シネマの森の迷走と探索

FBに投稿した映画作品紹介を整理し、再掲します。

☆は「満足度」(☆5個満点、★で補足)。

ロドリゴ・ガルシア監督「アルバート氏の人生(The Life of Albert Nobbs)」(アイルランド、2011年、102分)☆☆☆

2022-04-14 13:22:37 | アイルランド
独身女性が自立して生きることが難しかった時代、自分が女性であることを隠し男性として生きたひとりの女性の物語です。

原作は、アイルランドの小説家ジョージ・ムーアによる同名小説です。

舞台は19世紀、アイルランドのダブリン。

アルバート・ノッブス(グレン・クローズ)は、ホテルのレストランで住み込みのウェイター。常連客や他の従業員の信頼を得ていました。若くして両親を亡くし一人で生きていかざるをえず、自らを男性といつわって働きました。

そんなある日、ホテルに泊まり込みで仕事に来たペンキ職人、ヒューバート・ペイジ(ジャネット・マクティア)と知り合います。実は「彼」も女性でした。互いに男性といつわって仕事をしていたふたりは、急速に親しくなります。

ペイジが女性と「結婚」していると知ったアルバートは、かねてより計画していたタバコ屋を同僚のメイド、ヘレン・ドーズ(ミア・ワシコウスカ)と営もうとします。

他方、ホテルのボイラー職人だったジョー・マッキンス(アーロン・ジョンソン)がいました。ジョーはヘレンと恋仲になります。アルバートがヘレンに交際を申し込んでいることを知ったジョーは、アルバートから金を巻き上げアメリカに行こうとヘレンをそそのかしますが・・・。
コメント
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