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【0707/04:新幹線新駅問題】地権者らが知事と2度目の面談、知事「最終責任は覚悟」

2007-07-02 01:48:09 | Weblog

栗東市の新幹線新駅問題で、滋賀県の嘉田由紀子知事は6月30日、新駅周辺の土地区画整理事業の地権者らと市役所で面談しました。新駅計画とともに同事業が事実上の凍結状態にある中、県の責任を問う地権者らに対し、嘉田知事は区画整理事業の責任は市にあるとする姿勢を崩さず「被害を最小限にする努力はしたい」と述べるにとどまりました。

地元の同市蜂屋、上鈎、下鈎甲、手原4自治会と地権者が話し合いを求め、自治会長と地権者代表13人が出席しました。両者の地元での面談は昨年9月以来2回目です。

蜂屋自治会の中井建夫会長が「区画整理は県や市に依頼されて進めてきたのに、地権者はこの間、かやの外に置かれてきた」と県の姿勢をただしました。嘉田知事は「説明が遅れたことはおわびしたい」と謝罪した上で「事業の施工主は栗東市。県は市がどうするのかを聞き、その支援はしていきたい」と、これまでの主張を繰り返しました。

責任の所在を追及する地権者に対して、嘉田知事は「最終責任は取らせていただきたい」としながらも、具体策については「予算と法律で決めるので、この場では言えない」と示しませんでした。

地権者らは、事業用地が野ざらしになっている現状や、市街化編入で生じた新たな税負担などの苦境を訴え、傍聴席では地権者ら約20人が両者のやりとりに食い入るように見守っていました。

面談後、嘉田知事は「責任の取り方はさまざまある。県が市の区画整理事業に踏み込むのは越権行為」と述べました。中井会長は「嘉田知事の回答は納得いかない。今後も会合を求めていく」と話していました。

(7月1日付け京都新聞など各紙が報道)

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007063000173&genre=A2&area=S00

http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/shiga/news/20070701ddlk25010244000c.html

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news002.htm

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