シネマの森の迷走と探索

FBに投稿した映画作品紹介を整理し、再掲します。

☆は「満足度」(☆5個満点、★で補足)。

スティーヴン・フリアーズ監督「あなたを抱きしめる日まで(Philomena)」(イギリス、2013年、98分)☆☆☆

2022-04-18 21:17:07 | イギリス


原作はマーティン・シックススミスによるノンフィクション“The Lost Child of Philomena Lee”。

10代で未婚の母となり、幼い息子と強制的に引き離されたフィロミナ・リーの「実話」です。

原題は主人公の老女の名前。

クリスチャンの彼女はまだ若かかった頃、未婚で妊娠。戒律によって修道院に収容されました。息子・アンソニーと修道院で定期的に会えましたが、ある日突然、アメリカのある家の養子となり以後、消息不明になります。

50年の年月が経過。息子の事を気にやんでいたフィロミナ(ジュディ・デンチ)は、娘のジェーン(アンナ・マーティン)にアンソニーの存在を告白します。

ジェーンは偶然、ジャーナリスト、マーティン・シックススミス(スティーヴ・クーガン)と知り合い、母の息子について本を書かないかと持ちかけます。

彼はフィロミナとともに息子を探す旅に出ます。ふたりは修道院に行きますが、息子関係の書類は焼失し残っていません。

隠蔽を感じとったマーティンは修道院近くのバーで聞き込み調査。すると、店員の話から修道院では子どもを、金銭と引き換えでアメリカに売って養子に出していたことを知ります。マーティンはフィロミナとともにアメリカ行を決行。

アメリカではジャーナリストであるマーティンの人脈から、アンソニーの新たな情報が得られましたが・・・。
コメント
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