昨年(2012/01/16)アップしていたアプリについてのブログに少し加筆修正しました。
英語の部分はあまり変更ありません。
注:説明は私個人の感想です。有料のアプリも含まれます。
1)線や字を書く練習に使ったアプリ
間違いばかり指摘され、“消す行為”がつらくて書くのを嫌がる子が多いです。そういう子には、指で書かせるのがいいです。
Draw Stars!
モンテッソーリからでています。暗い空に、お星様で文字を書くことができます。書くときに、それはそれは、大変心が癒やされるような、きれいな音がします。
WhiteBoard
ほんとに、ただのホワイトボードですが、喜んで書きます。ペンは、赤、青、黒と太さを選ぶことができます。ここに書いた文字を写真で残してファイルしています。
2)アルファベットの文字(形)と音認識に使ったアプリ
文字をどうやったら覚えられるかな?
Alphabuild
文字の構成要素の組み合わせで覚えるなら、これがよかったです。漢字でも、パーツに意識させる教え方がありますね。そのアルファベット版です。ipadでは、二倍モードにして使えばいいです。
これは、形態の認知に弱さのある子(左右や形を捉えるのが難しい子)にいいと思いました。
モジルート
これは、電車や乗り物が好きな子は好きでしょう!アルファベットを、なぞると、車や汽車が走ってくれる、そういうアプリです。数字、ひらがな、カタカナ、アルファベットを設定できます。道幅も広くしたり狭くしたり調整できるので、子どもに合わせて下さい。
little patterns ABC
パターンに会わせた文字を探すという活動です。文字に集中するというよりは、クイズを解きながら文字の音と形に慣れ親しむという感じ。パターンを理解するには論理的な思考が必要ですので
小学生でも楽しんでできました。(だんだん難しくなるのでチャレンジング)
Montessori Matching Board
形態認知の弱さの訓練にもなりますので、ビジョントレーニングの練習として使いました。レベルや文字(あるいは形)は設定できますので、その子に必要なところだけのマッチング問題が作れます。これも、「クイズを解いてる」と子どもに思わせておいて実は文字の活動というアプリです。
3)文字ー音対応練習に使ったアプリ
ABC...touch
ABCを、「えい」「びー」と名前で呼ぶ練習。Touch the "A"という指示で、いくつかのアルファベットの中からAを選らんでタップすると、ほめてくれます。まだ、文字の名前からスタートの子向け。
Montessori Crosswords
かなりお世話になったアプリです。Movable Alphabetでは、文字の“音”を確認して、Simple words with 3 soundsでは、知らない単語を音だけを頼りにスペルアウトしないといけません。これをやるだけで、いままで文字にしか意識がなかった子が音を聞くように変わりました。また、フォニックスのルールも自然と感覚で(なんとなくですが)覚えるようです。
*特に素敵なのが、ご褒美画面!大人もうっとりすると思いますし、心が和みます。
Word Wizard
これもモンテッソーリです。クロスワードができるようになった子ども向けです。「聞いた音をスペルアウト」という高度な活動。面白いのは、選んだアルファベットをフォニックスのルールに当てはめてどんな単語を作っても、「読んでくれる」ところ!
例えば、iを“あい”と発音するlibraryを綴るときどうなるのかな?と思ったけどlibraくらいまでは、“りぶら~”と発音してますが、libraryと最後まで文字を並べるとちゃんと“らいぶらり~”と読みました。
ローマじチャレンジ
安心できる絵、大きめの文字、なんとなく平和を感じるイラストなど、ローマ字が苦手な子でも「これならやさしそう(自分もできそう)」と思わせる何かがあります。間違えると「くそー」といいながらもトライしたくなる何かがあるようです。
Kana Master
「外国人が日本語のひらがな/カタカナを練習するためのアプリ」のようです。でも、ローマ字の入力ができない子は、絶対にここから!!!
ローマ字を見て、正しいひらがなを4択から選ぶ、ひらがなを見て、正しいローマ字を選ぶ練習。「なぜ入力させる前に、この練習から始めなかったんだろうか・・・!」と思った。ただ、音が出ないのが残念。
4)ビジョン・トレーニングアプリ
あるんですよ~。家でトレーニングできるアプリが!大人の気分転換とかにも使えます。
ポッピーのビジョントレーニング
米国オプトメトリスト、北出勝也先生監修です。目の運動です。方向、早さ、色、タイプを選ぶことができます。子どもによっては、「上下が苦手」とか、「斜めがしんどい」など、1人1人違います。
文字は、数字、アルファベット大文字、小文字、ひらがな、カタカナ、やじるしから選択。
ユーザーを登録することができるので、生徒1人1人のスコアが残ります。「前よりもスピード上がったね」なんて。落ち着きのない子でも1分間だけの活動なので、必死でやります。
パソコン版もありますが、それだとマウスで操作。指の方がずっと早く子どもにはこっちのほうがいいと思いました。
5)その他
パズル、迷路(puzzle, maze)
文字の形態認知の弱い子には、いろんなパズルや、間違い探し、推測力の弱そうな子には、迷路も紹介しています。これはインターネットにも色々ありますし、アプリもどんどん新しいのがでてるので、探してね。わたしはDaily Jigsaw、Elements+、MazesなどDLしました。でももっとありそうなので特にオススメはありません。それに、子どものほうがずっとできました。
*英語で検索したほうがたくさん見つかります。
Let's ワニ退治
ゲームセンターのワニ退治です。ハンマーの代わりに指で叩きます。不器用な子に!と思って紹介したら、子どもたちは大喜びでした。両手の指を器用に使って叩けるのはやはり多動系で眼球運動がしっかりしている子(ビジョンソフトでかなり高得点の子)でしたよ!
Google Earth
地理や歴史が好きな子にも、そうでない子にも。これはウチの子どもと遊んでいます。グーグルで自分の家から、エジプトのピラミッドまでぎゅ~~んと飛んで、ピラミッドが見えたときは感動!マチュピチュを確認できたときも、感動!自分の好きな都市名を入れれば“飛んで”くれます。世界旅行ができた気分。世界首都巡りとか、遺跡巡りなんてテーマがあってもいいでしょうね。
しずかにタイマー
ついつい、おしゃべりをしてしまう子に、「おしゃべりせずに、○分がんばれるかな?」と目の前にアプリを置く(最初はすごく短い時間に設定する)。音に反応して番犬が目を覚まして鳴くので、鳴かさないためには静かにしなくてはいけない。音の感度は設定可能。静かに寝かせられたら、「やったー」と一緒に喜べて誉められます。(誉めたいとき、集中力を今こそ出して欲しい「ここぞ」という時に。子どもの調子の悪いときにやってはいけません。黙らせるためのものではありません。誉めるためのものですよ~~)
Teachme iPad
これで何度も繰り返し「言う」必要がなくなります。写真で手順を一度作れば、それを見せながら説明すればいいですね。英語でクッキングや、英語でなんやかんやするときに、視覚的補助ツールとして活躍します。手順は目でみたほうがわかりやすい子が多いです。
Dragon Dictation
音声認識して文字入力してくれるアプリはもっといいのが出てるかもしれませんが、ウチの教室はこれで作文させています。まず本を読み(必要なら音読します)、マインドマップで書きたいことを整理して、このアプリで口述したものを文字化し、ワープロ機能を使って細かい間違いなどを修正します。「書かなくても作文はできるのだ!」を実践するために。
(http://www.kids-app.com)子ども向けアプリを紹介するサイト。カテゴリー別にいろいろなアプリを紹介しています。
アプリは子どもの関心や様々なレベルに合わせて選べるので、これからは“何を”“どう使うか”という手腕が問われるかと思います。うまく使いこなせば、面白いでしょうね。
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