特別展 天空ノ鉄道物語 展示された乗車券

前回エントリーで「特別展 天空ノ鉄道物語」の来場者に配られる硬券を御紹介いたしました。
今回はここで展示されていました乗車券類の解説の内容について御紹介致しましょう。


   


1997(平成9)年7月に「〇交」新潟支店で発行された、新津から米原までの「急行きたぐに」号の急行券・B寝台券の一葉券です。乗車券のトップバッターとして展示されています。なぜこの券であったのかは謎ですが、昭和61年は1986年の間違いであり、この先の展示内容に興味(?)が湧きます。


   


展示2番目は補片2枚です。
上は国鉄民営化後のJR東日本五泉駅で発行された青色こくてつ過渡期暫定地紋の券で、下は同じくJR東日本新津駅で発行された青色JRE地紋の券になります。
こちらの説明も内容に音大があり、『国鉄時代の「62.-5.1」発行』となっており、国鉄が民営化されてJRが開業したのは昭和62年4月1日、という根本的な内容が間違ってしまっています。


   


展示3枚目は1989(平成元)年1月に新津駅改札で発行された改札補充券と、恐らく同じ頃と思われますが1月に新潟車掌区乗務員が発行した車内補充券です。
「無人駅から乗車した際に車内で発行」とありますが、改札補充券は車内で発行しませんし、車内補充券が発行されるのは無人駅から乗車した際に限られることはありません。


このように、内容には些か疑問が残る展示ではありますが、内容的には広く浅く展示されており、入場料2,500円は決して安い金額ではありませんが、充分に楽しめる内容になっています。

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