思うことがあるが、「行かないのも一つの意思表示だ」と考えている。
                (宮崎日日新聞 平成19年1月8日 月曜)


ほんとに、我々の持つ選挙権というものは、「たかが一票」なのだろうか?、「誰に入れても一緒」なのだろうか?

多くの人々が、今の政治に対する不満があるのは分かる。僕も今の政治に対する不満があり、なんとしても変えたいという信念のもと政治活動を続けている。

しかしながら、今のような政治・多くの人が失望している政治を生み出したのも、我々、一有権者自身だ。僕は「政治レベルと民意レベルは比例している」と考える。投票という行動が自分の意思を、ある候補者に託すものである以上、今の政治が悪いのは、そもそも選んだが側の意識レベルが低かったのが原因ではないのか?


元首相のように「選挙に行かずに、寝ててくれればいい」と有権者を馬鹿にしたような発言をする政治家もいる。政治家や役人に馬鹿にされたまま、このまま黙ってていいものだろうか?

「変わらない」ではなく、「変えてやる」という気持ちを一人一人が、選挙の際に意識すればよいのではないか。もし、自分の投票した候補者が当選してから、自分達の思いを裏切るような事をすれば、次の選挙で落としてやればいい。そうやって、住民の監視体制のもとに、民主主義が機能していけば、この国は必ず動くし、必ず変わります。国だけではなく、全ての自治体が動きます。

「民主主義」という立派な制度を行使しないまま、今の現状に不満を述べても何も変わらない。特に、これからの将来を担う若者が責任をもって、この国そして地域をリードしていかねばならない。このまま行動しなかったら、自分達だけじゃなく、自分達の子や孫にまで影響する事態を作ってしまうかもしれない。

昨日も書きましたが、後で後悔しないように、一人一人が責任を持って投票という行動に移さないといけません。

「投票基準と元の木阿弥」

2007年01月07日 | 選挙
今回の知事選挙で皆さんは、どんな基準で投票するのでしょうか?

投票する際の基準としては、候補者の人柄、候補者の掲げる政策、候補者の「しらがみ」の有無など色々とあると思う。

前回の選挙で「県政の改革」を旗印に草の根選挙で戦った前知事は、蓋を開けたら選挙を応援した業者と癒着し、官製談合を行い、そして発覚・辞任・逮捕へと発展し、今回の出直し知事選挙へと至った。

本来は選挙というものは政策を戦わせなければならない。実際、今回の選挙でも各候補がローカル・マニフェストを掲げて戦っている。

しかしながら、今回の選挙では「選挙におけるしがらみ」を脱却できる候補者を選ばないといけないのではないだろうか?今回、きっちりと「しがらみ」を断ち切らないと、元の木阿弥になってしまう。

後で何の為の選挙だったのかと後悔しないように、県民一人一人が自分の意識で慎重に新しい知事を選ばないといけない選挙が、今回の知事選挙だろう。

「順風満帆」

2007年01月05日 | 出来事
寒いですね。
山奥のお寺から戻ってまいりました。
別に山篭りをしてたわけじゃないんですけどね。

色々とお坊さんと語らせてもらいました。
「いつきちゃん、大器晩成っていうだろ。その逆もあってね。人生ね、何事も順調に進んでるとね、後で絶対、挫折を味わうもんだよ。そんな人間は、挫折を味わった時に這い上がってくるだけの気力はないだろうね。絶対、挫折も味わなきゃいけないんだよ。」と人生論について語ってくださいました。

そのお坊さん曰く、アテネで負けた直後の柔道日本代表の井上康生選手に「砂糖と塩の、甘い辛いを分かったんじゃないか?どんな人間も順風満帆にはいかない。これは試練だ。この試練をバネに、また這い上がってくれば、必ず強くなれる。」と説いたそうです。

僕も、一昨年の落選という挫折を味わいました。これが大きな挫折だったのか、これよりももっと大きな挫折を味わうのか、僕には分かりません。しかしながら、這い上がっていかねばなりません。

知事選挙期間中は中断していますが、毎朝の辻立ちも8ヶ月を過ぎました。
自分では修行だとは思っていませんが、お坊さん曰く毎朝街頭に立つ事は修行の一つだそうです。座禅には何種類かあり、座ってする座禅ではなく、立ってする座禅にあたるそうです。まだ、悟りの境地には程遠いですが、街頭が終わるとなんとなく清々しい気分になります。

街頭に立ち、何かを悟れるよう。今後も精進してまいります。

「選ぶ側の責任」

2007年01月04日 | 選挙
いよいよ、県知事選挙が始まりました。各候補には危機的状況にある宮崎県を立て直す為に、切磋琢磨して頑張っていただきたいです。

選挙というものは、出馬する側だけの一方通行だけではいけません。我々、一有権者は「選ぶ側の責任」で、新しい知事を選んで、我々の思いを新知事に託さないといけませんね。棄権する人は無責任ですから・・。

昨日は、(社)日本青年会議所宮崎ブロック協議会主催の「マニフェスト型公開討論会 宮崎県の明日を語ろう 契約公開」に行ってきました。候補者同士でのクロス・トークによる討論ではなかったのですが、コーディネーターの方が事前に用意されていた質問以外にも各候補者に質問をぶつける形の討論会でしたので、少しは討論も白熱し、また、各候補それぞれの意見が聞くことが出来き、大変参考になりました。

多くの候補者が「産業の更なる発展・振興・活性化」で、県産農作物の高付加価値化などブランド戦略を口にされてたのですが、宮崎県には「宮崎牛」や「完熟マンゴー」などのブランド化した農作物はいくつかあります。全国的にも認知度は徐々に上がってきてるのですが、「松坂牛」・「神戸牛」・「米沢牛」など全国的に有名なブランド農作物にはまだまだ及びません。口では簡単に、高付加価値化と言いますが、ブランド化した農作物を今まで以上に売り出す戦略がどの方からも語られなかったのは残念でした。

もっと奥深くまで聞きたい事もあった討論会ですが、出席された方は候補者の政策や人柄等が垣間見えたのではないでしょうか。討論会の冒頭にマニフェストについて数値目標などをいれた候補者と有権者との契約書という説明がありました。契約である以上、候補者は約束した事を守らないといけませんし、有権者はその候補者と契約した以上、選んだ側の責任も生じます。前回の衆院選挙を見ても分かるように、有権者に約束した公約を簡単に破る候補者もいます。そういう意味では、「公約・マニフェスト=契約」という意識付けが候補者にも有権者にも根付かなければなりません。

ニュースを観ていると、街頭でインタビューに答えてる方が「入れたい候補者がいない。」と言ってたのですが、棄権という選択肢を選ばず、消去法でもかまわないので「新しい宮崎創り」の為に投票という行動にうつしてもらいたいもです。



「民主党の宮崎県知事選挙に対するスタンス」

2007年01月02日 | 選挙
党員・サポーターの皆さまには連絡済みですが、党員・サポーター以外の民主党支持者の方には、近く行なわれる知事選挙に対する民主党のスタンスが伝わってないかもしれませんので、このブログにて我々のスタンスを報告させていただきます。



民主党宮崎県連は、宮崎県知事選挙への独自候補の擁立を含め、「与党との相乗り候補の支援はしない」且つ「しがらみが無く、県民党の立場の人」で選挙選を戦うことを一貫して模索してまりました。

そして、12月11日開催の第37回県連幹事会において、宮崎県知事選挙の対応について、県連三役に一任いただき、さらに議論を深めると同時に、CNP会議(メンバー;連合宮崎、民主党、社民党、民主党を応援する会、宮崎県友愛連絡会、宮崎県労組会議)においても度重なる議論を交わしました。

その結果、12月27日、県連三役会議は、「川村秀三郎」氏を自主的に支援することを決定し、12月28日第38回県連幹事会において確認、決定いたしました。

民主党宮崎県連は、CNP会議メンバーとともに、川村氏の知事選挙に向けての政治姿勢を評価し、自主的に支援決定するもので、今後、県民党の一翼を担い、確固たる運動の輪を拡げていくことといたします。

【支援理由】
① 川村秀三郎氏の政党や特定団体の推薦を受けず、幅広く県民に支持の拡がりを求めていくという政治姿勢に共鳴ができることから、宮崎県政の舵取り役として最適任と判断した。
② このことは、一党一派に偏ることなく、しがらみの無い政治の実現につながること。
③ 他候補が政党の推薦決定を受けた後も強い信念を持ち、宮崎県政や県民のことを考え、熟慮され決断されたことを評価する。
④ 12月27日の会見や公開討論会での主義主張や政策が高く評価できること。特に、人を大切に、人を育て、人を活かすことや国や中央に対し地方の声をしっかり主張する姿勢が評価できること。
⑤長年勤務された省庁での経験から、幅広い人脈の活用と行政手腕が期待できること。

                         民主党宮崎県総支部連合会

「迷惑な時期の選挙」

2007年01月02日 | 選挙
あっというまに年末が来て、いつの間にかお正月になり、正月気分がなかなか抜けない今日ですが、この時期は受験生にとっては大切な時期ですよね。

選挙に係わる人間が言うのも何ですが、受験生の為にも過剰な街宣はどの陣営にも止めていただきたいです。特に選挙最終日の20日は、センター試験の一日目と重なります。選挙は最終戦に突入するとヒートアップしますから、受験生の最後の追い込みの時期と重なるんですよね。

今回の知事選挙は、官製談合に発する安藤前知事の辞職によるものですが、大人の都合だけで決めるのではなく、時期というのも考慮にいれた選挙の法整備を考えないといけないのかもしれません。

ある候補予定者のHPでも公職選挙法に対する疑問が書かれてましたし、新聞紙上の投稿でもポスター掲示に関する疑問の声が紹介されていました。選挙は人件費などのコストもかかります。(ほんとか嘘かは分かりませんが、元公務員の人曰く投開票の手当てだけで一日2万円近くもらえるそうです。開票作業が遅れれば、日にちをまたぎますので、二日分貰えるらしい・・。)いくつかの自治体ではコスト削減の為に平日投票を実施してます。海外でも投票日は休日ではなく、平日がほとんどです。日本も平日投票に変える時期では?その方がコストも下がるでしょうし、投票率も上がるような気がするのですが・・。

「新年、明けましておめでとうございます。」

2007年01月01日 | 出来事
明けましておめでとうございます。

残念ならが、初日から天候がおもわしくないですが、皆さまにとって素敵な一年でありますように。

今年は「金の猪の年」や「金の豚の年」と言われるそうで、その年に子宝に恵まれると、その家は繁栄するそうです。

大晦日、元旦と年を越して神社での行事に参加させてもらいました。

年が明けてすぐ、おみくじを引いたのですが、「大吉」でした。
神の教は、

神の心に叶って居るが、物も心もつかいよう
授けられる其金、其身体、其心、決して無駄に使ってはならぬ。
しかし一銭の金でも役立つ使い方はむつかしい。
其手、其足、其言葉、世の為、人の為、役立つ様に使って居るか、
神の御心に添わない使い方をすれば屹度不幸が湧いて来る。

この神の教えを肝に銘じて、世の為・人の為の政治の実現の為に今後も邁進していきたいと思っております。

昨年は政治の世界に目を向けたら、耐震偽装問題の渦中の会社が特定の政治家に献金していたり、偽メール問題があったり、税金を裏金にまわしていた事が明らかになったり、郵政民営化を反対した造反組が党の事情で復党したり、官製談合が明らかになり知事が辞任・逮捕されたり、そして年末から年始にかけて自民党の国会議員に対する金銭の問題が明るみになったり。政治と有権者の距離感を感じるし、有権者を見ていない政治が横行している。このような政治を一日も早く終わらせないといけません。