名古屋鉄道 名電各務原駅 硬券入場券

昭和60年4月に名古屋鉄道(名鉄)各務原線名電各務原駅で発行されたとされる硬券入場券です。

   


白色無地紋のB型大人・小児用券で、愛知印刷で調製されたものと思われます。

発行されたのは昭和60年4月30日の同駅での硬券入場券発売最終日とされていますが、名鉄の硬券はきっぷ趣味者を相手とする業者が大量の廃札を入手し、自前のダッチングマシーンで後から「価値の出る」日付を入れたものが相当数出回っており、この券もそれらの券とダッチングの印字のカスレ具合が似ていますので、駅で正式に発券されたものとは考えておりません。


名電各務原駅は、大正15年に名鉄各務原線の前身である各務原鉄道によって二聯隊前駅として開業し、昭和10年に名岐鉄道と合併した後に名古屋鉄道に社名変更され、昭和13年に名電各務原駅に改称されています。

改称された時の事業者名は「名古屋鉄道」ですが、名古屋鉄道の前身である名古屋電気鉄道時代の略称である「名電」が使用されているということです。

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