シネマの森の迷走と探索

FBに投稿した映画作品紹介を整理し、再掲します。

☆は「満足度」(☆5個満点、★で補足)。

キャロライン・トンプソン監督「黒馬物語(Black Beauty)」(米・英、1994年、102分)☆☆

2022-04-13 13:24:03 | アメリカ・1990年~


原題の「ブラック・ビューティ」は、主人公の馬の名前です。

イギリスの女流作家、アンナ・シュウエル(1820-78)による同名小説の映画化です。

ゴードン家の牧場で生まれ育った気楽な仔馬時代から、ロンドンでの辛い馬車馬生活を経て、田舎の牧場で静かな老後を送った黒馬の物語です。馬に対する細やかな愛情、観察が魅力です。

舞台は19世紀後半のイギリス。

牧場で生まれた美しい黒馬、ブラック・ビューティは母馬や牧夫の愛情のもとで育ちます。気難しいが美しい栗毛の牝馬・ジンジャー、小さいけれど利口なポニー・メリーレッグス、未熟な厩務員見習いの少年ジョーといった仲間に囲まれ、調教を受け、ゴードン家の厩舎で主
 
人の馬車馬や乗用馬として使役されます。休暇には広大で緑豊かな放牧地で仲間たちと楽しい時間を過ごします。

ゴードン一家が屋敷を手放して移住することになり、残された馬や厩舎の人々は離散し、ブラック・ビューティも人手に渡ることに。
最初はゴードン邸で伯爵夫人に手厳しく扱われ、次いで貸し馬屋に売られます。さらにロンドンの辻馬車屋ジェリーに買われます。
ジェリーはその後、体調を崩して辻馬車屋をやめ、ビューティーは穀物商人、再び辻馬車屋と主を替えます。重荷をひくなかで脚に大怪我。最後は5ポンドで心ある農場主・サラグッドに買われますが・・・。
コメント
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