9月の末日でこれまで勤めていた翻訳会社を退職することになった。10月からはフリー翻訳者として生きていく。これまでは翻訳者に仕事を発注する立場だったのが、これからは受注する側に変わる(もちろん、仕事があればの話なのだけど)。紆余曲折があったけど、ついにここまでたどり着いたという気がする。朝から晩までいやというほど翻訳ができる。働いた分だけ報酬を得られる(働かなければ、報酬は得られないが)。何年も望んでいた生活だ。ただし、これはあくまでも始まりであって、これからどうなるかはすべて自分にかかっている。もう言い訳はできない。サラリーもない。自分が選んだプロフェッションで、いい仕事ができるように頑張るのみだ。不安は山ほどある。だけど、その時がきたんだな、と確かに感じている。
雨ばかり降っている。しかも、外に出てしばらくは晴れていたのに、電車を降りたらどしゃぶりみたいな展開が多い。今日も、武蔵境の駅についたら大粒の雨。傘ばかり買っているのが悔しいから、ずぶぬれになって帰ってきた。稲光がする。雷って、こんなにしょっちゅうあるものだったのか。途中でスーパーに寄ったら、雨宿りしている一団から、哀れ、この濡れ鼠は奇異の目で見られた。まあいい。僕は、変人と思われるくらいのことをやっていて、ちょうどいいのだ。変人と思われるくらいのパワーを出しているときが、自分らしいと思えるのだ。傘なんてなくてもいい、迎えの車なんてなくてもいい、綺麗な夢を見続けてるといわれてもいい(また言っちゃった)。
わけあって、今、家にテレビがない。福田首相が辞任したときも、オリンピックの閉会も、新聞やネットニュースでしか見ていない。何気なく、テレビをつけて見るともなしにボーっとすることもできない。つい本を手に取る頻度も増える。でも、これは読み書きを生業にしようとしている人間にとっては、いい環境かもしれない。
やがてこの街に冬が訪れる 君がいなくても
世界はこのまま何もかわらない 君がいなければ
気がつけば、悲しく切ない歌ばかり口ずさんでいる。そんな自分に哀愁を感じていたら、僕の隣を、若い男子がものすごい大声で歌を歌いながら自転車で通りすぎていった。よくいるんだよな~、こういう人。なぜか、男。
一日が終わる。ベランダから外をみる。やっぱりそれは、まるでセンチメンタルなプラネタリウムなのだった。
雨ばかり降っている。しかも、外に出てしばらくは晴れていたのに、電車を降りたらどしゃぶりみたいな展開が多い。今日も、武蔵境の駅についたら大粒の雨。傘ばかり買っているのが悔しいから、ずぶぬれになって帰ってきた。稲光がする。雷って、こんなにしょっちゅうあるものだったのか。途中でスーパーに寄ったら、雨宿りしている一団から、哀れ、この濡れ鼠は奇異の目で見られた。まあいい。僕は、変人と思われるくらいのことをやっていて、ちょうどいいのだ。変人と思われるくらいのパワーを出しているときが、自分らしいと思えるのだ。傘なんてなくてもいい、迎えの車なんてなくてもいい、綺麗な夢を見続けてるといわれてもいい(また言っちゃった)。
わけあって、今、家にテレビがない。福田首相が辞任したときも、オリンピックの閉会も、新聞やネットニュースでしか見ていない。何気なく、テレビをつけて見るともなしにボーっとすることもできない。つい本を手に取る頻度も増える。でも、これは読み書きを生業にしようとしている人間にとっては、いい環境かもしれない。
やがてこの街に冬が訪れる 君がいなくても
世界はこのまま何もかわらない 君がいなければ
気がつけば、悲しく切ない歌ばかり口ずさんでいる。そんな自分に哀愁を感じていたら、僕の隣を、若い男子がものすごい大声で歌を歌いながら自転車で通りすぎていった。よくいるんだよな~、こういう人。なぜか、男。
一日が終わる。ベランダから外をみる。やっぱりそれは、まるでセンチメンタルなプラネタリウムなのだった。