2013-03-11 23:53:18 | Weblog

  雪後曇り。

 新聞でもテレビでもラジオでもやっているが、東日本大震災から二年が経過した。恐るべき忘れっぽさで、「風化」などという言葉が当たり前のように使われているが、ぜんぜん「風化」なんてしていない。今日はNHKでなぜ復興が進まないのかを見ていたが、被災者間でも対立が起こっているらしい。あんな調子では進まないのも頷けるし、せっかく集まった資金も、いつの間にか群がる寄生虫どもに食い潰されているなんてことにもなりかねない。議論を戦わすというが、あの調子を見ているとやたら団体ばかり増えてまとまる話もまとまらないと思う。話し合いとはまず他方の意見を聞くことから始まるのだ。

 いっそのこと、スーパービルディングを建設すればいい。全ての機能を集約した、小都市。変な争いの場面を見てしまって何だか冷めたような気にさせられるが、他の地区はどうなのだろう。

 NHKでは「被災地からの声」という番組をやっていて、あれが朝の時間帯に放送されている内はまだ良かったが、その後番組時間が変更となった途端、急激にいわゆる「風化」が促進したような気がする。民放なんて完全に忘れ去って馬鹿騒ぎ番組ばかりになってしまったし、たまにニュースになるのも結局は金の話ばかり。異様な風景である。


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