井内利彰

競馬に携わってます

猛暑による事故を未然に防ぐために

2012-07-17 | Weblog
5月25日に発売された新書「100%激走する勝負調教大全」はしばらくヘッダーに入れさせてください。
Amazon.co.jpで発売中。

画像はノーブルディードと土屋助手。
週刊誌を見る限り、人気はなさそうですが、今回は降級戦。
土屋さんかもいいお話が聞けたので、馬券の主軸になると思います。

さて、タイトルですが、これは今週の調教Gメン研究所のコラム(netkeiba.com)で掲載したものです。
以下、冒頭部分だけですが、転載しました。

 先週から一気に蒸し暑さが増してきた栗東。先週末の中京競馬場も相当蒸し暑かったようですが、ここで気になるのが人と馬の「バテ」。パドックで周回している時間は通常20~30分くらいですが、実際には「装鞍所集合時間、検量開始時間」というのが人と馬が動き出す時間です。それがレース発走の70分前。つまりパドックへ出る40分ほど前から人も馬も引き運動をしています。

 7月16日は祝日ということもあり、多くの方が熱中症で病院へ運ばれたというニュースがありました。より一層、暑さが厳しくなりそうな今後に向けて「パドック周回中に熱中症で倒れる」などという事故を未然に防ぐため、装鞍から発走までの時間短縮やミストの設置場所を増やすなど、JRAはなんらかの夏場用の処置を考えるべきだと思います。

今朝もバテ気味の馬がたくさんいましたから、人も馬も競馬で倒れてしまうようなことを防ぐ対策が必要です。
もう「想定外」なんて言葉は通用しないんですから、JRAには一刻も早い対応をしていただければと思っています。