滋賀市民運動ニュース&ダイジェスト

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【0811/41:薬害肝炎問題】カサカサの肌を見て、私は「皮膚病かな」と…

2008-11-06 23:26:00 | Weblog

【毎日新聞コラム:コンパス】

 カサカサの肌を見て、私は「皮膚病かな」と思った。3年前、草津市の講演会で、薬害C型肝炎訴訟の九州原告、福田衣里子さんに初めて会った時の第一印象だ。実は肝炎治療の副作用だったのだが、当時、私は知識も乏しく、気づかなかった。若い女性が自分の肌がボロボロになるのに傷つかないわけがない。今思えば、福田さんは病気を押しても問題解決のために奔走したかったのだろう。

 被害者救済法の成立や被告企業との和解で、問題は終わったかに見える。和解の際に「薬害肝炎終結」と報じたメディアもあった。しかし、350万人とされる患者の闘病生活は現在進行形だ。知らない間に“感染させられた”病に、人生を侵される不条理。先月、恒久対策を求めて署名を集める県内の患者会を取材し、改めて、この問題を置き去りにしてはならないと感じた。【近藤希実】

【関連ニュース番号:0802/134、2月22日など】

(11月6日付け毎日新聞・電子版)

http://mainichi.jp/area/shiga/news/20081106ddlk25070598000c.html

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