「汚染米調査」

2008年09月28日 | 日常活動
26日(金)に民主党汚染米調査団(団長:大島九州男参議院議員)で熊本の和菓子店、九州農政局、熊本県庁に実態調査に行ってまいりました。

まず、被害にあった和菓子店でお話を伺ったのですが、「自分達は被害者なのに、報道の仕方で、加害の一端を担ってるように思われている。」と報道のあり方に対する苦言がありました。

色々とお話を伺いましたが、別に値下げされてる汚染米を知ってて購入してるのではなく、正規ルートで正規の値段で「国産米」というのを信じて購入されてたようです。なんでも、お米というのは小売の段階では何割引きというのは出来るようですが、流通の段階では1割も下がる事はないようです。

地元に戻り、被害を受けた和菓子店に行ってお話を伺いましたが、「ほんと、汚染米だなんて知らなかった。おまけに値段も高かったんですよ。」と言われました。

「不安の中でも、毎日作っていかねばならない。私達も消費者と同じで、何を信じればいいかわからない。」と和菓子店の店主は仰れました。そのお店の売り上げは、実名報道によって前年比5割減にも落ち込んだようです。

過去5年間で三笠フーズに96回も立ち入り検査をして見抜けなかった農水省。九州農政局の方も「甘かったと言われてても仕方がない。」と言われてましたが、杜撰な検査システムによって、食べてはいけないものが消費者の口に入り、また真面目に一生懸命に製品を作られてきた様々な業者の方にも風評等で被害が拡大している。

ミニマムアクセス米の保管のあり方、また米の流通システムに対する監視体制の強化、また謎につつまてる汚染米のからくりや原因の真相究明を急いでまいります。

民主党汚染米不正転売調査団としては、石破農水大臣に対して5項目の汚染米不正転売に関する要請書を提出させていただきました。