「知るために。」

2008年09月25日 | 日常活動
米販売会社「三笠フーズ」が工業用米を食用と偽って販売していた問題で、明日、民主党汚染米調査団の副団長として熊本の関係先を視察させてもらいます。

我が国は、年間77万トンの輸入米をWTO協定に基づいて輸入している。残留農薬基準の基準値を超えることが判明した米やカビが生えたりした米を事故米として、非食用に使う条件で農水省が民間業者に販売しているわけだが、この事故米は、本来は我々の口に入るものではないし、汚染されているわけだから、決して入ってはいけないものだ。

しかしながら、業者の不正と、それを見抜けなかった農水省によって、不幸にも食卓に出回ってしまった。

事故米の政府売却先は16業者あり、食用に転用した疑いのある業者は三笠フーズ以外にも3社もあった。事故米の転売は三笠フーズだけの問題ではなく、米販売業者に蔓延った問題と言っても過言ではないだろう。複雑に流通する経路によって、流通後の状況が把握できない事故米もあるが、一日でも早い実態究明が求められる。

一年を表す漢字に「偽」が選ばれた昨年から、食品偽装が後を絶たない。以前からそうだったのかもしれないが、食品偽装があたりまえになっている現状を徹底して改め、今後は、流通経路の把握が難しい米流通のトレーサビリティーの徹底や不正取引を行なう業者に対する罰則を強化していかねばならない。

問題の真相究明、再発防止の為に視察してまいります。