滋賀市民運動ニュース&ダイジェスト

編集:市民運動ネットワーク滋賀・事務局(TEL:FAX077-522-5415)

【0903/128:難病患者支援】県難病連絡協が“入れ歯リサイクル”:40万円をユニセフなどに寄付

2009-03-15 23:59:27 | Weblog

 県難病連絡協議会は、日本難病・疾病団体協議会(略称JPA)に参加し、世界の恵まれない子どもたちと、難病患者運動支援のために、昨年7月から入れ歯を回収したところ、3.89キログラムにのぼり、それを業者に引き渡し貴金属を精製してもらった結果、40万7855円になった。

 このため、県難病連絡協議会は、ユニセフを通じて世界の恵まれない子どもたちに18万3535円、JPAを通じて難病患者支援に6万1178円、NPO法人県難病連絡協議会に12万2357円を配分した。

 この運動は、県から県内の歯科・口腔外科のある22の病院を紹介してもらって、8病院に入れ歯リサイクルBOXを設置した。また、11の歯科医院、二つの公的機関の協力を得たもの。

 昨年末、BOX設置後六か月間の入れ歯を回収したところ、3.89キログラムとなった。

 県難病連絡協議会では「引き続き、入れ歯リサイクル事業に取り組んでおり、不要になった入れ歯・詰め物・かぶせの金属などをお送っていただきたい」と話している。

 送り先・問い合わせは、〒520―0044 大津市京町四丁目3―28 県厚生会館別館二階 NPO法人県難病連絡協議会(TEL・FAX077―510―0703、Eメール shiga-nanren@kvd.biglode.ne.jp)まで。

(3月15日付け滋賀報知新聞・電子版)

http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0000946

【0903/127:地産地消】野洲で地産地消目指せ:農業団体など協議会を発足

2009-03-15 23:36:35 | Weblog

 滋賀県野洲市内でこのほど、生産者や消費者団体などが連携し「おいで野洲まるかじり協議会」を立ち上げた。地産地消を進め、生産者の所得アップや「環境と経済の両立」を目指す。取り組む事業として、同市発の地域通貨「すまいる」の拡大や農産物の移動販売などが検討されている。

 同市や市内の各野菜出荷組合、消費生活研究会など11団体と個人が集まり、12日に設立総会を開いた。活動は農林水産省の「農山漁村(ふるさと)地域力発掘支援モデル事業」(期限4年)に選ばれており、国庫補助(年間最大200万円)を事業費に充てる。2009年度は消費者の要望や農産物直売所の現状を調査し、事業計画を立てる。

 同市には、現金1000円で1100円分と交換できる地域通貨「すまいる」があり、利用者や加盟店が広がり地産地消の蓄積がある。事務局を務める市農林水産課は、直売所の活性化や社員食堂への食材提供なども事業案に挙げている。

 会長に決まった農園経営者の南次雄さんは「『すまいる』や、その拠点の直売所『すまいる市」などを利用しながら、次のステップアップにつなげたい」と話している。

(3月15日付け京都新聞・電子版)

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009031500023&genre=O1&area=S00

【0903/126:非正規労働者解雇】失業者に食料支援へ:東近江社協 日系外国人にも検討

2009-03-15 23:31:23 | Weblog

【写真:解雇された世帯などに支給するカップめんなどの食料(東近江市・東近江市社会福祉協議会)】

 滋賀県の東近江市社会福祉協議会は、解雇された元派遣社員らの生活を支援するため、3月16日から米やインスタントめんなどの食料を支給する緊急事業を始める。

 市民の寄付で購入した缶詰の詰め合わせやレトルトカレー、米1升などを支給する。量は、家族の人数に合わせ、一世帯が3日暮らせる分ずつとする。

 対象は、同市在住で仕事を失い、市民税が非課税程度の低所得者層。一世帯1回の支給に限定し、国籍は問わない。期間は設けず、状況を見て延長する予定。

 市社協は「不況で苦しむ人たちが生きていく助けになるよう支援したい」としている。

 また、市社協は日系ブラジル人ら外国人の学校や団体、個人を支援するため、市民から米や缶詰など食料の寄付を募っている。

 申し込みや問い合わせは、同市社協TEL0748(20)0555。

(3月15日付け京都新聞・電子版:17日付け滋賀報知・電子版も報道)

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009031500024&genre=C4&area=S00

http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0000964

【0903/125:障害者問題】講演:「きら星のように輝ける社会を」:谷さん、障害者問題で/大津

2009-03-15 23:25:14 | Weblog

 大津市真野4の市真野市民センターでこのほど、播磨中央福祉専門学院(兵庫県加西市)の教務主任、谷勇男さんが「すべての人たちがきら星のように輝ける社会を」というテーマで障害者問題について講演した。県立北大津養護学校(同市伊香立向在地町)に通う生徒の保護者やボランティアでつくるグループ「キラキラ星」が主催した。

 谷さんは1949年の身体障害者福祉法制定、79年の養護学校義務化など歴史経過に関する資料を配って講演し、現状について、「重い障害を持つほど、当たり前の生活をするのに負担が重くなるのはおかしい。福祉サービスの実態は本当に利用者本位になっているのか」と疑問を投げかけた。

 「キラキラ星」は毎週土曜午前10時~午後1時ごろ、同公民館で障害児に絵、工作、音楽などの余暇活動の場を提供している。会長の北川美晴さん(50)は「子どもたちに障害があっても同年代の仲間とかかわり、才能も伸ばせる場所を目指したい」と話している。問い合わせは北川さん(077・525・8975)。【森田真潮】

(3月15日付け毎日新聞・電子版)

http://mainichi.jp/area/shiga/news/20090315ddlk25040320000c.html


【0903/124:パレスチナ紛争】講演会:紛争被害は子どもにも:パレスチナ・ガザ地区の現状学ぶ

2009-03-15 23:19:27 | Weblog

■近江八幡 

 ◇講師招き--島小の児童ら
 近江八幡市島町の島小6年生児童が、イスラエル軍の攻撃を受けたパレスチナ自治区ガザ地区の現状を知ろうと、支援活動を続けているNGOの日本国際民間協力会(NICCO)のスタッフ、池田祥規さん(28)=京都市=を講師に招き、同校で3月12日、「ガザ地区の今は」をテーマに「子どもが開く講演会」を開いた。講演会には4年生以上の児童70人と保護者も参加した。

 講師を招いた6年生児童は、イスラエルが今年1月にガザ地区を空爆したとき、総合学習の時間で同地区の歴史を勉強していた。分からないことが多いことからインターネットで検索。NICCOのスタッフが現地で支援活動をしているのを知り、講師を依頼。ガザ地区には行っていないがミャンマーやスリランカへ支援活動に行った池田さんが講師役を引き受け実現した。

 池田さんは、NICCOスタッフがガザ地区で撮ったスライドを使いながら、イスラエルとパレスチナの歴史をたどったり、紛争で被害を受けた子どもたちの様子を語った。毛布や食料を援助された子どもたちは顔で笑っているが心では泣いていると聞かされると、児童もしんみり。講演後、児童は池田さんに「どれぐらい人が亡くなっているの」「学校が壊されたら子どもたちはどうするの」などと質問した。最後に、池田さんの薦めでガザ地区の子どもたちに平和の祈りを込めて全員で折り鶴を折り、同会のスタッフに託した。【斎藤和夫】

(3月15日付け毎日新聞・電子版)

http://mainichi.jp/area/shiga/news/20090315ddlk25040317000c.html