違法な埋め立てや土壌汚染がわかった栗東市のRDエンジニアリング社最終処分場の処理法について、周辺の住民らが3月11日、緊急対策として処分場を土で覆うこと(覆土作業)に反対する嘉田由紀子知事あての要望書を出した。
要望したのは「粘土層修復・有害物除去を求める実行委員会」(青木安司代表)。同会は覆土作業をすると、有害物除去や地下の粘土層の修復ができなくなると主張。緊急対策としての覆土作業を行わないよう求めている。また、県が約束した第三者機関について、遅くとも4月中に設置するよう求めている。
処分場の処理対策をめぐっては、廃棄物の現地処理をめざす県の案には住民側が反発。県は「住民側との協議を優先する」として、来年度予算案には覆土作業や処分場内の焼却炉の撤去などの緊急対策の費用のみを計上している。
【関連ニュース番号:0903/100、3月12日;0903/87、3月12日;0903/86、3月12日など】
(3月12日付け朝日新聞:17日付け毎日・電子版も報道)
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20090317ddlk25040451000c.html