趣味で蒐集した「きっぷ」を見て考えたこと、とか…
JR直営の印刷場名は国鉄時代の印刷場名を使用します。
古紙蒐集雑記帖
JR西日本 猪谷から鼠ヶ関ゆき 片道乗車券
新年あけましておめでとうごさいます。
本年も昨年同様、御贔屓のほど、よろしくお願い申し上げます。
昨年はも隔日ながらなんとか1年間更新を続けることができました。これはひとえに皆様の暖かい御支援の賜物であります。ありがとうございました。
本年も変わらぬ御支援のほど、よろしくお願いいたします。
元旦1発目は毎年干支に因んだきっぷを御紹介いたしております。
本年は鼠(子)年になりますので、鼠(ねずみ)に因んだ駅名を考えてみました。
すると日本全国、鼠に因んだ駅名の駅は大変少なく、JR東日本の羽越本線にあります鼠ヶ関(ねずがせき)駅のみとなっています。それではと、干支を示す「子」ならばと考えてみましたが、JR北海道の宗谷本線にあります音威子府駅のみであり、鼠に関する駅名が大変少ないことに気づきました。
ならばと、今回はこのような乗車券を御紹介です。
JR西日本高山本線の猪谷駅からJR東日本羽越本線鼠ヶ関(ねずがせき)駅ゆきの片道乗車券です。指定券券売機で発行された実券を一部画像処理しています。
乗車経路は猪谷~(高山本線)~富山~(北陸新幹線)~上越妙高~(えちごトキめき鉄道)~直江津~(信越本線)~新潟~(白新線)~新発田~(羽越本線)~鼠ヶ関となり、全線営業キロ395.6km、JR運賃計算キロ388.9kmとなります。
経路の中には「トキめき」となっている通りえちごトキめき鉄道が入っている通過連絡運輸の乗車券となり、えちごトキめき鉄道妙高はねうまラインの上越妙高~直江津間10.4kmを除けば、JR区間は385.2kmとなります。
経路の途中に白新線が入っているはずですが、「新潟~(白新線)~新発田」の区間が省略されて「直江津~(信越本線)~新津~(羽越本線)~鼠ヶ関」という経路で記載されています。しかし、この経路になりますと全線営業キロが379.1km、JR営業キロ368.7km、JR運賃計算キロ372.4kmとなり、運賃は6,630円で220円安くなってしまいますので、申し込み通りの経路で発券されていることが分かります。