滋賀市民運動ニュース&ダイジェスト

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【1106/278:県議会動向】各会派と知事との距離感浮き彫り 滋賀県議会

2011-06-30 00:49:56 | Weblog
【写真:嘉田知事に対し、県議選中の発言について質問する自民党県議団の三浦県議(中央)】

 滋賀県議会の6月定例議会は6月29日、代表質問を行った。最大会派の自民党県議団は県議選での嘉田由紀子知事の「利権発言」を追及する一方、嘉田知事を支援する「対話の会・しがねっと」は選挙中に候補を応援した嘉田知事の姿勢を擁護した。二元代表制の議論を通して、各会派と知事との距離感が浮き彫りになった。

 自民の三浦治雄県議は4月の県議選で嘉田知事が対話の候補らの応援に入ったことを「衝撃的な出来事。二元代表制を否定している」と批判。開票日に知事が「自民の中にも利権絡みで知事と職員を動かし、鉄のトライアングルを作ってきた人がいる」と発言した真意をただし、最後には「知事は政局が好きなようだが、われわれは政策で判断させていただく」と主張した。

 嘉田知事は二元代表制を否定するものではないと説明。利権発言では「特定の個人を想定したものではない。言い過ぎた面もあり、おわび申し上げる」と正式に謝罪した。

 一方、「知事与党」として県議選を戦った「民主党・県民ネットワーク」。大井豊県議は県議選での議席減の要因を「(国政での)与党の運営のまずさが影響した」とした上で「県民のため二元代表制のもと、是々非々の立場で臨む」と宣言した。

 対話の沢田享子議員は、首長が自らが支持する議員や政党を応援することを「当然の政治的権利と解釈されている」と擁護した。

 嘉田知事は二元代表制のあり方について「緊張関係を保ちながら協力することが重要」と繰り返し、「互いに役割を果たしながら力をあわせていきたい」と述べた。

 この日はほかに、県税条例等の一部改正案が提案され、可決された。

(6月29日付け京都新聞・電子版:30日付け読売・電子版、朝日なども報道)

http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20110629000149
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20110629-OYT8T01128.htm


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