面倒なバイク論

2021-05-03 22:33:35 | バイク:モーターサイクル

  曇り後晴れ。雨は朝方で上がり、後はずっと晴れていた。ただ、風が物凄く強く、体感温度はかなり低めだった。

 雨天じゃなかったの? 当初の予報では連休中はずっと雨天予報でしたが、今日も晴れました。ただ、風が強くて寒いのでバイクも自転車も休止し、仕事に行きました。電話も鳴らず、来客もない静かな休日出勤は仕事がはかどっていいです。

 なぜ面倒なバイクに乗ってるの? などと問われる場面があります。なぜかって面倒なくらいが面白いから(笑)。思えば、買うバイク買うバイク、闇雲にスロットルを開くだけで走るバイクに乗った試しがありません。一番最初に乗ったのは、ホンダのAPE50(エイプ50)で、このバイクはバッテリーレスな上に小排気量なので発電量に乏しく、信号待ちでエンスト、という場面もしばしばありました。だから常にほんの僅かばかりスロットルを開けておく、というのが日常でした。次に普通二輪免許を取得し、SR400を購入した訳ですが、ご存知の通り、このバイクはキックのみ。しかもただ闇雲スロットルを開いても走ってくれません。微妙に乗るのに技術が必要なバイクで、調整がうまく行っていないと、エンジンが全くかからなくなったりもしました。それでバルブクリアランス調整とキャブ調整を覚えた訳です。ドリーム50もキャブが不調なのか停車しているとエンストしたりしますので、停車時はスロットルを少しだけ開きつつ、フロントブレーキをかけたりしています。スロットルとブレーキレバーを同時操作し、更に同時にクラッチ握ってギアを入れたりします。

 

 (ビミョ〜なスロットル操作が要求されている? ドリーム50。当然、セルモーターはありませんのでキックです)

 そして今のメイン車両、トライアンフTR6SS。あの勝手に走って行きたがるエンジンが面白く、五千回転とか普通に使っていたせいかついに昨年オルタネーターが壊れました。御年六十歳にならんとするバイクなのですから、労らねばならなかった訳です。レースやってるんじゃないのですから、五千回転なんて通常は使わない領域(面白いんですがね)。スロットルは一ミリ単位で操作すること。故障して修理が完了してから、乗り方を改めました。一気に高回転まで回すのではなく、じわ〜〜〜とスロットルを開けてゆくイメージ。これですと無理はかかりませんし、長い直線だと気がつけば四千回転とか回っていたりしています。ス〜〜〜〜〜〜っと開けて行けば、ズオォォォォ〜〜〜〜〜ときちんと応えてくれる訳です。しかもその加速感がたまらない。ここが現代バイクとはまるで違い面白い部分で、現代バイクは言ってしまえばただスロットルを開いたり閉じたり適当に操作しても、現代の高度なテクノロジーがアシストしてくれているだけ。ま、それはそれで欲しい時に欲しいだけのパワーが出る、という面白さはあるんでしょうけど、私は人馬一体というか、そういう感覚寄りなだけです。Mなだけかも。

 

 (バイクの王道。ミリ単位のスロットル操作の先にこそ真の楽しさがありました。キックが重いので大変です=足を鍛えています)

 とにもかくにも教習所以外、つい最近までは手間暇かかり、乗るのも面倒だったりするバイクにしか乗ったことがありませんでした。最近、ついに現代の文明の利器、ハイテク技術の結晶たるバイクに乗りました。スーパーカブ。なんと、セルモーターが搭載されている上に、適当な操作でも普通に走ります。キックもどんなにヘボキックしても一発起動。なんて素晴らしいんだ(笑)。ただ、これを大きくしたようなバイクには乗る気はありません。この先も乗らないでしょう。

 どうしてこんな話になったかと申しますと、「なんでそんなめんどくさいバイクに乗ってるの!」などと言われたから。つい持論を展開しちゃいました。

 実はもっと面倒なバイクに魅力を感じていたりします。今一番欲しいバイク「サンビーム model7」。

 今日、仕事したおかげで連休明けは随分楽になります。明日はドリーム50のオイル交換へ行く予定で、他にも色々と家での作業を実施します。今日は仕事で疲れました



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