≪ハゼ≫
まだ、青い葉を付ける木が多い中、真っ赤に色付いたハゼの木です。
斜面緑地の木々の中に1本だけあります。
『木組み』
古い建物を壊してみて感心するのが巧みな木組み。
木材を「ほぞ穴」と「ほぞ」そして必要に応じクサビで止めるなどの木の組み合わせではないでしょうか?
写真は真壁の柱と柱を結んでいる「ぬき」(貫)に相当するものとクサビ(楔)です。
下の貫の右側の切り込みの相手がどのようなものか分かりませんでした。
古材を片付けているときに、大工さんに教えてもらい、相手が見つかりました。
≪締結状態≫
≪締結部分≫
繋がれた状態はわかりましたが、どのように継ぐのか良く分かりません。
大工さん曰く、「少し斜めにして滑らすように入れて、楔で留めるんだよ」と。
そのように言われても、私にはやはり理解できません。
金属のネジ、釘や締結金具が無かった時代では、木材を組み合わせるには木材を刻んで、楔で留めるしか方法がなったのでしょうが、やはりすばらしいです。
全て木材ですし、それに大変エコです。
新しい、締結方法や材料が開発され、堅固な建物が出来るのはすばらしいことですが、木組みの技術が廃れていってしまうのは残念です。