井内利彰

競馬に携わってます

ひと安心

2009-03-04 | Weblog
直線に向いて手前を替えたのはゴール板20m前だったバンガロール。
それでもカイシュウボナンザに1馬身差はつけたわけですから、やっぱりG1で勝負になる馬です。

今後の予定は「輸送して使ってもいいことない」とNZTには向かわず、マーガレットSを使うことになりそうです。
前走の競馬を見ても器用なので、中山芝1600mでも立ち回れると思いますが、まあ無理をすることはないでしょう。

さて今朝の追い切り。
坂路はコスモベルの4F49.8秒でびっくりしました。
いくら佐藤哲騎手が跨っていたとはいえ、群を抜いた一番時計ですから。
この馬が例外だったということで、馬場差は4Fで1.2~1.5秒くらいは重たそうです。

ひょっとしたらコスモベルはこの時計で人気を背負うかも知れませんが、西園調教師いわく「1週前に速い追い切りをやって輸送のある今週は55秒くらいって話してたのが逆になった」というくらいですから、決してプラスではないと思います。
これならヘッドライナーの方が仕上げとしては好感が持てますね。

CWで目立ったのはやっぱりヒカルオオゾラ。
今週もスペラーレと併せましたが、追走して直線では少し頭の高い走りながらスピードに乗ってラスト1F11.7秒の伸び。
今回は休養明けなのでトラック追いで構いませんが、今後は坂路追いで持ち前のスピードを磨いてマンハッタンカフェ産駒の代表になって欲しいですね。

しかしこの馬よりも驚いたのはプロスアンドコンズ。
とてもこんな時計が出てるとは思ってなかったのにCWで6F80.5秒。
ラストもしっかり追われて12.1秒と本当に動きは文句ありません。

ただ「飼葉食いが細くて」ということらしいので、エンジンに見合ったガソリンが積み込まれていないのではないでしょうか。
このあたりが解消してくれば一気に素質開花しそうな気がします。