滋賀市民運動ニュース&ダイジェスト

編集:市民運動ネットワーク滋賀・事務局(TEL:FAX077-522-5415)

【0903/106:緊急雇用対策】防災ベンチ、都市公園の機能強化:臨時職員雇い設置

2009-03-13 23:07:31 | Weblog

■防災ベンチ:普段はベンチ、災害時かまど/大津・なぎさ公園に「おくどさん」 
 大津市公園緑地協会が緊急不況対策として臨時職員を雇って実施した防災ベンチが完成し、このほど同市島の関の「なぎさ公園」に設置された。【稲生陽】

 完成したのは、約30キロの板部分を外せば、かまどになる防災ベンチ「おくどさんベンチ」。災害時に炊きだしができる。来年度以降、なぎさ公園のように災害時の避難場所となる市内の公園に順次配備していく予定だ。

 製作は来年度の予定だったが、協会が不況対策として前倒しで2月に実施。ただ、募集枠5人に対し、応募8人、採用3人にとどまった。雇用期間が2カ月間と短かったことが原因とみられる。「協会には感謝しているが、見つかる仕事は短期ばかり。もっと安定した生活をしたい」と携わった臨時職員は浮かない表情を見せた。

 臨時職員は週5日間、毎日8時間勤務で、日給6560円。1月末まで京都の自動車部品工場で働いていた足立潤子さん(33)=大津市大石=はハローワークで応募。昨年秋から会社の経営が急激に悪化し、派遣やパート社員は全員解雇された。今回は、経験のない力仕事に苦労したが、「土曜や夜もハローワークに通っていても、安定した仕事は競争率数十倍で、まず無理。仕事を選んではいられない」と話した。

(3月13日付け毎日新聞・電子版)

http://mainichi.jp/area/shiga/news/20090313ddlk25040450000c.html

【0903/105:獣害問題】シンポ:獣害の現状と対策、市民と考える/あすニコルさん招き、東近江

2009-03-13 23:01:43 | Weblog

 増え続けるニホンジカによる獣害の現状と対策について市民とともに考えようと、東近江市野生動物保護管理対策協議会が作家で環境保護活動家のC・W・ニコルさんらを招き3月14日、同市の愛東公民館愛東文化センターで獣害対策シンポ「えらいこっちゃぞ!ニホンジカ」を開く。ニコルさんが対策の一つとしてシカ肉食のすすめについて講演する。

 ニホンジカは、04年度の調査によると県内に2万6500頭だが、捕獲が追いつかず、増え過ぎたシカが山から平野部に降りてきて被害を増やしている。このままでは12年には14万頭になるという。市は、シカにGPS発信器を装着して行動域調査や里山整備ですみ分け緩衝帯を整備するなどして対策に乗り出している。

 シンポでは、市の取り組みについて発表後、ニコルさんが日本の森林におけるニホンジカの現状とシカ肉の有効利用について講演。ニコルさんと食生活ジャーナリスト、岸朝子さんによるパネルディスカッションもある。

 シンポは同日午後1時半から。午後4時10分からニホンジカの解体実演。入場無料。問い合わせは東近江市農林水産課(0748・24・5660)。【斎藤和夫】

(3月13日付け毎日新聞・電子版)

http://mainichi.jp/area/shiga/news/20090313ddlk25040467000c.html


【0903/104:近江八幡・安土合併問題】毎日新聞コラム「コンパス」

2009-03-13 22:54:45 | Weblog

 安土町の住民団体が先月末、隣の近江八幡市との合併の是非を問う住民投票条例の制定を求め、有権者の42%、4199人分の署名を町選管に提出した。有権者の2%以上の署名があれば、住民が作った条例案を町長が議会に提案しなければない。

 津村孝司町長は2年前の町長選で合併反対候補を破り「選挙で民意を得た」として、条例制定に反対し、合併準備を進めている。だから、条例案は提出するものの反対意見を付け、町議会での否決を見込んでいる。住民団体もそれを承知。問題はその後だ。

 同様のケースが03~04年、日野町でもあった。住民らが2回、条例制定を求めたが、いずれも否決され、最後は町長のリコールに発展。町長は辞職し、反対派リーダーが町長になった。安土町の今後は予測できない。ただ、町が対応を誤ると、二の舞になる恐れはある。当面、安土町から目が離せない。【斎藤和夫】

【関連ニュース番号:0902/250、2月28日など】

(3月13日付け毎日新聞・電子版)

http://mainichi.jp/area/shiga/news/20090313ddlk25070491000c.html


【0903/103:外来魚問題】外来魚防除モデル事業調査検討会

2009-03-13 00:31:42 | Weblog

 琵琶湖などに生息するオオクチバスやブルーギルなど、外来魚の防除モデル事業についての調査検討会が大津市で3月11日開かれ、今年度の調査結果などの報告を行ないました。

 近畿地方環境事務所が平成17年から実施している琵琶湖のオオクチバスなどの防除モデル事業調査は、6人の委員や国土交通省や県などの関係機関職員が参加し調査検討を行っています。検討会ではまず、湖北町の琵琶湖の湖岸沿いに位置する野田沼において、今年2月に実施された魚類の生息調査の結果が発表されました。

 野田沼では、モデル事業としてオオクチバスやブルーギルの繁殖の抑制を目的に成魚・稚魚・卵の3段階に分けて、駆除を実施しその結果オオクチバスやブルーギルなど外来魚は減少し、イチモンジタナゴやシロヒレタビラといった希少タナゴ類が捕獲されたということです。しかし委員からは、「希少タナゴ類が野田沼で繁殖している可能性は低く、在来種が完全に戻ってきたとは言い難い」と慎重な意見も出されていました。

(3月11日、びわ湖放送・電子版)

http://www.bbc-tv.co.jp/houdou/news/news_week_detile.php?no=13932



【0903/102:県警動向】「高齢者を守る運動」推進会議

2009-03-13 00:27:19 | Weblog

 高齢者の関わる交通事故を減少させようと、県内のトラック協会やタクシー協会を対象にした高齢者を守る推進会議が3月10日、滋賀県警察本部で開かれました。

 この「高齢者を守る運動」推進会議は車を運転するドライバーに高齢者の身体的特徴などを理解してもらうことによって、高齢者が関わる交通事故を減少させていこうと、県警交通企画課が今回初めて開いたものです。10日午後、大津市にある滋賀県警本部で開かれた会議には警察や県タクシー協会、また自動車教習所の関係者など約10人が参加しました。

 会議では、白内障を体験できる眼鏡を使った高齢者の視界を再現する実験や反射材の効果を確認する実験などが行われ、参加者らが実験を通して、高齢者の特性についての理解を深めていました。県警によりますと、平成20年の県内における交通事故の死亡者は79人で、このうち高齢者の死亡者は34人と全体の43%を占めており、県警では「高齢者でだけではなく、ドライバーにも高齢者が関わる事故の実態を知ってもらうことによって、高齢者の交通事故死亡者数を減らしていきたい」としています。

(3月11日付けびわ湖放送・電子版)

http://www.bbc-tv.co.jp/houdou/news/news_week_detile.php?no=13931