信用調査会社の東京商工リサーチ滋賀支店が1月12日発表した2009年の滋賀県内企業倒産概況(負債額1千万円以上)によると、倒産件数は211件で過去最多だった08年を上回った。
件数は前年比17・2%増。負債総額は317億8200万円で同42・7%減となった。
販売不振などによる不況型倒産が80・6%を占め、前年より13・4ポイント上昇。業種別では建設が78件と最多で、サービス他41件、小売39件などの順。
同支店は「デフレで価格競争に対応する資金力の乏しい中小零細企業は厳しい。倒産の小口多発傾向が続く可能性がある」としている。
【関連ニュース番号:1001/39、1月8日】
(1月12日付け京都新聞・電子版:13日付け毎日・中日・朝日の電子版なども報道)
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2010011200219&genre=B1&area=S00
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20100113ddlk25020391000c.html
http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001001130001
【県内倒産件数が過去最多 昨年211件「小口多発化進む」】
民間信用調査会社・東京商工リサーチ滋賀支店によると、2009年の県内の企業倒産件数が211件と、統計を始めた1952年以降で過去最悪となった。負債総額は前年比42・7%減の317億円にとどまり、同社では「企業倒産の小口多発化が進んでいる」と分析している。
09年の企業倒産件数は08年の180件から31件増の211件。産業別に見ると、小売業が16件増加し39件、建設業が11件増の78件、サービス業が6件増の41件だった。デフレの進行により販売競争が激化し、資金力のない中小企業の倒産が相次いだ。
負債総額は317億円で08年の553億円から236億円減少し、過去8番目の水準だった。負債額1億円未満の倒産が昨年比32件増の164件と、全体の77・7%を占めたため負債総額が低くとどまった。
倒産原因を見ると、不況型倒産とされる「販売不振」「既往のしわ寄せ」「売掛金の回収難」の3原因の合計が80・6%で2000年以降で初めて80%を超えた。
同支店の大原光弘支店長は「昨年の特徴はデフレの進行と小口多発化。体力のある大手と中小零細企業の差が広がっており、小口倒産の多発は続くだろう」と話している。 (小西数紀)
(1月13日付け中日新聞・電子版)
http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20100113/CK2010011302000002.html
件数は前年比17・2%増。負債総額は317億8200万円で同42・7%減となった。
販売不振などによる不況型倒産が80・6%を占め、前年より13・4ポイント上昇。業種別では建設が78件と最多で、サービス他41件、小売39件などの順。
同支店は「デフレで価格競争に対応する資金力の乏しい中小零細企業は厳しい。倒産の小口多発傾向が続く可能性がある」としている。
【関連ニュース番号:1001/39、1月8日】
(1月12日付け京都新聞・電子版:13日付け毎日・中日・朝日の電子版なども報道)
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2010011200219&genre=B1&area=S00
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20100113ddlk25020391000c.html
http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001001130001
【県内倒産件数が過去最多 昨年211件「小口多発化進む」】
民間信用調査会社・東京商工リサーチ滋賀支店によると、2009年の県内の企業倒産件数が211件と、統計を始めた1952年以降で過去最悪となった。負債総額は前年比42・7%減の317億円にとどまり、同社では「企業倒産の小口多発化が進んでいる」と分析している。
09年の企業倒産件数は08年の180件から31件増の211件。産業別に見ると、小売業が16件増加し39件、建設業が11件増の78件、サービス業が6件増の41件だった。デフレの進行により販売競争が激化し、資金力のない中小企業の倒産が相次いだ。
負債総額は317億円で08年の553億円から236億円減少し、過去8番目の水準だった。負債額1億円未満の倒産が昨年比32件増の164件と、全体の77・7%を占めたため負債総額が低くとどまった。
倒産原因を見ると、不況型倒産とされる「販売不振」「既往のしわ寄せ」「売掛金の回収難」の3原因の合計が80・6%で2000年以降で初めて80%を超えた。
同支店の大原光弘支店長は「昨年の特徴はデフレの進行と小口多発化。体力のある大手と中小零細企業の差が広がっており、小口倒産の多発は続くだろう」と話している。 (小西数紀)
(1月13日付け中日新聞・電子版)
http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20100113/CK2010011302000002.html