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富士急行 禾生駅発行 特殊補充券

今から約41年前の1980(昭和55)年5月に富士急行大月線禾生(かせい)駅で発行された特殊補充券です。


   

若草色PJRてつだう地紋の特殊補充券で、富士急行の前身である富士山麓電気鉄道時代の残券になります。


   


旧社名の上に「富士急行株式会社」というゴム印を捺印して訂正されています。

この券が設備された時期は不明ですが、国鉄において同じ様式の特殊補充券が1953(昭和28)年1月に制定され、1966(昭和41)年3月に廃止されていますので、恐らくその間に設備された券であるのではと推測されます。それが正しいと致しますと、55年~68年前に設備されていたことになります。


領収額欄を見ますと「手数料共」とありますが、昭和28年1月の改定より、普通乗車券や回数乗車券での乗越や上級変更、方向変更、経路変更を行った際に10円の手数料を収受することになったため、このような記載があります。この取扱いは昭和41年に手数料額が20円に値上げされていますが、昭和44年に廃止されています。
最近では、車内で普通列車グリーン券を購入したり、私鉄の特急で車内精算すると手数料が収受されることがありますが、乗車券の変更に於いて手数料を収受されることはないと思います。

また、通用期間欄の英文が「AVAILABLE FOR DAYS」という表記になっていますが、昭和36年5月に「GOOD FOR DAYS」という表現に改められています。

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