和歌山市駅発行 高野山ゆき連絡乗車券

2010(平成22)年3月にJR西日本紀勢本線の和歌山市駅で発行された、南海電鉄高野山駅ゆきの片道連絡乗車券です。


   


青色JRW地紋の大型軟券式の常備券となっています。乗車経路は、和歌山市~(紀勢本線)~和歌山~(和歌山線)~橋本~(南海電鉄高野線)~極楽寺~(南海鋼索線)~高野山で、連絡乗車券としては珍しい、鋼索線への連絡乗車券になります。


和歌山市駅はJR西日本と南海電鉄の共同使用駅で、南海電鉄が管理している駅となっており、この券が発売されておりました当時、同駅の出改札はJR西日本と南海電鉄の共用で、南海電鉄側でJRの乗車券が発売されていました。

しかし、2017(平成29)年に改札分離が行われ、現在ではJRの乗車券はJRにて発売されるようになっていますが、当初から同駅は無人駅の扱いで、JR職員は配置されておりません。


拙ブログ2011年12月14日エントリーの「和歌山駅発行 高野山ゆき連絡乗車券」で、国鉄時代の和歌山駅で発行された高野山ゆきの乗車券を御紹介いたしておりますが、その当時は発売日共2日間有効でありましたが、現在は当日限り有効になっています。


   


その時御紹介致しました券を再掲します。1977(昭和52)年4月に発売された券で、青色こくてつ地紋のA型一般式券で、大阪印刷場で調製されたものです。

高野山駅は全国各地から参拝客が訪れる世界遺産 “高野山"の玄関口の駅になりますので、この経路の連絡乗車券が国鉄時代より設備されているほど、それなりの需要があったものと思われます。

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