「口蹄疫ワーキングチーム」

2010年09月08日 | 日常活動
台風が近づいているせいか、東京は雨です。代表選挙の最中ではありますが、それはそれとして、国会議員としてやらねばならない事は多々あります。報道は代表選挙ばかり報道しておりますので、国会議員は選挙に明け暮れているようにも移りますが、閉会中ではありますが、委員会も開かれておりますし、部門会議なども開催されております。

昨日は午前に口蹄疫WTが開かれ農水省と協議をさせていただきました。午後からは口蹄疫WTの幹部だけで宮崎県東京事務所と打ち合わせをさせていただきました。

先日、「WiLL」というたまに買って読む雑誌を読んでおりますと、木村盛世さんという有名な厚生省医系技官が「口蹄疫、殺処分は誤り」という記事を投稿しておりました。その理由として①口蹄疫は治癒するから②感染した牛・豚の殺処分によって完全に防ぐことは不可能にちかいからとの理由をあげられてました。

確かに口蹄疫は治癒する場合もありますが、口蹄疫そのものを防ごうとしている理由は感染すると家畜の商品価値が落ちるからである。また、早期の清浄国復帰を果たさないと日本の畜産業に与える影響が深刻になるからである。

ケニアの獣医師フランシス・キュリア氏の「ケニアでは口蹄疫はごくありふれた病気だ。イギリスの対応は大げさすぎる」というコメントを引用し、「キュリア氏のコメントはきわめて冷静である」と評価している。

ほんとに、日本の畜産業界がそのような口蹄疫との共生を望んでいるようには私には思えない。「WiLL」の中では、この記事をスクープ扱いしているが、口蹄疫は治癒する病気だから口蹄疫と共生する道を選べとでもいいたいのだろうか??