「溶けてゆく??」

2010年04月05日 | 日常活動
自民党からの離党者が止まらない。政権交代後、自民党を離党した方々は10名近くになるのではないだろうか。週末には与謝野元財務大臣が自民党に離党届を提出し、近日中に新党を結成するとの報道である。

前から何度も述べてるが、日本の民主主義の為には自民党が分裂、崩壊するような事があってはいけないと思う。民主、自民が競い合ってより良い政治を心がけていく事が、この日本を良くする事だと私は思う。

政治の世界だけではないが、より良いライバルがいて、お互いに磨きがかかるのが常である。

「執行部が、自分達の言うことを聞かないから」、「執行部が、変わろうとしないから」、「今の自民党では保守票を吸収できないから」という理由で、新党を結成するなど愚の骨頂だと私は思います。

特に若手が、再生させようと頑張ってる時に、長老や先輩が後ろから鉄砲を撃つような真似をして、しかも、その党を崩壊させようとする動きには首を傾げたくなってしまう。

そのようなエネルギーがあるなら、それは自民党の再生に使うべきだと、外から見ていて思う。

日本の政治が成熟しないのは、私は野党に大きな責任があると思っております。
従来の野党もそうですが、何かあると、分裂、そして新党と繰り返してきた。
結果、日本の政治は遅れを取ってるのではないかと思います。

私の議員会館の部屋からは、自民党本部が見えます。
それは、議員になる時に、いつか自民党を倒して、政権交代を実現しようという思いも込めて、自民党本部の見える部屋を選びました。

その自民党に分裂・崩壊の危機が迫ってるのには残念でなりません。
私の大好きなSAPIOという雑誌も「あぁ、自民党が溶けてゆく」という特集を組んでおります。

与党に比べて、野党には様々な困難がつきまといますが、ぜひ、自民党には持ちこたえていただきたいと思います。