滋賀市民運動ニュース&ダイジェスト

編集:市民運動ネットワーク滋賀・事務局(TEL:FAX077-522-5415)

【1010/258:RD産廃処分場】産廃処分場問題で滋賀県の検討委が初会合

2010-10-30 23:55:06 | Weblog
【写真:有害物調査を実施する処分場内を現地視察する滋賀県の検討委員ら(栗東市・RDエンジニアリング産廃処分場)】

 栗東市のRDエンジニアリング産廃処分場で滋賀県が実施する有害物調査と環境対策工事に向け、県の検討委員会が10月30日、同市内で初会合を開いた。県側が示した調査案について、委員と周辺自治会の代表者の双方が意見を出した。検討委は、委員長に就任した樋口壮太郎・福岡大大学院教授ら廃棄物、地盤の専門家5人。年度内に終了予定の有害物調査の方法と結果への評価、調査結果をもとにした対策工事計画について助言する。

 初会合で県は、これまで未調査もしくは調査不足の区域を対象にした調査案を提示。有害物のおおよその有無を探る表層ガス調査とボーリング、試掘で段階的に範囲を絞り込むとした。

 委員からは「有害物に焦点を絞らず、塩類濃度などの指標も調べた方がいい」との意見や「地下水層に廃棄物が接したままなのは致命的。何らかの緊急対策も検討してはどうか」との提案があった。周辺自治会の代表者も「疑わしい区域は(地層を抽出する)ボーリングより、掘削によって詳細な調査をすべき」などと指摘した。

 検討委は会合前に処分場を視察。県の担当者から、元従業員から「ドラム缶を埋めた」との証言が得られた処分場西側の市道付近などの案内を受けた。

【関連ニュース番号:1010/249、10月29日;1010/236、10月28日など】

(10月30日付け京都新聞・電子版:31日付け毎日・中日の電子版なども報道)

http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20101030000155
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20101031ddlk25010287000c.html
http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20101031/CK2010103102000108.html

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