東海汽船 大島支店発行 東京山手線内ゆき連絡乗車船券

今日は7月15日、海の日です。海の日にちなんで船の話題といたしましょう。


昭和54年9月に東海汽船大島支店で発行された、国鉄線東京山手線内ゆきの連絡乗車(船)券です。


   


青色JPRてつどう地紋のA型一般式券で、山口証券印刷にて調製されたものと思われます。


乗車船経路は伊豆大島(大島港)~(大島航路)~熱海港…(バス連絡)…熱海駅~(東海道本線もしくは東海道新幹線)~東京山手線内という経路になります。熱海港から熱海駅間についてはバスもしくはタクシーによる連絡となっており、この乗車(船)券にはその部分は含まれていません。

熱海港~熱海駅間の連絡は、バスだと所要約15分・タクシーだと所要10分程度となっており、当該区間のバス運賃さえもが含まれていない連絡乗車船券は、接続の交通手段に何の保証も無く、少々無理がある連絡運輸設定と感じてしまいます。


伊豆大島(大島港)~熱海港間は船舶による運航のため「乗船券」であり、熱海駅から東京山手線内までは鉄道による運行のため「乗車券」でありますので勝手に「乗車船券」と表現させていただいていますが、恐らく正式には「乗車券」なのでしょう。

当時は内航フェリーの海運会社と国鉄との連絡運輸の例ががいくつかあり、大抵鉄道と同様式の連絡乗車券が発売されていました。

私鉄の鉄道会社が発行した連絡乗車券と何ら変わらない様式で、パッと見海運会社が発行したものとは思えませんね。

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