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徒然なるままに…建築家のボヤキ。。。

I・N設計スタジオ ブログ

建築家の流儀-2

2023-12-20 07:56:03 | 建築家との家づくりの流れ
 ファーストプレゼンが上手くいき、クライアントに案を気に入ってもらえると次のステップに移行します。

 気に入ってもらえなかった場合はそこでご縁がなくなることも多々。

 

 気に入ってもらったとしても、再度違う案を提案して欲しいと要求されることもしばしばです。

 今まで再提案は片手ぐらいの数はありました…。私の場合、ここまでは費用の発生は無し。(本当は欲しいんですが…。)

 さて、提案内容をベースに、クライアントの要望細部を聞きながら修正を加えていく作業が次のステップとなります。ここからが基本設計と呼ばれる作業段階。

 基本設計では計画のアウトラインを固めていく作業となるが、実はその時々でこの段階で設計契約をする場合としない場合があります。

 この作業(基本設計)に入る段階で設計契約をしてもらえることが理想です。

 というのも、基本設計に入ると他のセクション(構造、電気設備、機械設備)との打合せが入ってくるので費用がかさんで行くのです。

 その為、基本設計に入る段階で設計契約をしたいのだが、クライアントの都合としてもそうも行かない場合もあるのでその辺りは協議になります。

 されど、基本設計が終わるまでは契約を交わしてもらうことにしています。

 基本設計は計画のアウトラインを決める段階と話をした。計画のアウトラインとは何か?例を上げれば、平面(間取り)の決定、外観デザイン、使用材料、冷暖房システム等の方針決定がこれにあたります。

 この基本設計、概ね2ヶ月ぐらいだろうか…。

 依頼を受けて提案(ファーストプレゼン)まで約1ヶ月、基本設計で2ヶ月。

 設計を依頼してからここまで3ヶ月の期間を費やして基本設計が終了します。

 そして次のステップとして実施設計(詳細設計)に入って行くのです…。

 ~つづく~
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建築家の流儀-1

2023-12-13 07:57:47 | 建築家との家づくりの流れ
 以前このブログで綴った「建築家の流儀」「再・建築家の流儀」を再度UPしてみようと思います。

 家づくりを考えている方必見です。参考にして下さい。



 我々建築家の仕事ぶり、やり方を少し紹介してみようと思う。

 

 そもそも建築家はハウスメーカーや工務店のように営業担当者がいる訳ではない。であるから、自分で設計をし営業もするそんなスタンス。

 時には自分の設計した住宅や建築が営業マンの役割を担ったりする場合もある。

 その住宅や建築を見た人達が、誰が設計したのだろうと調べて我々にアプローチしてくる場合がそれにあたる。

 設計事務所の門を叩く人は、口コミ・紹介や実際の建築を見てという人がほとんどであろう。

 そんな状況で知り合ったクライアント候補の方と最初に行うのはヒアリング。敷地の場所、敷地特性、要望事項や、そして雑談。様々な会話の中から設計に関するヒント、キーワードを探していくのである。

 私は大体ヒアリングは2時間ぐらいだろうか。1日かけてこのヒアリングを行う建築家もいる。

 そんなヒントやキーワードを携えて敷地調査を行う。敷地からは色んな条件を吸収。敷地の大きさ、形状、方位、周辺環境、道路状況、電気・ガス・給排水のインフラ情報…。

 ヒアリングと敷地からのヒント、キーワードを集めて設計・提案はスタートする。

 ファーストプレゼンまでの期間は様々だが、私の場合、2~3週間といったところ。そしてクライアントとのファーストプレゼン。

 このファーストプレゼンで、クライアントの気持ちを鷲掴みにする提案ができなかったら、私の負けである…。


 ~つづく~ 
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ライフプランニングの大切さを痛感…

2021-10-27 08:25:19 | 建築家との家づくりの流れ
 昨年からオファーを受けていた某住宅案件。

 設計に入る前に資金計画をキチンと練った方が良いと、ライフプランニングを進めたのがちょうど昨年の今頃だった。

 それから冬の数か月間、ライフプランナーと共に資金計画を立て、目標予算が決まり設計を開始したのが今年の5月。

 

 順調に設計作業自体は進んでいったが、世の中にウッドショックと呼ばれる木材の高騰状況が渦巻いていた…。

 8月に基本設計が終了した時点で概算見積を算出すると、世の中の状況が反映された概算見積金額は予算より2割のオーバー。

 仕様を下げられるところは下げて行ったが、それでも2割オーバーの穴は埋められそうもない。

 実施設計の終盤である先日、設計最終打合せ時にライフプランナーを呼び、再度資金計画を練った。

 増資してもローンを返していくのに無理のない返済計画ができるのか…。その増資のラインはいくらなのか。

 クライアントと私の思いはその一点だった。

 ライフプランナーの回答はイエス。思っていた額の増資をしても余裕を持って返済ができると言う。

 クライアントと胸をなで下ろしたが、喜ぶのはまだ早い。

 あくまでも目標金額が定まり、手の届きそうな資金計画になっただけのこと。勝負はこれから見積の結果次第である。

 ライフプランニングの大切さを痛感しながら、先日見積依頼をかけた。その結果は1か月後に提出される。

 期待と不安が入り混じる1か月となりそうだ…。
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フーデライト庄内増築工事現場日記201105~基礎工事

2020-11-18 08:35:52 | 建築家との家づくりの流れ
 基礎工事が始まったフーデライト庄内増築工事。

 掘削を始めて数日後に、地鎮祭時の鎮め物を重機を使って埋めることになった。

 

 いつも鎮め物を埋める時には施工会社に任せていたが、今回はクライアントとの定例会議と日程が一致したため立ち会うことに。

 この仕事をしていて初めての体験である。

 地鎮祭で住職から縦にして埋めるようにとアドバイスがあり、言葉通り重機で掘り進める。これが意外に深く掘らないと納まらない。

 

 基礎屋さんが鎮め物をセットし、クライアントが五穀を撒き清める。

 

 基礎屋さんが鎮め物を埋めるならと、気を使って山砂を持ってきてくれた。丁寧に埋めて完了。

 ホンの数分の出来事であったが、自身の心も清められた感じがした。

 これで一連の地鎮祭での作業は終了。あとは工事の安全と無事完成を祈るばかりである。

 これから冬に向かうが、大雪にならない冬を祈るばかり。来年の雪解け時にはフーデライト庄内増築工事が完了予定である。
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フーデライト庄内増築工事現場日記201014~地鎮祭

2020-10-21 08:28:09 | 建築家との家づくりの流れ
 先週「フーデライト庄内増築工事」の地鎮祭が執り行われた。オーナーの自宅に事務所を増築する計画。

 当初から自宅+事務所という枠組みで計画を開始していた。

 

 基本設計が終わった時点で、一期工事を自宅部分、二期工事を事務所部分というように工期を二つに分けることとした。

 今年の2月に自宅部分が完成し、その後事務所増築の実施設計に入り、今こうして二期工事の地鎮祭となった訳だ。

 本体増築の前に、既存倉庫を先月中に解体し敷地内はきれいに更地となっている。

 一期工事もお寺さんからの仏式地鎮祭だったが、今回も同様に仏式地鎮祭。

 

 約一年前に仏式地鎮祭を行っているが、人間の記憶というものは不確かなものだ。

 オーナーも私も工事業者も、「あれはどうしたんだっけ?」とうろ覚えの数々…。

 オーナーに言わせると…お寺の住職もうろ覚えの部分がけっこあったとか…。

 

 さて、地鎮祭は住職のリズミカルなラップ調のお経の基に無事終了。

 オーナーの新規事業とも相まって、新事務所の着工となった。完成予定は来年3月。

 新規事業とともに新しい歩みを始める新事務所。期待に胸を躍らせているのは設計者だけではない。

 
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